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公開番号2025168232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025028427
出願日2025-02-25
発明の名称半導体装置
出願人サンケン電気株式会社
代理人
主分類H10D 30/47 20250101AFI20251030BHJP()
要約【課題】スイッチング速度が向上したPSJ構造を備えたHEMTを得る。
【解決手段】第1窒化物半導体層12と、第1窒化物半導体層12のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2窒化物半導体層13と、第2窒化物半導体層13のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第3窒化物半導体層14と、を具備し、ドレイン電極22及びソース電極21は第3窒化物半導体層14と直接接しておらず、第1窒化物半導体層12上に形成され、ゲート電極24はドレイン電極11とソース電極21の間において、第3窒化物半導体層14に形成され、ゲート電極24とドレイン電極22の間において、第3窒化物半導体層14の上に局所的に形成された補助電極25を具備
する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の主電極と第2の主電極との間に流れる電流が制御電極の電位で制御される半導体装置であって、
第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に設けられ前記第1窒化物半導体層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層の上面の一部に設けられ前記第2窒化物半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第3窒化物半導体層と、
を具備し、
前記第1の主電極及び前記第2の主電極は前記第3窒化物半導体層と直接接しておらず、前記第1窒化物半導体層上に形成され、
前記制御電極は、前記第1の主電極と前記第2の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層上に形成され、
前記制御電極と前記第1の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層の上に局所的に形成された補助電極を具備することを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
第1の主電極と第2の主電極との間に流れる電流が制御電極の電位で制御される半導体装置であって、
第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に設けられ前記第1窒化物半導体層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層の上面の一部に設けられ前記第2窒化物半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第3窒化物半導体層と、
を具備し、
前記第1の主電極及び前記第2の主電極は前記第3窒化物半導体層と直接接しておらず、前記第1窒化物半導体層上に形成され、
前記制御電極は、前記第1の主電極と前記第2の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層上に形成され、
前記制御電極と前記第1の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層の上にp型の第4窒化物半導体層を間に介して局所的に形成された補助電極を具備することを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
前記補助電極と前記制御電極とが接続されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の主電極には前記第2の主電極よりも正側の電位が印加され、
前記電流をオフした状態において、前記補助電極には、前記制御電極の電位よりも大きく前記第1主電極の電位未満の電位が印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第3窒化物半導体層と前記第1の主電極の間の前記第2窒化物半導体層上において、絶縁層を介してフィールドプレート電極を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記フィールドプレート電極と前記補助電極が接続されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
平面視において、前記第1の主電極から前記第2の主電極に向かう第1の方向に垂直な第2の方向において、前記補助電極は分散されて複数配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体のヘテロ接合を用いた半導体装置の構造に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
窒化物半導体(GaNやその混晶半導体)のヘテロ接合を用いた半導体装置として、例えばHEMT(High Electron Mobility Transistor)が知られている。このような半導体装置には、オフ時におけるソース・ドレイン間の耐圧が要求される。また、窒化物半導体を用いたHEMTにおける問題点として電流コラプス現象が知られているが、電流コラプス現象を低減するためにはドレイン・ゲート間の局所的な電界集中を緩和させることが有効であるといわれている。
【0003】
窒化物半導体を用いたHEMT構造の一例として、例えば特許文献1に記載されたようなPSJ(Polarization Super Junction:分極超接合)構造がある。図8(a)は、PSJ構造を備えたGaN-HEMTの構造を簡略化して示す断面図であり、図8(b)はこれに対応してその動作原理を示す図である。図8(a)に示された半導体装置9においては、例えばサファイアで構成された基板11上に、例えばノンドープのGaNで構成された窒化物半導体層(第1窒化物半導体層12)がエピタキシャル成長で形成される。第1窒化物半導体層12の上には、第1窒化物半導体層12(GaN)よりもバンドギャップの広いノンドープのAlGaN(正確にはAl
1-x
Ga

N:0<x<1)で構成された窒化物半導体層(第2窒化物半導体層13)が形成されている。
【0004】
第2窒化物半導体層13の上には、第1窒化物半導体層12と同様のノンドープのGaNで構成された窒化物半導体層(第3窒化物半導体層14)が形成されている。ここで、第2窒化物半導体層13の左右両側、かつ第1窒化物半導体層12上にはそれぞれソース電極(第2の主電極)21、ドレイン電極(第1の主電極)22が接続されている。第3窒化物半導体層14は、第2窒化物半導体層13の上に局所的に形成され、第3窒化物半導体層14とソース電極21、ドレイン電極22との間にはシリコン酸化膜で構成された絶縁層23が設けられる。また、第3窒化物半導体層14におけるソース電極21側の上には、p型のGaN(p-GaN)で構成された窒化物半導体層(導電性窒化物半導体層15)を介して、ゲート電極(制御電極)24が形成されている。導電性窒化物半導体層15は、ゲート電極24と第3窒化物半導体層14との間で良好なpn接合を形成するために設けられ、これによって、ゲート電極24直下のチャネルのオン・オフの制御が容易となる。
【0005】
この構造において、第1窒化物半導体層12、第2窒化物半導体層13、第3窒化物半導体層14からなるヘテロ構造(分極超接合部)においては、図8(b)に示されるように、ピエゾ効果による自発分極によって、第1窒化物半導体層12と第2窒化物半導体層13との界面近傍の第1窒化物半導体層12内に、電子Eが平面状に蓄積された2次元電子ガスが形成されると共に、第2窒化物半導体層13と第3窒化物半導体層14との界面近傍の第3窒化物半導体層14内に、ホールHが平面状に蓄積された2次元ホールガスがそれぞれ形成される。上記の構造においては、オン状態においては、ソース電極21とドレイン電極22の間は2次元電子ガスのチャネルで接続され、電流が流れる。一方、上側の2次元ホールガスはソース電極21、ドレイン電極22とは接続されない。
【0006】
ゲート電極24を負電位とすることによって、ゲート電極24直下の2次元電子ガスは消滅し、半導体装置9はオフ状態となる。ターンオフにおいて、2次元電子ガスを構成する電子Eがドレイン電極22側に移動し、2次元ホールガスを構成するホールHがゲート電極24へと移動する。これにより、ゲート電極24からドレイン電極22方向への第3窒化物半導体層14内における電界強度が略均一化され、ゲート電極24直下等で局所的に電界強度が高まることが低減される。これによってこの半導体装置9の耐圧を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-123161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
耐圧の側面から考慮すると、PSJ構造はドレイン電極22の近くまで形成することが望ましい。しかし、図8(b)のようなPSJ構造を用いた半導体装置のターンオフ時において、2次元ホールガスのホールHはゲート電極24へと移動するがホールHの移動度(速度に対応)は電子Eの移動度の1/4程度と小さい。ゲート電極24にオフ信号を印加しても、ドレイン電極22側に存在したホールHがゲート電極24へ到達する移動時間は比較的長くなってしまい、PSJ構造のHEMTのスイッチング速度を高めることは困難であった。
【0009】
本開示は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本開示は、第1の主電極と第2の主電極との間に流れる電流が制御電極の電位で制御される半導体装置であって、第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層上に設けられ前記第1窒化物半導体層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、前記第2窒化物半導体層の上面の一部に設けられ前記第2窒化物半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第3窒化物半導体層と、を具備し、前記第1の主電極及び前記第2の主電極は前記第3窒化物半導体層と直接接しておらず、前記第1窒化物半導体層上に形成され、前記制御電極は、前記第1の主電極と前記第2の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層上に形成され、前記制御電極と前記第1の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層の上に局所的に形成された補助電極を具備する。
本開示は、第1の主電極と第2の主電極との間に流れる電流が制御電極の電位で制御される半導体装置であって、第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層上に設けられ前記第1窒化物半導体層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、前記第2窒化物半導体層の上面の一部に設けられ前記第2窒化物半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第3窒化物半導体層と、を具備し、前記第1の主電極及び前記第2の主電極は前記第3窒化物半導体層と直接接しておらず、前記第1窒化物半導体層上に形成され、前記制御電極は、前記第1の主電極と前記第2の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層上に形成され、前記制御電極と前記第1の主電極の間において、前記第3窒化物半導体層の上にp型の第4窒化物半導体層を間に介して局所的に形成された補助電極を具備する。
前記補助電極と前記制御電極とが接続されていてもよい。
前記第1の主電極には前記第2の主電極よりも正側の電位が印加され、前記電流をオフした状態において、前記補助電極には、前記制御電極の電位よりも大きく前記第1主電極の電位未満の電位が印加されていてもよい。
前記第3窒化物半導体層と前記第1の主電極の間の前記第2窒化物半導体層上において、絶縁層を介してフィールドプレート電極を具備してもよい。
前記フィールドプレート電極と前記補助電極が接続されていてもよい。
平面視において、前記第1の主電極から前記第2の主電極に向かう第1の方向に垂直な第2の方向において、前記補助電極は分散されて複数配置されていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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