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公開番号
2025030970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136879
出願日
2023-08-25
発明の名称
医療デバイスおよびステント
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
25/10 20130101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血管内で長期に渡り放出可能な薬剤を留置し、薬剤の追加も容易な医療デバイスおよびステントを提供する。
【解決手段】径方向に拡張可能なバルーン20と、バルーン20の径方向外側に配置されてバルーン20の拡張に伴い径方向に拡張可能なステント23と、を有する医療デバイス10であって、ステント23は、径方向内側に向かって突出し拡張したバルーン20を穿孔できる突出体51を有し、バルーン20は、薬剤を含む流体を注入されることで径方向に拡張する医療デバイス10である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
径方向に拡張可能なバルーンと、前記バルーンの径方向外側に配置されて前記バルーンの拡張に伴い径方向に拡張可能なステントと、を有する医療デバイスであって、
前記ステントは、径方向内側に向かって突出し拡張した前記バルーンを穿孔できる突出体を有し、
前記バルーンは、薬剤を含む流体を注入されることで径方向に拡張する医療デバイス。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記突出体は、前記ステントの内表面に針状に形成される請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項3】
前記突出体は、周方向一部が開口した中空状である請求項2に記載の医療デバイス。
【請求項4】
前記ステントは、前記突出体の一部と連続する空間を備えた流路部を有する請求項1~3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項5】
前記ステントは、軸心方向中央部が径方向内側に向かって凹状であるくびれ部を有する請求項1~3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項6】
前記ステントは、少なくとも前記突出体を含む表面の一部が水溶性高分子で被覆されている請求項1~3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項7】
前記突出体は、前記バルーンの周方向に沿って傾斜状となるように前記ステントから突出する請求項1~3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項8】
前記バルーンに注入される前記流体は、ハイドロゲルである請求項1~3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項9】
径方向に拡張可能なバルーンの径方向外側に配置されて前記バルーンの拡張に伴い径方向に拡張可能なステントであって、
径方向内側に向かって突出し拡張した前記バルーンを穿孔できる突出体を有するステント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管内に留置されるステントを有する医療デバイスおよびステントに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、例えば心筋梗塞や狭心症の治療では、冠動脈の病変部(狭窄部)にステントを留置して、冠動脈の開存状態を維持する手技が行われている。この手技は、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の生体管腔内に生じた狭窄部の治療についても行われることがある。
【0003】
ステントは、表面に薬剤が搭載されることがあり、生体管腔の留置された部分に薬剤を放出することができる。このようなステントを有する医療デバイスとして、例えば特許文献1に挙げるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-136172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
血管内に留置される薬剤は、長期に渡って放出されることが望ましい場合がある。例えば、冠微小血管障害を生じている場合に、低分子薬剤や細胞外小胞、細胞などの薬剤を閉塞部位の血管上流に留置し、長期に渡って薬剤を徐々に放出することで、高い治療効果が期待できる。また、薬剤を放出した後、追加の薬剤を補充することができると、より長期に渡る治療効果が期待できる。
【0006】
薬剤を徐々に放出するには、薬剤をゲル化して血管に留置することが考えられる。しかし、血管内に留置した薬剤は、血流により押し流されるリスクがあり、長期に渡って薬剤を放出することは困難であった。また、ステントに薬剤を搭載する場合、搭載できる薬剤の量に限界があり、長期に渡って薬剤を放出することが困難である。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、血管内で長期に渡り放出可能な薬剤を留置し、薬剤の追加も容易な医療デバイスおよびステントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る(1)医療デバイスは、径方向に拡張可能なバルーンと、前記バルーンの径方向外側に配置されて前記バルーンの拡張に伴い径方向に拡張可能なステントと、を有する医療デバイスであって、前記ステントは、径方向内側に向かって突出し拡張した前記バルーンを穿孔できる突出体を有し、前記バルーンは、薬剤を含む流体を注入されることで径方向に拡張する。
【0009】
上記目的を達成する本発明に係る(9)ステントは、径方向に拡張可能なバルーンの径方向外側に配置されて前記バルーンの拡張に伴い径方向に拡張可能なステントであって、径方向内側に向かって突出し拡張した前記バルーンを穿孔できる突出体を有する。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成した(1)医療デバイスは、バルーンが拡張してステントの突出体がバルーンを穿孔することで、薬剤を含む流体をステントが配置された領域に流出させることができる。このため、医療デバイスは、ステントを骨格として薬剤を血管壁に塗布することができるため、薬剤が血流で流出しにくくすることができる。また、医療デバイスは、一定期間が経過して薬剤が放出され終わったら、ステントの位置にバルーンを再度挿入し、薬剤を含む拡張用流体で拡張させることにより、突出体がバルーンを穿孔して、薬剤を血管壁に対して再送達することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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