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公開番号
2025163656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-29
出願番号
2024202528
出願日
2024-11-20
発明の名称
発光装置
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H10H
20/857 20250101AFI20251022BHJP()
要約
【課題】迷光を低減する発光装置を提供する。
【解決手段】第1基板10の第1上面に配置される複数の発光素子20、20aと、第1基板を配置する第2基板と、第1配線部12と第2配線部32と、を電気的に接続するワイヤ40と、第1基板の第1上面に配置される第1堰き止め構造体50とその外側に配置され、かつ、ワイヤ、第1配線部及び第2配線部を被覆する遮光性の絶縁部材60であって、第1堰き止め構造体に達する内端部を有する絶縁部材と、を備え、第1基板、複数の発光素子のうち最も外側の発光素子、第1堰き止め構造体、及び絶縁部材を通る一断面において、内端部を通る第1上面に垂直な直線と、外側の発光素子の外端部を通る第1上面に垂直な直線との第1距離A、絶縁部材の頂部と、第1基板の第1上面と、の高さ方向における第2距離Bに対して、下記式(1)を満たす。
0.1×B≦A≦B・・・(1)
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1上面を有する第1基板と、
前記第1基板の前記第1上面に配置される複数の発光素子と、
第2上面を有し、前記第2上面に前記第1基板を配置する第2基板と、
前記第1基板の前記第1上面において前記複数の発光素子の外側に配置される第1配線部と、前記第2基板の前記第2上面に配置される第2配線部と、を電気的に接続するワイヤと、
前記第1基板の前記第1上面に配置され、かつ、前記複数の発光素子を囲んで配置される第1堰き止め構造体と、
上面視において、前記第1堰き止め構造体の外側に配置され、かつ、前記ワイヤ、前記第1配線部及び前記第2配線部を被覆する遮光性の絶縁部材であって、前記第1堰き止め構造体に達する内端部を有する前記絶縁部材と、を備え、
少なくとも、前記第1基板、前記複数の発光素子のうち最も外側の発光素子、前記第1堰き止め構造体、及び前記絶縁部材を通る一断面において、
前記内端部を通る前記第1上面に垂直な直線と、前記外側の発光素子の外端部を通る前記第1上面に垂直な直線と、の距離を第1距離Aとし、
前記絶縁部材の頂部と、前記第1基板の前記第1上面と、の高さ方向における距離を、第2距離Bとするとき、
前記第1距離A及び前記第2距離Bは、下記式(1)を満たす、
発光装置。
0.1×B≦A≦B ・・・(1)
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1距離Aは、50μm以上490μm以下であり、
前記第2距離Bは、280μm以上620μm以下である、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記一断面において、
前記内端部及び前記絶縁部材の前記頂部を結ぶ直線と、前記絶縁部材の表面の前記内端部と前記頂部との間の領域と、の前記直線と垂直な方向における最長距離を第3距離Cとするとき、
前記第2距離B及び前記第3距離Cは、下記式(2)を満たす、
請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
0.1×B≦C≦0.3×B ・・・(2)
【請求項4】
前記第3距離Cは、30μm以上160μm以下である、
請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記ワイヤの頂部と、前記第1基板の前記第1上面と、の高さ方向における距離を、第4距離Dとするとき、
前記第2距離B及び前記第4距離Dは、下記式(3)を満たす、
請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
1.5×D≦B≦3.0×D・・・(3)
【請求項6】
前記第1堰き止め構造体は、前記第1基板の前記第1上面から上方に突出する枠状の構造体である、
請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
【請求項7】
前記第1堰き止め構造体は、透光性の部材であり、
前記内端部は、高さ方向において前記発光素子の上面より上方にあり、
前記絶縁部材は、前記一断面において、前記内端部から前記第1基板の前記第1上面に至る凹部を有する、
請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記複数の発光素子上に配置される蛍光体層をさらに含み、
前記蛍光体層の高さは、28μm以下である、
請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
【請求項9】
前記蛍光体層は、下記式(I)で表される組成を有する希土類アルミン酸塩蛍光体を含む、
請求項8に記載の発光装置。
Y
(3-y)
Al
(5-x)
Ga
x
O
12
:Ce
y
・・・(I)
(式(I)中のx及びyは、それぞれ0.00<x≦3.00、0.015≦y≦0.20を満たす数である。)
【請求項10】
前記蛍光体層は、樹脂部と、前記希土類アルミン酸塩蛍光体と、を含み、
前記樹脂部を100質量部としたときに、前記希土類アルミン酸塩蛍光体を含む蛍光体の量が100質量部以上150質量部以下であり、
前記希土類アルミン酸塩蛍光体の平均粒径は、1μm以上5μm以下である、
請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、サブマウント基板と、サブマウント基板に搭載された1以上の発光素子と、サブマウント基板上の回路パターンと発光素子の電極とを接続するボンディングワイヤーと、ボンディングワイヤーを包含するようにボンディングワイヤーの周囲に配置された保護樹脂と、を有する発光装置が開示されている。上記発光装置においては、保護樹脂として遮光性の絶縁部材を配置すると、発光素子からの光が絶縁部材で反射され、それに伴う迷光が出射され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-212301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、迷光を低減する発光装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態に係る発光装置は、第1上面を有する第1基板と、前記第1基板の前記第1上面に配置される複数の発光素子と、第2上面を有し、前記第2上面に前記第1基板を配置する第2基板と、前記第1基板の前記第1上面において前記複数の発光素子の外側に配置される第1配線部と、前記第2基板の前記第2上面に配置される第2配線部と、を電気的に接続するワイヤと、前記第1基板の前記第1上面に配置され、かつ、上面視において前記複数の発光素子を囲んで配置される第1堰き止め構造体と、上面視において、前記第1堰き止め構造体の外側に配置され、かつ、前記ワイヤ、前記第1配線部及び前記第2配線部を被覆する遮光性の絶縁部材であって、前記第1堰き止め構造体に達する内端部を有する前記絶縁部材と、を備え、少なくとも、前記第1基板、前記複数の発光素子のうち最も外側の発光素子、前記第1堰き止め構造体、及び前記絶縁部材を通る一断面において、前記内端部を通る前記第1上面に垂直な直線と、前記外側の発光素子の外端部を通る前記第1上面に垂直な直線と、の距離を第1距離Aとし、前記絶縁部材の頂部と、前記第1基板の前記第1上面と、の高さ方向における距離を、第2距離Bとするとき、前記第1距離A及び前記第2距離Bは、下記式(1)を満たす。
0.1×B≦A≦B ・・・(1)
【発明の効果】
【0006】
本開示の一実施形態によれば、迷光を低減する発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る発光装置の上面を模式的に示す上面図である。
図1に示すII-II線で切断した、実施形態に係る発光装置の一部の断面を模式的に示す一部断面図である。
実験例4から実験例8及び比較例1に関する、発光素子の外端部より外側における発光強度分布を示すグラフである。
第1距離と増加領域の光の相対発光強度との関係を示すグラフである。
第3距離と増加領域の光の相対発光強度との関係を示すグラフである。
実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための、YZ平面に沿って切断した断面の一部を模式的に示す一部断面図である。
実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための、YZ平面に沿って切断した断面の一部を模式的に示す一部断面図である。
実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための、YZ平面に沿って切断した断面の一部を模式的に示す一部断面図である。
実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための、YZ平面に沿って切断した断面の一部を模式的に示す一部断面図である。
実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための、YZ平面に沿って切断した断面の一部を模式的に示す一部断面図である。
実施形態の変形例1に係る発光装置の上面を模式的に示す上面図である。
図11に示すXII-XII線で切断した、実施形態の変形例1に係る発光装置の一部の断面を模式的に示す一部断面図である。
実施形態の変形例2に係る発光装置の上面を模式的に示す上面図である。
図13に示すXIV-XIV線で切断した、実施形態の変形例2に係る発光装置の一部の断面を模式的に示す一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る発光装置を詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、実施形態の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については、同一若しくは同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略する。断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。
【0009】
以下に示す図においてX軸、Y軸、及びZ軸により方向を示す場合がある。X軸、Y軸、及びZ軸は相互に直交する方向である。X軸方向で矢印が向いている方向を+X方向又は+X側、+X方向の反対方向を-X方向又は-X側と表記する。Y軸方向で矢印が向いている方向を+Y方向又は+Y側、+Y方向の反対方向を-Y方向又は-Y側と表記する。Z軸方向で矢印が向いている方向を+Z方向又は+Z側、+Z方向の反対方向を-Z方向又は-Z側と表記する。Z軸方向は、発光装置の「高さ方向」に対応する。また、実施形態の用語における上面視とは、対象を+Z方向又は+Z側から見ることをいう。本明細書では、上から直接視認できる部分に加えて、上から直接視認できない部分についても、上面視という用語を用いて、透過して見えるかのように説明することがある。ただし、これらのことは、発光装置の使用時における向きを制限するものではなく、発光装置の向きは任意である。また、実施形態では、+Z方向又は+Z側から見たときの対象物の面を「上面」とし、-Z方向又は-Z側から見たときの対象物の面を「下面」とする。以下に示す実施形態においてX軸、Y軸、及びZ軸に沿うとは、対象がこれら軸に対して±10°の範囲内の傾きを有することを含む。また、実施形態において直交は、90°に対して±10°以内の誤差を含んでもよい。
【0010】
また、本開示において、特定の記載がない限り、矩形等の多角形に関しては、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含めて、多角形と呼ぶことがある。また、隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に、多角形と呼ぶことがある。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本開示で記載される"多角形"の解釈に含まれるものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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