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公開番号
2025068827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178854
出願日
2023-10-17
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250422BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高印字画像の形成後においてもクリーニング不良の発生を抑制する画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体と、画像情報に基づいて像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像剤担持体と、像担持体に接触して像担持体の表面から現像剤を除去するクリーニング部材を有する画像形成部を複数備える画像形成装置であって、複数の画像形成部それぞれに形成された複数の現像剤像が順次、重畳して転写される中間転写体と、中間転写体に重畳して転写された現像剤像を記録材に転写する転写部と、現像剤担持体から、像担持体とクリーニング部材が接触する領域に現像剤を供給するトナー供給処理を、高印字である第1の画像形成が行われた後であり、かつ、前記第1の画像形成の次の画像形成である第2の画像形成が行われる前のタイミングで実行する制御部を備える画像形成装置を用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、画像情報に基づいて前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記像担持体に接触して前記像担持体の表面から前記現像剤を除去するクリーニング部材と、を有する画像形成部を複数備える画像形成装置であって、
前記複数の画像形成部それぞれに形成された複数の前記現像剤像が順次、重畳して転写される中間転写体と、
前記中間転写体に重畳して転写された前記現像剤像を記録材に転写する転写部と、
前記現像剤担持体から、前記像担持体と前記クリーニング部材が接触する領域に前記現像剤を供給するトナー供給処理を、高印字である第1の画像形成が行われた後であり、かつ、前記第1の画像形成の次の画像形成である第2の画像形成が行われる前のタイミングで実行する制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記複数の画像形成部から前記中間転写体への前記現像剤像の転写は、前記中間転写体の搬送方向において上流側の前記画像形成部から下流側の前記画像形成部にかけて順次、実行されるものであり、
前記制御部は、下流側の前記画像形成部ほど、前記トナー供給処理において供給される前記現像剤の量が多くなるように制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の画像形成は、画像形成時の条件を補正するキャリブレーションである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記キャリブレーションのために、前記中間転写体に基準画像としての前記現像剤像を形成し、
前記画像形成装置は、前記基準画像の濃度を検知する検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記検知手段が検知した前記基準画像の濃度を予め決められた標準濃度と比較することで前記キャリブレーションを行う
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記中間転写体の搬送方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記制御部は、前記トナー供給処理の際に、前記幅方向において前記基準画像に対応する領域に、前記現像剤を供給する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記中間転写体の搬送方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記制御部は、前記トナー供給処理の際に、前記幅方向に延びる横帯画像を用いて前記現像剤を供給する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記画像形成部において画像が形成されるときのトナー量を前記画像情報に基づいて算出し、前記トナー量が所定の閾値よりも多い場合、次の画像形成の前に、前記トナー供給処理を実行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記中間転写体の搬送方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記制御部は、前記幅方向において分割した複数の領域ごとに前記トナー量の算出を行い、前記トナー量が前記所定の閾値よりも多い前記領域に、前記現像剤を供給する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記中間転写体の搬送方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記制御部は、前記トナー供給処理の際に、前記幅方向に延びる横帯画像を用いて前記現像剤を供給する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式あるいは静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置が知られている。このような画像形成装置において、感光ドラムや現像ユニット等を一体化したプロセスカートリッジが装置本体に着脱可能に構成されることがある。
【0003】
また、中間転写ベルトの回転方向に感光ドラムを複数並べた構成を有するインラインカラー方式の画像形成装置が知られている。このようなインライン型の画像形成装置では、感光ドラムに形成した静電潜像が、現像手段からのトナー供給により現像されてトナー像となる。そしてトナー像は、中間転写ベルトに1次転写される。その後、複数色で同様の1次転写を繰り返すことにより、中間転写ベルトにフルカラートナー像が形成される。フルカラートナー像は、記録材に2次転写され、定着手段により定着される。なお、2次転写工程で記録剤に転写されずに中間転写ベルト上に残留したトナーは、中間転写ベルトに当接するクリーニング装置によって除去される。
【0004】
トナー像が1次転写された後の感光ドラムには、トナーに起因する物質として、転写残
トナーや外添剤が付着している。この感光ドラムに残った転写残トナーや外添剤をクリーニングするために、ブレードクリーニング装置が用いられている。ブレードクリーニング装置は、弾性を有するブレードを感光ドラムに当接させて転写残トナーや外添剤を除去する。ブレードのエッジ部には、トナーから感光ドラムに移行したトナーの外添剤(トナー粒子に対し補助粒子として添加されている外添粒子)の層が形成されており、感光ドラム上をクリーニングするためのバリアの役割をしている。以下、このような層を「阻止層」と呼ぶ。特許文献1(特開2020-003718号公報)では、予め外添剤を含んだトナーを現像手段からクリーニングブレードに供給することで阻止層の厚みを増して、クリーニング性を高める構成が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-003718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような構成において、印字率の高い画像(高印字画像)を多く形成する場合に、中間転写ベルト下流に位置する画像形成部において、クリーニングブレードの阻止層の一部が破壊されることがあった。この状態において画像形成を行うと、阻止層が破壊された部分においてクリーニング不良(トナーのすり抜け)が発生し、画像上に縦スジが発生する場合があった。
【0007】
この阻止層の破壊に起因するクリーニング不良は、画像の濃度調整や色ずれ調整を行うキャリブレーション動作後の画像形成で発生する場合が多かった。その理由は、キャリブレーション動作においては、画像調整用に高印字画像を形成するため、通常の画像形成時よりも電荷量の高いトナーが多量にクリーニングブレードに突入し、クリーニングブレードに形成されている阻止層の破壊が進行するためである。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本発明は、高印字画像の形成後においてもクリーニング不良の発生を抑制する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
像担持体と、画像情報に基づいて前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記像担持体に接触して前記像担持体の表面から前記現像剤を除去するクリーニング部材と、を有する画像形成部を複数備える画像形成装置であって、
前記複数の画像形成部それぞれに形成された複数の前記現像剤像が順次、重畳して転写される中間転写体と、
前記中間転写体に重畳して転写された前記現像剤像を記録材に転写する転写部と、
前記現像剤担持体から、前記像担持体と前記クリーニング部材が接触する領域に前記現像剤を供給するトナー供給処理を、高印字である第1の画像形成が行われた後であり、かつ、前記第1の画像形成の次の画像形成である第2の画像形成が行われる前のタイミングで実行する制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高印字画像の形成後においてもクリーニング不良の発生を抑制する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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