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公開番号
2025077556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189836
出願日
2023-11-07
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H10D
30/60 20250101AFI20250512BHJP()
要約
【課題】ドレイン電流-ゲート電圧(Ids-Vgs)特性にハンプ現象が発生することを抑制することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】主面を有するチップ2と、主面にアクティブ領域14nを区画するトレンチ絶縁構造13と、アクティブ領域14に形成された第1導電型のウェル領域と、ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極38と、ゲート電極38に対して第1方向Xの一方側に形成された第1不純物領域22nと、第2方向Yにおけるトレンチ絶縁構造13のエッジ部15,16において第1不純物領域22nとトレンチ絶縁構造13との間に形成された第1低濃度不純物領域25nと、ゲート電極38に対して第1方向Xの他方側に形成された第2不純物領域23nとを含む、半導体装置1を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
主面を有するチップと、
前記主面にアクティブ領域を区画するトレンチ絶縁構造と、
前記アクティブ領域に形成された第1導電型のウェル領域と、
前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極に対して第1方向の一方側に形成され、前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の第1不純物領域と、
前記第2方向における前記トレンチ絶縁構造のエッジ部において前記第1不純物領域と前記トレンチ絶縁構造との間に形成され、前記第1不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第1低濃度不純物領域と、
前記ゲート電極に対して第1方向の他方側に形成され、前記第2方向に延びる第2導電型の第2不純物領域とを含む、半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
主面を有するチップと、
前記主面にアクティブ領域を区画するトレンチ絶縁構造と、
前記アクティブ領域に形成された第1導電型のウェル領域と、
前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極に対して第1方向の一方側に形成され、前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の第1不純物領域と、
前記第2方向における前記トレンチ絶縁構造のエッジ部において前記第1不純物領域と前記トレンチ絶縁構造との間に形成され、前記第1不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第1低濃度不純物領域と、
前記ゲート電極に対して第1方向の他方側に形成され、前記第2方向に延びる第2導電型の第2不純物領域と、
前記アクティブ領域上に選択的に形成されたシリサイド層とを含み、
前記シリサイド層は、前記第1不純物領域における前記主面を被覆し、かつ前記第1低濃度不純物領域における前記主面を露出させるように形成されている、半導体装置。
【請求項3】
前記第2方向における前記トレンチ絶縁構造のエッジ部において前記第2不純物領域と前記トレンチ絶縁構造との間に形成され、前記第2不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第2低濃度不純物領域をさらに含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記アクティブ領域上に選択的に形成されたシリサイド層をさらに含み、
前記シリサイド層は、前記第1不純物領域における前記主面を被覆し、かつ前記第1低濃度不純物領域における前記主面を露出させるように形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記シリサイド層は、さらに、前記第1方向において前記第1不純物領域に隣接する前記ゲート電極のゲート本体部の上面を被覆し、かつ前記第1方向において前記第1低濃度不純物領域に隣接する前記ゲート電極のゲートエッジ部の上面を露出させるように形成されている、請求項2または4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記トレンチ絶縁構造の前記エッジ部は、前記トレンチ絶縁構造と前記アクティブ領域との境界から前記アクティブ領域の内側に0.1μm以上1.0μm以下の幅で設定されたアクティブ周縁領域を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ウェル領域は、前記第2方向において一方側の前記トレンチ絶縁構造との境界から他方側の前記トレンチ絶縁構造との境界まで一定の不純物濃度を有している、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ゲート電極は、前記第2方向に延びる平面視長方形状に形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1低濃度不純物領域は、前記第2方向における一方側および他方側の前記トレンチ絶縁構造の各前記エッジ部において前記第1方向に沿って形成された一対の第1部分と、前記一対の第1部分を接続し、前記ゲート電極の近傍において前記第2方向に沿って形成された第2部分とを一体的に含み、
前記第1不純物領域は、前記一対の第1部分および前記第2部分により三方から前記第1低濃度不純物領域に取り囲まれている、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ゲート電極の側面に形成されたサイドウォールをさらに含み、
前記第1低濃度不純物領域の前記第2部分は、前記サイドウォールに被覆されている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特許文献1は、浅溝分離(STI)構造のディボットの形成を制限する方法を開示している。特許文献1の方法は、シリコン領域に形成されたトレンチに堆積された酸化物を設けるステップと、シリコン領域の上層を酸化してシリコン領域の上面に熱酸化物層を形成するステップと、熱酸化物を堆積された酸化物に対して選択的にエッチングするステップとを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2005-510080号公報
【0004】
[概要]
本開示の一実施形態は、主面を有するチップと、前記主面にアクティブ領域を区画するトレンチ絶縁構造と、前記アクティブ領域に形成された第1導電型のウェル領域と、前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極に対して第1方向の一方側に形成され、前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の第1不純物領域と、前記第2方向における前記トレンチ絶縁構造のエッジ部において前記第1不純物領域と前記トレンチ絶縁構造との間に形成され、前記第1不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第1低濃度不純物領域と、前記ゲート電極に対して第1方向の他方側に形成され、前記第2方向に延びる第2導電型の第2不純物領域とを含む、半導体装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置の模式的な平面図である。
図2は、図1の半導体装置の拡大平面図である。
図3は、図1の半導体装置の拡大平面図である。
図4は、図2のIV-IV線における断面を示す図である。
図5は、図2のV-V線における断面を示す図である。
図6は、図2のVI-VI線における断面を示す図である。
図7は、図2のVII-VII線における断面を示す図である。
図8は、図7の二点鎖線VIIIで囲まれた部分の拡大図である。
図9Aは、前記半導体装置の製造工程の一部を示す図である。
図9Bは、前記半導体装置の製造工程の一部を示す図である。
図10Aは、図9Aの後の工程を示す図である。
図10Bは、図9Bの後の工程を示す図である。
図11Aは、図10Aの後の工程を示す図である。
図11Bは、図10Bの後の工程を示す図である。
図12Aは、図11Aの後の工程を示す図である。
図12Bは、図11Bの後の工程を示す図である。
図13Aは、図12Aの後の工程を示す図である。
図13Bは、図12Bの後の工程を示す図である。
図14Aは、図13Aの後の工程を示す図である。
図14Bは、図13Bの後の工程を示す図である。
図15Aは、図14Aの後の工程を示す図である。
図15Bは、図14Bの後の工程を示す図である。
図16Aは、図15Aの後の工程を示す図である。
図16Bは、図15Bの後の工程を示す図である。
図17Aは、図16Aの後の工程を示す図である。
図17Bは、図16Bの後の工程を示す図である。
図18は、ソース・ドレイン領域の形成時に使用するマスクパターンを示す図である。
図19は、トランジスタの静特性を示す図である。
図20は、本開示の第2実施形態に係る半導体装置の模式的な平面図である。
図21は、図20のXXI-XXI線における断面を示す図である。
図22は、図20のXXII-XXII線における断面を示す図である。
【0006】
[詳細な説明]
次に、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0007】
以下では、複数のトランジスタの配列方向が第1方向Xと定義され、当該配列方向に直交する方向が第2方向Yと定義され、チップ2の厚さ方向が第3方向Zと定義されている。第1方向X、第2方向Yおよび第3方向Zの定義は、これに限らない。
【0008】
<半導体装置1の概要>
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置1の模式的な平面図である。図1を参照して、半導体装置1は、たとえば、共通のチップ2上に複数の素子が搭載された複合素子であり、CMOSエリア3を含む。CMOSエリア3には、CMOSトランジスタ4が形成されている。図1では示されていないが、チップ2には、CMOSエリア3以外に、たとえば、DMOSトランジスタが形成されたDMOSエリア、バイポーラトランジスタが形成されたバイポーラエリア、抵抗素子、キャパシタ等の受動素子が形成された受動素子エリア等が形成されていてもよい。
【0009】
CMOSエリア3には、CMOSトランジスタ4として、たとえば、低耐圧CMOSトランジスタ5、中耐圧CMOSトランジスタ、および高耐圧トランジスタが形成されていてもよい。低耐圧CMOSトランジスタ5は、たとえば、1.0V以上4.0V以下の定格電圧を有するCMOSトランジスタであってもよい。中耐圧CMOSトランジスタは、たとえば、4.0V以上7.0V以下の定格電圧を有するCMOSトランジスタであってもよい。高耐圧CMOSトランジスタは、たとえば、7V以上60V以下の定格電圧を有するCMOSトランジスタであってもよい。定格電圧は、各CMOSトランジスタのソース-ドレイン間に印加される電圧の最大許容値の範囲で定義してもよい。また、各CMOSトランジスタの定格電圧は、各CMOSトランジスタ4の耐圧と言い換えてもよい。
【0010】
以下では、低耐圧CMOSトランジスタ5の構造、特に低耐圧n型チャネルトランジスタ6nの構造について詳しく説明するが、低耐圧n型チャネルトランジスタ6nの構造は、低耐圧p型チャネルトランジスタ6p、中耐圧CMOSトランジスタおよび高耐圧CMOSトランジスタにも適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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