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公開番号2025068738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178708
出願日2023-10-17
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250422BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】キャップ内の吸収体に液体を適切に供給すること。
【解決手段】記録装置は、記録ヘッドをキャップするキャップと、キャップ内に設けられた吸収体と、吸収体の底面と接触し、かつ、キャップ内の底面と離間し、第一連通路を有する流路形成部材と、キャップ内に液体を供給する供給口と、を有する。第一連通路を通る液体の流量は、供給口を通る液体の流量より小さい。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
記録ヘッドをキャップするキャップと、
前記キャップ内に設けられた吸収体と、
前記吸収体の底面と接触し、かつ、前記キャップ内の底面と離間し、第一連通路を有する流路形成部材と、
前記キャップ内に液体を供給する供給口と、
を有し、
前記第一連通路を通る液体の流量は、前記供給口を通る液体の流量より小さいことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記流路形成部材は複数の前記第一連通路を有し、
全ての前記第一連通路に液体が充填されるまでの間、前記第一連通路を通る液体の流量は、前記供給口を通る液体の流量より小さいことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第一連通路を通る液体の圧力損失は、前記キャップと前記流路形成部材との間に形成されている空間を広がる液体の圧力損失よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記キャップ内から液体を排出する排出口と、
前記キャップ内に設けられ、前記キャップと前記流路形成部材との間の空間を分ける隔壁と、
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記流路形成部材は、前記第一連通路とは異なる第二連通路を備え、
前記隔壁は、前記供給口および前記第一連通路に接続されている空間と、前記排出口および前記第二連通路に接続されている空間と、に前記キャップと前記流路形成部材との間の空間を分けることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記第二連通路は、前記キャップの長手方向において複数設けられていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記第二連通路は、前記キャップの長手方向における前記複数の第二連通路の間の距離が均等になるように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記隔壁は、前記キャップの長手方向に延在していることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項9】
前記隔壁と前記流路形成部材とが、同一の部材であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項10】
前記隔壁と前記キャップとが、同一の部材であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、キャップへ洗浄液を供給する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
記録ヘッドを用いた記録装置では、吐出口内のインクの水分蒸発によりインクが増粘したり、インクの目詰まり等が発生したりして、安定してインクを吐出することができないことがある。インクを安定して吐出するため、非記録中に記録ヘッドの吐出口面をキャッピングして、インクの増粘を抑えるキャップ機構が用いられている。また、記録とは別にインクの吐出をキャップ機構に行うことで吐出口付近の増粘したインクを除去したり、キャップした状態で吐出口を吸引することで、強制的に吐出口付近のインクを排出したりすることが行われている。キャップ機構には、吸収体が備えられ、吸収体にこれらの排出したインクが吸収される。ここで、吸収体に吸収されたインクの水分が蒸発すると、染料などの色材成分が吸収体に析出し、この析出物によってインクの吸収機能が損なわれてしまう。
【0003】
特許文献1には、キャップ内の吸収体を洗浄する技術が開示されている。特許文献1では、キャップ外部と連通している供給流路から洗浄液をキャップ内に供給して吸収体を洗浄し、吸収体内部の液体を吸引口から排出することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-150722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
洗浄液をキャップに供給する構成の場合、キャップが傾いてしまうと洗浄液が適切に吸収体に供給されない虞がある。即ち、洗浄液を供給しても、高さの低い側の排出口に向かって洗浄液が流れてしまい、高い側の吸収体まで洗浄液を供給できない場合がある。
【0006】
本開示は、キャップ内の吸収体に液体を適切に供給することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る記録装置は、記録ヘッドをキャップするキャップと、前記キャップ内に設けられた吸収体と、前記吸収体の底面と接触し、かつ、前記キャップ内の底面と離間し、第一連通路を有する流路形成部材と、前記キャップ内に液体を供給する供給口と、を有し、前記第一連通路を通る液体の流量は、前記供給口を通る液体の流量より小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、キャップ内の吸収体に液体を適切に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の概略構成の一例を示す模式図である。
記録ヘッドの斜視図である。
キャップトレイの構成を示す斜視図である。
記録ヘッドおよびキャップ機構を含む構成の全体を示す模式図である。
キャップ機構を説明する図である。
キャップ機構を説明する断面図である。
キャップ機構を説明する断面図である。
空間が形成されることを説明する模式図である。
外部からキャップ機構内に洗浄液が流入する例を説明する図である。
供給された洗浄液が排出される例を説明する図である。
キャップ機構の構成を模式的に示す図である。
効果を説明する図である。
圧力損失を説明する図である。
キャップ機構を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また以下の実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成要素には同一の参照番号を付す。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この開示の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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