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公開番号
2025029325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133875
出願日
2023-08-21
発明の名称
保護回路及び電子機器
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
H02H
7/00 20060101AFI20250227BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】短絡等により過電流が発生する場合に、物理ヒューズを使用せずに過電流の継続を防止する保護回路を提供する。
【解決手段】電子機器10において、保護回路24は、電源22と負荷14とを接続又は切断するスイッチ素子26、電源の電圧値が電圧閾値より大きい場合に第1信号(ハイレベル)を出力し、電源の電圧値が電圧閾値より小さい場合に第2信号(ローレベル)を出力する電源監視回路28、電源による電力の供給に応じて第3信号(ハイレベル)を出力し、電源監視回路から出力される信号が第1信号から第2信号に変化した後は第4信号(ローレベル)を出力する記憶回路30及び電源監視回路から第1信号が出力され、且つ、記憶回路から第3信号が出力される場合に、スイッチ素子にオン信号を供給し、記憶回路から第4信号が出力される場合又は電源監視回路から第2信号が出力される場合、スイッチ素子にオフ信号を供給する判定回路32を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オン信号が供給される場合に電源と負荷とを電気的に接続し、オフ信号が供給される場合に前記電源と前記負荷とを電気的に切断するスイッチ素子と、
前記電源の電圧値が電圧閾値より大きい場合に第1出力端子から第1信号を出力し、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より小さい場合に前記第1出力端子から前記第1信号とは異なる第2信号を出力する第1回路と、
前記電源による電力の供給に応じて第2出力端子から第3信号を出力し、前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から出力される信号が前記第1信号から前記第2信号に変化した後は前記第2出力端子から前記第3信号とは異なる第4信号を出力する第2回路と、
前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から前記第1信号が出力され、且つ、前記第2回路に備えられた前記第2出力端子から前記第3信号が出力される場合に、前記スイッチ素子に前記オン信号を供給し、前記第2回路に備えられた前記第2出力端子から前記第4信号が出力される場合又は前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から前記第2信号が出力される場合、前記スイッチ素子に前記オフ信号を供給する第3回路と、
を備える、保護回路。
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【請求項2】
請求項1に記載の保護回路において、
前記スイッチ素子は、ゲート端子を備えるPMOS半導体素子であり、
前記第1回路は、前記第1出力端子としてのリセット出力端子を備えるリセット回路であり、
前記第2回路は、データ入力端子と、クロック端子と、前記第2出力端子としての反転出力端子とを備えるラッチ回路であり、
前記第3回路は、第1入力端子と、第2入力端子と、NAND出力端子とを備えるNAND回路であり、
前記リセット回路に備えられた前記リセット出力端子は、前記ラッチ回路に備えられた前記クロック端子と、前記NAND回路に備えられた前記第1入力端子とに接続され、
前記ラッチ回路に備えられた前記反転出力端子は、前記ラッチ回路に備えられた前記データ入力端子と、前記NAND回路に備えられた前記第2入力端子とに接続され、
前記NAND回路に備えられた前記NAND出力端子は、前記PMOS半導体素子に備えられた前記ゲート端子に接続される、保護回路。
【請求項3】
請求項2に記載の保護回路において、
前記リセット回路は、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より大きい場合に前記第1信号であるハイレベル信号を前記リセット出力端子から出力し、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より小さい場合に前記第2信号であるローレベル信号を前記リセット出力端子から出力し、
前記ラッチ回路は、前記電源による電力の供給に応じて前記第3信号であるハイレベル信号を前記反転出力端子から出力し、前記第1回路から供給される信号がハイレベル信号からローレベル信号に変化した後は前記第4信号であるローレベル信号を前記反転出力端子から出力し、
前記NAND回路は、前記リセット回路の前記リセット出力端子からハイレベル信号が出力され、且つ、前記ラッチ回路の前記反転出力端子からハイレベル信号が出力される場合に、前記NAND出力端子から前記PMOS半導体素子の前記ゲート端子に前記オン信号であるローレベル信号を供給し、前記ラッチ回路の前記反転出力端子からローレベル信号が出力される場合又は前記リセット回路の前記リセット出力端子からローレベル信号が出力される場合に、前記NAND出力端子から前記PMOS半導体素子の前記ゲート端子に前記オフ信号であるハイレベル信号を供給する、保護回路。
【請求項4】
請求項1に記載の保護回路において、
前記スイッチ素子は、ゲート端子を備えるNMOS半導体素子であり、
前記第1回路は、前記第1出力端子としてのリセット出力端子を備えるリセット回路であり、
前記第2回路は、データ入力端子と、クロック端子と、前記第2出力端子としての反転出力端子とを備えるラッチ回路であり、
前記第3回路は、第1入力端子と、第2入力端子と、AND出力端子とを備えるAND回路であり、
前記リセット回路に備えられた前記リセット出力端子は、前記ラッチ回路に備えられた前記クロック端子と、前記AND回路に備えられた前記第1入力端子とに接続され、
前記ラッチ回路に備えられた前記反転出力端子は、前記ラッチ回路に備えられた前記データ入力端子と、前記AND回路に備えられた前記第2入力端子とに接続され、
前記AND回路に備えられた前記AND出力端子は、前記NMOS半導体素子に備えられた前記ゲート端子に接続される、保護回路。
【請求項5】
請求項4に記載の保護回路において、
前記リセット回路は、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より大きい場合に前記第1信号であるハイレベル信号を前記リセット出力端子から出力し、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より小さい場合に前記第2信号であるローレベル信号を前記リセット出力端子から出力し、
前記ラッチ回路は、前記電源による電力の供給に応じて前記第3信号であるハイレベル信号を前記反転出力端子から出力し、前記第1回路から供給される信号がハイレベル信号からローレベル信号に変化した後は前記第4信号であるローレベル信号を前記反転出力端子から出力し、
前記AND回路は、前記リセット回路の前記リセット出力端子からハイレベル信号が出力され、且つ、前記ラッチ回路の前記反転出力端子からハイレベル信号が出力される場合に、前記AND出力端子から前記NMOS半導体素子の前記ゲート端子に前記オン信号であるハイレベル信号を供給し、前記ラッチ回路の前記反転出力端子からローレベル信号が出力される場合又は前記リセット回路の前記リセット出力端子からローレベル信号出力される場合に、前記AND出力端子から前記NMOS半導体素子の前記ゲート端子に前記オフ信号であるローレベル信号を供給する、保護回路。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の保護回路を備える電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保護回路及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電子機器としての薬液投与装置が示される。この薬液投与装置は、リザーバに貯留されている薬液をニードルに供給するポンプと、ポンプを制御する制御部と、制御部に電力を供給する電池とを備える。薬液投与装置は、人体に取り付けられ、人体に薬液を投与する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-63105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
薬液投与装置の回路には短絡等により過電流が発生する虞がある。過電流が継続されると、薬液投与装置の温度が上昇する。すると、薬液投与装置を装着したユーザに不快感を与える。薬液投与装置の回路に物理ヒューズを設けることにより過電流の継続を防止することはできる。しかし、物理ヒューズを使用せずに過電流の継続を防止する技術が待望されている。
【0005】
本発明は上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)第1発明の保護回路は、オン信号が供給される場合に電源と負荷とを電気的に接続し、オフ信号が供給される場合に前記電源と前記負荷とを電気的に切断するスイッチ素子と、前記電源の電圧値が電圧閾値より大きい場合に第1出力端子から第1信号を出力し、前記電源の前記電圧値が前記電圧閾値より小さい場合に前記第1出力端子から前記第1信号とは異なる第2信号を出力する第1回路と、前記電源による電力の供給に応じて第2出力端子から第3信号を出力し、前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から出力される信号が前記第1信号から前記第2信号に変化した後は前記第2出力端子から前記第3信号とは異なる第4信号を出力する第2回路と、前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から前記第1信号が出力され、且つ、前記第2回路に備えられた前記第2出力端子から前記第3信号が出力される場合に、前記スイッチ素子に前記オン信号を供給し、前記第2回路に備えられた前記第2出力端子から前記第4信号が出力される場合又は前記第1回路に備えられた前記第1出力端子から前記第2信号が出力される場合、前記スイッチ素子に前記オフ信号を供給する第3回路と、を備える。
【0007】
保護回路は次のように動作する。負荷に過電流等が発生すると、電源の電圧値は、電圧閾値よりも小さくなる。電源の電圧値が電圧閾値より小さい場合に、第1回路は、第1出力端子から第2信号を出力する。第1回路に備えられた第1出力端子から出力される信号が第2信号に変化した後は、第2回路は、第2出力端子から第4信号を出力する。第2回路に備えられた第2出力端子から第4信号が出力される場合に、第3回路は、スイッチ素子にオフ信号を供給する。又は、第1回路に備えられた第1出力端子から第2信号が出力される場合にも、第3回路は、スイッチ素子にオフ信号を供給する。これにより、スイッチ素子は、電源と負荷とを電気的に切断する。
【0008】
このように、保護回路によれば、短絡等により負荷に過電流が発生した場合に、スイッチ素子により電源と負荷とが電気的に切断される。このため、負荷における過電流が継続されることがなくなり、電子機器の温度上昇を防止することができる。
【0009】
保護回路においては、物理ヒューズではなく、スイッチ素子が電源と負荷との電気的な接続と切断とを切り替える。スイッチ素子の直列抵抗値は、物理ヒューズの直列抵抗値と比較して小さい。このため、保護回路によれば、スイッチ素子で大きく電圧が降下することを抑制することができる。従って、保護回路によれば、負荷において使用可能な電源の電圧範囲が狭くなることを防止することができる。
【0010】
電源と負荷とが電気的に切断された後に電源の電圧値が回復したとしても、スイッチ素子は、オフ状態を維持する。従って、保護回路によれば、負荷における過電流の再発を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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