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公開番号
2024118102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024306
出願日
2023-02-20
発明の名称
錠剤撒き器
出願人
個人
代理人
主分類
A61J
7/00 20060101AFI20240823BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】錠剤の一包化時やピルケースセット時に除包済みの錠剤を効率よく撒けるようにすることを課題とする。
【解決手段】整列板部に錠剤の形状、大きさと一致する溝がある。錠剤を本体に流し込み、スライド部をレバー使で動かすことで錠剤を整列させる。レバーを強く引くことで一斉に錠剤を落下させ、排出部ノズルを通りピルケースや分包機カセットなどの格子状目標に落下させる。整列部の溝は整列板部下部に配置されている高さ調節板部が上下することで深さが変更し、使用済みPTPシートを加工して利用することで大きさや形状の異なる多種多様な錠剤に対応できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
錠剤を整列させるための複数の溝を有する整列版部、前記整列板部を装着したスライド板部、および排出ノズルを有する錠剤撒き器であって、前記整列板部の上部に錠剤をプールして、前記整列板部を左右に動かすことにより、前記整列板部に配置された溝に錠剤がはまり、前記スライド板部をスライドさせることにより、前記整列板部の溝にはまった錠剤が落下して、前記排出ノズルを通って、格子状の落下目標に落下することを特徴とする錠剤撒き器。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
高さ調節板部が前記スライド板部の下部に配置されており、前記高さ調節板部が上下に移動することで前記溝の深さを変更できることを特徴とする請求項1に記載の調剤機器。
【請求項3】
前記溝に使用済みPTPシートのプラスチック部分を刃物で切断した加工済みPTPシートを使用できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調剤機器。
【請求項4】
つまみを用いて前記スライド板部を上下に可動できることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の調剤機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調剤機器、特に錠剤を格子状のピルケース等に一斉に配給する錠剤撒き器に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されるように、錠剤孔を用いた錠剤整列機構とスライド版を使い必要数を落下される機構を有する錠剤計数器が開示されている。背景技術は錠剤を計数することを目的としているため、錠剤を個々に落下させる機構はなく、大量の錠剤を整列することを想定している。そのため限られた数の錠剤を整列できなく、整列の補助的な機構がないためエッジが効いた錠剤や表面がざらついた錠剤などは干渉しあって整列できないことが考えられる。また、形状や大きさの異なる多種の錠剤に対応できるような機構は見受けられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3123201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、錠剤を効率よく撒くことができ、上記先行技術より多種の錠剤に対応でき、確実に錠剤を整列できる調剤・服薬補助機器を提供する事を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために本発明は、溝を有する整列板部と整列した錠剤を落下させる機構と落下した錠剤を目標に確実に落下させるための排出部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は整列板部の溝を使って複数の除包済み錠剤を整列させ、落下させることで一斉に効率よくピルケースや分包機カセットなどの格子状落下目標に1錠ずつセットすることができ、整列用溝を有する整列板部を交換、溝の深さの調節をすることで大きさや形状の異なる多種多様な錠剤に対応する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施方法を示した斜視図である。
本発明から壁部とレバー部を離した斜視図である。
本発明の投影図である。(a)は本発明を示した平面図である。(b)は本発明を示した左側面図である。(c)は本発明を示した背面図である。(d)は本発明を示した右側面図である。(e)は本発明を示した底面図である。
図3に示すA-A断面図である。
図3に示すB-B断面図である。
本発明の整列部とスライド部の斜視図である。(a)は整列部とスライド部と加工済みPTPシートを示した斜視図である。(b)は整列部とスライド部と加工済みPTPシートを離した上方向斜視図である。(c)は 整列部とスライド部と加工済みPTPシートを離した下方向斜視図である。
図6の一部の拡大図である。(a)は図6(a)のD部分を拡大した図である。(b)は図6(c)のE部分を拡大した図である。
高さ調節板部と高さ調節板取り外し部を示す図である。(a)は高さ調節板部と高さ調節板取り外し部を示した斜視図である。(b)は高さ調節板部と高さ調節板取り外し部を離した斜視図である。(c)は図8(d)のF部分を拡大した図である。(d)は高さ調節板部を示した斜視図である。
排出部を示した斜視図である。
レバー部を示す図である。(a)はレバー部を示した平面図である。(b)はレバー部を示した斜視図である。(c)はレバー部を示した正面図である。(d)はレバー部を示した右側面図である。(e)は(c)を示すG-G断面図である。
レバー部の一部の拡大図である。(a)は図10(e)のH部分を拡大した図である。(b)はレバー部の内部を示した斜視図である。
壁部を示す図である。(a)は壁部を示した斜視図である。(b)は壁部を示した正面図である。(c)は壁部を示した左側面図である。(d)は壁部を示した右側面図である。
本発明の本体を示す図である。(a)は本体を示した平面図である。(b)は本体を示した正面図である。(c)は本体を示した右側面図である。(d)は(b)を示すJ-J断面図である。(e)は本体を示した底面図である。(f)は本体を示した斜視図である。
図3(b)の一部を示す図である。(a)は図3(b)を示すL-L断面図である。(b)は(a)のI部分を拡大した図である。
高さを調整する機構を示し図である。(a)は高さを調整する機構を示した斜視図である。(b)は高さを調整する機構から回転補助部とつまみを離した斜視図である。(c)は高さを調整する機構を示した正面図である。(d)は高さを調整する機構を示した左側面図である。(e)は(c)を示すM-M断面図である
溝に使用するPTPシートの加工方法を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本実施例は整列板部1(図1で示す)と、スライド板部2(図1で示す)と、高さ調節板部3(図5で示す)と、高さ調節板取り外し部4(図5で示す)と、排出部5(図1で示す)と、レバー部6(図1で示す)と、壁部7(図1で示す)と本体8(図2で示す)を有する。
【0009】
整列板部1は複数の錠剤を一つ一つ並べるもので、錠剤と同形状、同径の溝1.4(図6で示す)を有する板103(図1で示す)や加工済みPTPシート103などを装着する板であり、これらの加工済みPTPシート103などを装着するための溝1.1(図7で示す)と、整列済みの錠剤を落下させるための開口1.2(図6で示す)、左右面にスライド板部2にスライドして装着するための勾配1.3(図6で示す)がある。錠剤を本体8に流し込むことで整列板部1上部に錠剤がプールされ、レバー6を使い本体8を左右に動かすことで錠剤を整列板部1の複数の溝1.4にはまり整列する。整列に必要な溝1.4には使用者が使用済みPTPシート105(図16で示す)のプラスチック部分を刃物104(図16で示す)で切断し使用する。特殊形状の錠剤にもコストをかけずに対応できる。使用頻度が高い錠剤は予め溝を有する整列板部1を制作することで使用済みPTPシート加工の手間を省ける。
【0010】
スライド板部2は整列板部1を装着し前後にスライドする部分で、左右にスライドするためのガイド2.1(図7で示す)と、下面に初期位置を固定するための引スプリングを取り付けるための穴2.2(図7で示す)と、下面に錠剤整列時と落下時のレバー6.2(図10で示す)を握る強さを感覚的にわかるようにするための爪2.3(図7で示す)と、上面に整列時に錠剤を溝8.1.3(図13で示す)へ誘導するガイド2.4(図6で示す)を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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