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公開番号
2025024586
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128799
出願日
2023-08-07
発明の名称
駆動ユニット
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250213BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コイルの冷却効率を下げることなく、上下寸法をコンパクトにすることができる駆動ユニットを提供する。
【解決手段】駆動ユニット10は、駆動用モータ20と、モータ室12を有する駆動ユニットケース11と、を備える。駆動用モータ20のステータ23は、オイル導入部126からモータ室12に導入されたモータ冷却オイルR2に浸漬されて冷却される。モータ室12からモータ冷却オイルR2を排出するオイル排出部127は、モータ室12の左壁部122に設けられている。モータ室12には、オイル排出部127とステータ23との間にセパレータ128が設けられている。セパレータ128は、上端部128aが駆動用モータ20のコイル232の上端よりも高い位置となるように延在している。セパレータ128の上端部128aと駆動ユニットケース11との間には、モータ冷却オイルR2が流れる連通空間125cが形成されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータ及びステータを有する駆動用モータと、
前記駆動用モータを収容するモータ室を有する駆動ユニットケースと、
を備える駆動ユニットであって、
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに取り付けられるコイルと、を有し、
前記駆動ユニットケースには、
前記モータ室に冷却液が導入される冷却液導入部と、
前記モータ室から前記冷却液が排出される冷却液排出部と、
が設けられており、
前記ステータは、前記冷却液導入部から前記モータ室に導入された前記冷却液に浸漬されて前記冷却液によって冷却され、
前記冷却液排出部は、前記モータ室の水平方向を向く第1壁部に設けられており、
前記モータ室には、
前記駆動用モータの軸方向における前記冷却液排出部と前記ステータとの間であって、前記駆動用モータの軸方向から見て、前記冷却液排出部と重なる位置に、セパレータが設けられており、
前記セパレータは、上端部が前記駆動用モータの前記コイルの上端よりも高い位置となるように、上下方向に延在しており、
前記セパレータの前記上端部と、前記駆動ユニットケースとの間には、前記冷却液が流れる連通空間が形成されており、
前記冷却液は、前記連通空間を流れて前記冷却液排出部から前記モータ室の外部に排出される、
駆動ユニット。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の駆動ユニットであって、
前記冷却液排出部は、上下方向において、少なくとも一部が前記セパレータの前記上端部よりも低い位置となるように設けられている、
駆動ユニット。
【請求項3】
請求項1に記載の駆動ユニットであって、
前記冷却液導入部は、前記モータ室の前記第1壁部と向かい合う第2壁部に設けられている、
駆動ユニット。
【請求項4】
請求項1に記載の駆動ユニットであって、
前記冷却液導入部は、前記冷却液排出部よりも低い位置に設けられている、
駆動ユニット。
【請求項5】
請求項1に記載の駆動ユニットであって、
前記駆動用モータは、前記ロータの回転軸が水平方向を向くように配置されている、
駆動ユニット。
【請求項6】
請求項1に記載の駆動ユニットであって、
前記ロータと前記ステータとの間の径方向の隙間には、前記ステータの内周面に沿って延在する隔壁部材が設けられており、
前記モータ室内において、前記ロータは前記冷却液と接触しないように構成されている、
駆動ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両等に搭載される駆動ユニットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
車両の電動化技術においては、車両への搭載自由度を上げるため、駆動ユニットの小型化が求められており、特に高さ方向の寸法抑制が求められている。また、電費や航続距離の改善のため、効率のよい動力伝達が求められている。
【0004】
例えば、特許文献1には、モータを収容するケース内部において、隔壁によって、ロータ側とコイルとに画成され、コイルの周囲には、隔壁のコイル側側面とケースの内周面とで囲まれた冷却液流路が形成されるモータユニットが記載されている。特許文献1に記載のモータユニットは、隔壁によって、ロータとステータコアとのエアギャップに冷却液が進入しないので、ロータとステータコアとの間は空気の層となっている。空気は、一般に冷却液よりも粘性抵抗が低いので、ロータとステータとの間に冷却液が進入せず空気の層となっていることで、モータを駆動してロータが回転する際のエネルギー損失を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-165411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のモータユニットは、冷却液流路には、冷却液流路に冷却液を導入する冷却液導入口と、冷却液を冷却液流路から排出する冷却液排出口とが、いずれもケースの上部から上方に突出するように設けられている。そのため、モータユニットの上下寸法が大きくなってしまうという課題があった。一方、冷却液導入口及び冷却液排出口、特に、冷却液排出口をモータユニットの水平方向を向く壁部、すなわち、前後左右の壁部に設けると、冷却液流路内の冷却液の液面の高さは冷却液排出口よりも高い位置にできないため、コイルを冷却液に十分に浸漬できず、コイルの冷却効率が低下してしまうという課題が生じてしまう。
【0007】
本発明は、コイルの冷却効率を下げることなく、上下寸法をコンパクトにすることができる駆動ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
ロータ及びステータを有する駆動用モータと、
前記駆動用モータを収容するモータ室を有する駆動ユニットケースと、
を備える駆動ユニットであって、
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに取り付けられるコイルと、を有し、
前記駆動ユニットケースには、
前記モータ室に冷却液が導入される冷却液導入部と、
前記モータ室から前記冷却液が排出される冷却液排出部と、
が設けられており、
前記ステータは、前記冷却液導入部から前記モータ室に導入された前記冷却液に浸漬されて前記冷却液によって冷却され、
前記冷却液排出部は、前記モータ室の水平方向を向く第1壁部に設けられており、
前記モータ室には、
前記駆動用モータの軸方向における前記冷却液排出部と前記ステータとの間であって、前記駆動用モータの軸方向から見て、前記冷却液排出部と重なる位置に、セパレータが設けられており、
前記セパレータは、上端部が前記駆動用モータの前記コイルの上端よりも高い位置となるように、上下方向に延在しており、
前記セパレータの前記上端部と、前記駆動ユニットケースとの間には、前記冷却液が流れる連通空間が形成されており、
前記冷却液は、前記連通空間を流れて前記冷却液排出部から前記モータ室の外部に排出される、
駆動ユニットである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コイルの冷却効率を下げることなく、駆動ユニットの上下寸法をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の駆動ユニットが搭載された車両を左方から見た概要図である。
本発明の一実施形態の駆動ユニットの一部をカットして見た斜視図である。
図2の駆動ユニットにおける動力伝達経路を説明するための一部断面斜視図である。
図2の駆動ユニットにおける減速装置のスケルトン図である。
図2の駆動ユニットの上面図及び左側面図である。
図2の駆動ユニットの左メインケースを左方から見た斜視図である。
図5のA-A断面図である。
図2の駆動ユニットの左メインケースを右方から見た斜視図である。
図2の駆動ユニットの右メインケースを左方から見た斜視図である。
図5のB-B断面図である。
図2の駆動ユニットにおける温調システムのブロック図である。
図2の駆動ユニットにおいて、駆動シャフトの軸心を軸に左右方向にカットして後方から見た断面図である。
図12のセパレータ近傍の断面斜視図である。
図12のオイル排出部近傍の断面斜視図である。
図2の駆動ユニットにおいて、貯留部と交差するように左右方向にカットして見た模式図である。
図2の貯留部近傍を左右方向にカットして見た斜視図である。
図2の駆動ユニットの一部を左右方向にカットして見た斜視図である。
図2の駆動ユニットの一部を左右方向にカットして見た斜視図である。
図2の駆動ユニットの右メインケースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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