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公開番号2025064641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174555
出願日2023-10-06
発明の名称培養装置
出願人キヤノン株式会社,キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類C12M 3/00 20060101AFI20250410BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養室内を適切な環境に維持すること。
【解決手段】実施形態の培養装置は、気体供給部と、培養室と、第1の流路と、気体吸引部とを備える。気体供給部は、気体を供給する。培養室は、培養物を培養する。第1の流路は、前記気体供給部によって供給される気体を前記培養室に通流させる。気体吸引部は、第2の流路を介して前記培養室内の気体を外部へ排出させる。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
気体を供給する気体供給部と、
培養物を培養するための培養室と、
前記気体供給部によって供給される気体を前記培養室に通流させる第1の流路と、
第2の流路を介して前記培養室内の気体を外部へ排出させる気体吸引部と、
を備える、培養装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記気体供給部は、前記第1の流路へ気体を供給する、請求項1に記載の培養装置。
【請求項3】
前記気体供給部は、前記気体吸引部によって排出される気体の排出量に応じた供給量の気体を前記第1の流路へ供給する、請求項2に記載の培養装置。
【請求項4】
前記培養室は、培養環境が形成される筐体内に設置される容器に備えられている、請求項1に記載の培養装置。
【請求項5】
前記容器は、前記培養室への気体の供給口及び前記培養室からの気体の排出口のうち、少なくとも気体の供給口にフィルタが設置されている、請求項4に記載の培養装置。
【請求項6】
前記第1の流路は、前記容器の周囲を循環するように形成されている、請求項4に記載の培養装置。
【請求項7】
前記第2の流路は、前記容器の周囲を循環するように形成されている、請求項4に記載の培養装置。
【請求項8】
前記気体の排出量は、0.1L/min以上20L/min以下である、請求項3に記載の培養装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書等に開示の実施形態は、培養装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、細胞培養では、培養の対象となる細胞に最適となるように設定された環境で培養が行われる。例えば、iPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)の培養では、培地環境を維持するために、「温度:37℃、湿度:90%、CO
2
濃度:5%」にコントロールされた培養室内で培養が行われる。
【0003】
培養室内の環境をコントロールする手段としては、例えば、培養室の外部に設けられた供給装置により、培養室内に水蒸気を供給する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-136856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の培養室の外部に設けられた供給装置により、培養室内に水蒸気を供給する方法では、培養室内に所望濃度の水蒸気を含む雰囲気が導入できないことがあった。本明細書等に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、培養室内を適切な環境に維持することである。ただし、本明細書等に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を、本明細書等に開示の実施形態が解決する他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の培養装置は、気体供給部と、培養室と、第1の流路と、気体吸引部とを備える。気体供給部は、気体を供給する。培養室は、培養物を培養する。第1の流路は、前記気体供給部によって供給される気体を前記培養室に通流させる。気体吸引部は、第2の流路を介して前記培養室内の気体を外部へ排出させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る培養装置の外観図である。
図2は、第1の実施形態に係るインキュベータを説明するための図である。
図3は、第1の実施形態に係るカートリッジを説明するための図である。
図4Aは、第1の実施形態に係る培養装置の構成の一例を示す模式図である。
図4Bは、第1の実施形態に係る培養装置の構成の一例を示す模式図である。
図5Aは、変形例に係る培養装置の構成の一例を示す模式図である。
図5Bは、変形例に係る培養装置の構成の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本願に係る培養装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本願に係る培養装置は、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。以下では、培養物を培養するための培養室が、培養環境が形成されるインキュベータ内に設置されるカートリッジに備えられている場合を一例に挙げて説明する。また、以下の説明において、同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る培養装置1000の外観図である。図1に示すように、本実施形態に係る培養装置1000は、装置基部1と、インキュベータ2と、冷却機構3と、送液機構4と、バルブ開閉機構5と、移送機構6とを有する装置本体100と、カートリッジ200とを含み、カートリッジ200を用いた培養を行う。
【0010】
カートリッジ200は、培養の対象となる培養物(例えば、細胞)を培養するための培養容器を有し、装置本体100のインキュベータ2内に設置される。また、カートリッジ200は、試薬や閉鎖系流路などを備え、細胞培養に係る各種工程を行うことができるように構成されている。なお、カートリッジ200は、容器の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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