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公開番号
2025075997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187575
出願日
2023-11-01
発明の名称
圧電素子及びその製造方法
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10N
30/082 20230101AFI20250508BHJP()
要約
【課題】圧電体を挟む電極間のリーク電流を低減する。
【解決手段】圧電素子10は、基板11と、基板11の頂面に配置された絶縁層12と、絶縁層12の頂面に配置された第1金属層13と、第1金属層13の頂面に配置された圧電層14と、圧電層14の頂面に、圧電層14の外周から離れて配置された第2金属層15とを有し、圧電層14は第1金属層13の外周から離れて配置されてもよく、第1金属層13は基板11の外周から離れて配置されてもよい。
【選択図】図1B
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板の頂面に配置された絶縁層と、
前記絶縁層の頂面に配置された第1金属層と、
前記第1金属層の頂面に配置された圧電層と、
前記圧電層の頂面に、前記圧電層の外周から離れて配置された第2金属層と
を含む圧電素子。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1金属層は、前記絶縁層の外周から離れて配置された請求項1に記載の圧電素子。
【請求項3】
前記圧電層の側面は、前記第1金属層からの高さに応じて幅方向に後退する傾斜面を形成する請求項1に記載の圧電素子。
【請求項4】
前記圧電層は、前記第1金属層の外周から離れて配置された請求項1に記載の圧電素子。
【請求項5】
前記第1金属層、前記圧電層及び前記第2金属層が積層された前記絶縁層の頂面を覆って保護する保護層をさらに含む請求項1に記載の圧電素子。
【請求項6】
第1圧電層と、
前記第1圧電層の第1面に配置された第1金属層と、
前記第1圧電層の第2面に、前記第1圧電層の外周から離れて配置された第2金属層と、
第2圧電層と、
前記第2圧電層の第1面に配置された第3金属層と、
前記第2圧電層の第2面に、前記第2圧電層の外周から離れて配置された第4金属層と、
前記第1圧電層及び前記第2圧電層が前記第1金属層及び前記第3金属層を介在させて対向するように、前記第1金属層と前記第3金属層との間に介在して貼り合わせる導電性接着層と
を含む圧電素子。
【請求項7】
基板の頂面に順に絶縁層、第1金属層、圧電層及び第2金属層が積層された積層体を提供する工程と、
前記第2金属層の外周から離れたパターンを有する第1マスクで前記第2金属層の頂面を覆う工程と、
前記第1マスクで覆われていない前記第2金属層の領域をエッチングにより除去する工程と、
前記第1マスクを除去する工程と
を含む圧電素子の製造方法。
【請求項8】
前記エッチングにより前記第1マスクのパターンに形成された前記第2金属層を平面視で内部に含み、前記圧電層の外周から離れたパターンを有する第2マスクで前記第2金属層が積層された前記圧電層の頂面を覆う工程と
前記第2マスクで覆われていない前記圧電層及び前記第1金属層の領域をエッチングにより除去する工程と、
前記第2マスクを除去する工程と
をさらに含む請求項7に記載の圧電素子の製造方法。
【請求項9】
前記第1金属層及び前記圧電層の領域をエッチングにより除去する工程は、前記圧電層の側面が前記第1金属層からの高さに応じて幅方向に後退する傾斜面を形成するようにエッチングする請求項8に記載の圧電素子の製造方法。
【請求項10】
前記エッチングにより前記第2マスクのパターンに形成された前記圧電層を平面視で内部に含み、前記圧電層の外周から離れたパターンを有する第3マスクで前記第2金属層が積層された前記圧電層の頂面を覆う工程と、
前記第3マスクで覆われていない前記圧電層の領域をエッチングにより除去する工程と、
前記第3マスクを除去する工程と
をさらに含む圧電素子の請求項8に記載の圧電素子の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧電素子及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ハードディスクドライブのような磁気記録媒体に対して高密度でデータを記録及び再生するために薄膜磁気ヘッドが利用されている。薄膜磁気ヘッドは、ボイスコイルモータによって駆動されるサスペンションアームの先端に搭載され、圧電素子によって微小量駆動されて高精度に位置決めされる。圧電素子は、表面に絶縁膜が形成された半導体基板上に圧電層の上下を電極金属層で挟むような積層構造を形成し、この積層構造を深さ方向にドライエッチングすることで所望のサイズに加工して製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-134807号公報
特開2005-243174号公報
【0004】
[概要]
しかしながら、ドライエッチングにより積層構造は一括してエッチングされるため、金属電極層の材料の再生成物がドライエッチングにより形成された積層構造の側壁に付着することがある。このような再生成物がエッチング後の処理で取り切れていなかった場合、圧電層の上下の電極金属層間でリークが生じることにより信頼性の低下につながることがあった。
【0005】
本開示は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、圧電層の上下を挟む電極金属層間でリークが生じないような圧電素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
上述した課題を解決するために、本開示の一態様は、基板と、基板の頂面に配置された絶縁層と、絶縁層の頂面に配置された第1金属層と、第1金属層の頂面に配置された圧電層と、圧電層の頂面に、圧電層の外周から離れて配置された第2金属層とを含む圧電素子である。
【0007】
本開示の他の態様は、第1圧電層と、第1圧電層の第1面に配置された第1金属層と、第1圧電層の第2面に、第1圧電層の外周から離れて配置された第2金属層と、第2圧電層と、第2圧電層の第1面に配置された第3金属層と、第2圧電層の第2面に、第2圧電層の外周から離れて配置された第4金属層と、第1圧電層及び第2圧電層が第1金属層及び第3金属層を介在させて対向するように、第1金属層と第3金属層との間に介在して貼り合わせる導電性接着層とを含む圧電素子であってもよい。
【0008】
本開示の他の態様は、基板の頂面に順に絶縁層、第1金属層、圧電層及び第2金属層が積層された積層体を提供する工程と、第2金属層の外周から離れたパターンを有する第1マスクで第2金属層の頂面を覆う工程と、第1マスクで覆われていない第2金属層の領域をエッチングにより除去する工程と、第1マスクを除去する工程とを含む圧電素子の製造方法であってもよい。
【0009】
本開示の他の態様は、第1基板の頂面に順に第1絶縁層、第1金属層、第1圧電層及び第2金属層が積層され、第2金属層は第1圧電層の外周から離れている第1積層体を提供する工程と、第2基板の頂面に順に第2絶縁層、第3金属層、第2圧電層及び第4金属層が積層され、第4金属層は第2圧電層の外周から離れている第2積層体を提供する工程と、第1積層体の頂面に第3基板を貼り付ける工程と、第2積層体の頂面に第4基板を貼り付ける工程と、第1積層体から第1基板及び第1絶縁層を除去する工程と、第2積層体から第2基板及び第2絶縁層を除去する工程と、第1積層体において第1基板及び第1絶縁層を除去して露出した第1金属層の底面と、第2積層体において第2基板及び第2絶縁層を除去して露出した第3金属層の底面とを導電性接着層を介在させて貼り合わせる工程と、貼り合わせる工程により形成された、第3基板に順に第2金属層、第1圧電層、第1金属層、導電性接着層、第3金属層、第2圧電層、第4金属層及び第4基板が積層された積層体から第4基板を除去して第3積層体とする工程と、第3積層体において、第4金属層を積層した第2圧電層を第2金属層及び第4金属層を平面視で内部に含み、第1圧電層及び第2圧電層の外周から離れたパターンを有するマスクで覆う工程と、マスクで覆われていない第3基板を除いた第3積層体の領域をエッチングにより除去する工程と、マスクを除去する工程とを含む圧電素子の製造方法であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、第1実施形態の圧電素子の平面図である。
図1Bは、第1実施形態の圧電素子の断面図である。
図2Aは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Bは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Cは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Dは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Eは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Fは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Gは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図2Hは、第1実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図3Aは、第2実施形態の圧電素子の平面図である。
図3Bは、第2実施形態の圧電素子の断面図である。
図4Aは、第2実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図4Bは、第2実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図4Cは、第2実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図4Dは、第2実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図5Aは、第3実施形態の圧電素子の平面図である。
図5Bは、第3実施形態の圧電素子の断面図である。
図6Aは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Bは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Cは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Dは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Eは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Fは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Gは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Hは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Iは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Jは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Kは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Lは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
図6Mは、第3実施形態の圧電素子の製造方法のプロセスフロー図である。
(【0011】以降は省略されています)
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