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公開番号2025031303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137441
出願日2023-08-25
発明の名称移植物輸送器具
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 31/00 20060101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】移植物を移植デバイスに容易に移し替え可能な移植物輸送器具を提供する。
【解決手段】本開示に係る移植物輸送器具は、移植物を支持可能な支持体と、前記支持体を保持可能な保持具と、を備え、前記保持具は、前記支持体を嵌め込み可能な嵌め込み凹部を備え、前記支持体は、前記保持具の前記嵌め込み凹部に嵌め込まれている状態で、前記移植物を生体内に移植するための移植デバイスの把持部に接続可能な接続部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
移植物を支持可能な支持体と、
前記支持体を保持可能な保持具と、を備え、
前記保持具は、前記支持体を嵌め込み可能な嵌め込み凹部を備え、
前記支持体は、前記保持具の前記嵌め込み凹部に嵌め込まれている状態で、前記移植物を生体内に移植するための移植デバイスの把持部に接続可能な接続部を備える、移植物輸送器具。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
前記保持具は、前記支持体を収容可能な収容凹部を備え、
前記嵌め込み凹部は、前記保持具の前記収容凹部の底面に形成されている、請求項１に記載の移植物輸送器具。
【請求項３】
前記保持具は、収容凹部が形成されている容器の前記収容凹部内に装着可能な装着体である、請求項１に記載の移植物輸送器具。
【請求項４】
前記装着体は、前記容器の前記収容凹部の側面に挟持されるように前記側面と係合する係合部を備える、請求項３に記載の移植物輸送器具。
【請求項５】
前記支持体は、前記移植物を支持可能な支持面を備える板状の支持本体部を備える、請求項１から４のいずれか１つに記載の移植物輸送器具。
【請求項６】
前記支持体は、前記支持本体部の前記支持面から立ち上がる起立壁部を備える、請求項５に記載の移植物輸送器具。
【請求項７】
前記支持体は、前記支持本体部から突設されている突出部を備え、
前記接続部は、前記突出部に設けられている、請求項５に記載の移植物輸送器具。
【請求項８】
前記保持具の前記嵌め込み凹部には、前記支持体の前記支持本体部を嵌め込み可能である、請求項５に記載の移植物輸送器具。
【請求項９】
前記保持具は、前記嵌め込み凹部が分割されるように分解可能な複数の保持片により形成されている、請求項１から４のいずれか１つに記載の移植物輸送器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は移植物輸送器具に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、例えば細胞シート等の移植物を支持する支持体を備え、支持体に支持された移植物を生体内の目的部位に移植可能な移植デバイスが知られている。特許文献１には、この種の移植デバイスが記載されている。
【０００３】
また、特許文献２には、移植物を移植が行われる集中治療室などへ輸送する際に使用される輸送器具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０２０／１３８２６１号
国際公開第２０２０／１３００１５号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
移植物は、特許文献２に記載されているような輸送器具を用いて集中治療室などへ輸送される。その後、移植物は、輸送器具から取り出される。輸送器具から取り出された移植物は、特許文献１に記載されているような移植デバイス上に移し替えられ、移植デバイスにより生体内の目的部位に移植される。
【０００６】
しかしながら、移植物が輸送器具から移植デバイスに移し替えられる際に、振動や衝撃等により、移植物に外力が作用する場合がある。かかる場合に、例えば移植物の変形や損傷などが生じ得る。
【０００７】
本開示は、移植物を移植デバイスに容易に移し替え可能な移植物輸送器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の第１の態様としての移植物輸送器具は、
（１）
移植物を支持可能な支持体と、
前記支持体を保持可能な保持具と、を備え、
前記保持具は、前記支持体を嵌め込み可能な嵌め込み凹部を備え、
前記支持体は、前記保持具の前記嵌め込み凹部に嵌め込まれている状態で、前記移植物を生体内に移植するための移植デバイスの把持部に接続可能な接続部を備える、移植物輸送器具、である。
【０００９】
本開示の１つの実施形態としての移植物輸送器具は、
（２）
前記保持具は、前記支持体を収容可能な収容凹部を備え、
前記嵌め込み凹部は、前記保持具の前記収容凹部の底面に形成されている、上記（１）に記載の移植物輸送器具、である。
【００１０】
本開示の１つの実施形態としての移植物輸送器具は、
（３）
前記保持具は、収容凹部が形成されている容器の前記収容凹部内に装着可能な装着体である、上記（１）に記載の移植物輸送器具、である。
（【００１１】以降は省略されています）

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