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公開番号
2025074036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2024186504
出願日
2024-10-23
発明の名称
光電変換素子の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10K
30/50 20230101AFI20250502BHJP()
要約
【課題】光電変換効率が向上した光電変換素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】第一電極と、ペロブスカイト構造の結晶を含む光電変換層と、電荷輸送層と、第二電極を有する光電変換素子の製造方法であって、電荷輸送層塗布液を該光電変換層の表面上に塗布して電荷輸送層を形成する工程を含み、該電荷輸送層塗布液が、アルコール液体と、樹脂と、電荷輸送性粒子とを含むことを特徴とする、光電変換素子の製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一電極と、ペロブスカイト構造の結晶を含む光電変換層と、電荷輸送層と、第二電極を有する光電変換素子の製造方法であって、
電荷輸送層塗布液を該光電変換層の表面上に塗布して電荷輸送層を形成する工程を含み、
該電荷輸送層塗布液が、アルコール液体と、樹脂と、電荷輸送性粒子とを含むことを特徴とする、光電変換素子の製造方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記アルコール液体が、脂肪族アルコールを含む、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項3】
前記アルコール液体が、炭素数が5以下であるアルコールを含む、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項4】
前記樹脂が、ルイス塩基性の官能基を有する樹脂である、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項5】
前記樹脂が、ヒドロキシ基、カルボニル基、エーテル基、エステル基、ピリジル基、及びチエニリデン基からなる群より選択される少なくとも1つの官能基を有する、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項6】
前記樹脂が、ポリビニルアセタール樹脂を含む、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項7】
前記樹脂のガラス転移温度が、95℃以下である、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項8】
前記電荷輸送層塗布液中の前記電荷輸送性粒子の質量が、前記電荷輸送層塗布液中の前記樹脂の質量に対して、5倍以上20倍以下である、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項9】
前記電荷輸送層塗布液中の前記電荷輸送性粒子の粒径が、1.0×10
1
nm以上5.0×10
2
nm以下である、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
【請求項10】
前記電荷輸送性粒子が、複数のピロール環が共役結合してなる環状共役化合物を含む粒子である、請求項1に記載の光電変換素子の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
化石エネルギーの枯渇問題及び化石エネルギーの使用による地球の環境問題を解決するために、太陽エネルギー、風力、水力等のように、再生可能であって清浄な代替エネルギー源に関する研究が活発に行われている。その中でも、太陽光を直接電気的エネルギーに変化させる太陽電池に関する関心が増大している。ここで、太陽電池とは、太陽光から光エネルギーを吸収し、電子及び正孔が発生する光起電効果を利用して電流-電圧を生成する電池を意味する。
【0003】
現在、20%を超える光エネルギー変換効率を有するn-pダイオード型シリコン(Si)単結晶ベースの太陽電池が広く知られ、実際に太陽光発電に用いられている。しかしながら、これらは、高温処理工程を必要とし、また材料自体の価格も高いため、単位電力あたりのコストが高いという問題を有している。また、シリコン資源の面から、供給性にも問題を有している。
【0004】
一方、有機材料を用いた太陽電池(以下、「有機太陽電池」という)は、高温処理工程を必要とせず、シート状基板でいわゆるroll to roll方式での生産が可能で低コスト化が見込める。しかし、有機太陽電池の実用化のためには発電効率と耐久性の更なる向上が望まれている。特に光電変換層としてペロブスカイト構造の結晶を有するペロブスカイト型太陽電池は、光電変換特性に優れるため太陽電池の実用化に向けた開発が進められている。
【0005】
例えば特許文献1には、ホール輸送層に有機半導体と、ガラス転移温度が100℃以上の高分子化合物とを含むことで電極との剥離を改善する技術が記載されている。特許文献2には、ホール輸送層とペロブスカイトの間にフタロシアニン化合物を含有する層を形成し、光電変換効率を向上する技術が記載されている。非特許文献1には、ホール輸送層に銅フタロシアニンと導電性ポリマーとを混合させることにより、変換効率を向上させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-170382号公報
特開2022-168820号公報
【非特許文献】
【0007】
Q.Hu,et al,Sol.RRL,2019,3,1800264
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者らの検討によると、特許文献1、特許文献2及び非特許文献1に記載の光電変換素子では、光電変換効率に改善の余地があることが分かった。
したがって、本発明は、光電変換効率が向上する光電変換素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、
第一電極と、ペロブスカイト構造の結晶を含む光電変換層と、電荷輸送層と、第二電極を有する光電変換素子の製造方法であって、
電荷輸送層塗布液を該光電変換層の表面上に塗布して電荷輸送層を形成する工程を含み、
該電荷輸送層塗布液が、アルコール液体と、樹脂と、電荷輸送性粒子とを含むことを特徴とする、光電変換素子の製造方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光電変換効率が向上した光電変換素子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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