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公開番号
2025028995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-05
出願番号
2024206640,2020185153
出願日
2024-11-27,2020-11-05
発明の名称
生体情報管理システム
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
5/01 20060101AFI20250226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】子供や高齢者等を含め老若男女問わずに、対象者が外出時、仕事や学校等での活動時、あるいは人と接する時等の前に、各対象者が感染症または熱中症に罹患しているかどうかを連続または逐次モニタリングしながら判定することができる生体情報管理システムを提供すること。
【解決手段】対象者の体温を測定する体温測定部3と、対象者の水分量を測定する水分量測定部4と、対象者の識別情報が記録された識別情報部5と、対象者の体温と、対象者の水分量と、対象者の識別情報と、を送信する生体情報送信部6と、を有する対象者に装着されるバイタル測定デバイス2と、生体情報送信部から送信された情報を受信する受信部11と、受信部で受信した生体情報送信部から送信された対象者の体温と、対象者の水分量と、対象者の識別情報と、に基づいて、対象者の健康状況をアクセス権を与えられた管理者に通知する制御部100と、を有する生体情報管理システム1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の体温を測定する体温測定部と、
前記対象者の水分量を測定する水分量測定部と、
前記対象者の識別情報が記録された識別情報部と、
前記体温測定部が測定した前記対象者の前記体温と、前記水分量測定部が測定した前記対象者の前記水分量と、前記識別情報部に記録された前記対象者の前記識別情報と、を送信する生体情報送信部と、を有する前記対象者に装着されるバイタル測定デバイスと、
前記生体情報送信部から送信された情報を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記生体情報送信部から送信された前記対象者の前記体温と、前記対象者の前記水分量と、前記対象者の前記識別情報と、に基づいて、前記対象者の健康状況をアクセス権を与えられた管理者に通知する制御部と、を有することを特徴とする生体情報管理システム。
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【請求項2】
前記制御部は、前記生体情報送信部から送信された前記対象者の前記体温と前記体温の判定値との比較結果および前記対象者の前記水分量と前記水分量の判定値との比較結果に基づいて、前記対象者が感染症に罹患している可能性があるか否かの判定結果と、前記対象者が熱中症に罹患している可能性があるか否かの判定結果と、を判定する判定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理システム。
【請求項3】
前記判定部は、前記体温の判定値と比較して前記体温が上回り、かつ、前記水分量の判定値と比較して前記水分量が下回る場合に前記対象者が前記熱中症に罹患している可能性があるとの判定結果を出し、前記体温の判定値と比較して前記体温が上回り、かつ、前記水分量の判定値と比較して前記水分量が上回る場合に前記対象者が前記感染症に罹患している可能性があるとの判定結果を出す第1の判定フローを実行することを特徴とする請求項2に記載の生体情報管理システム。
【請求項4】
前記判定部は、第1の判定フローで前記対象者が前記感染症に罹患している可能性があるとの判定結果が出なかった場合に、前記対象者の味覚と嗅覚の異常と咳や息切れの有無に基づいて、前記対象者が前記感染症に罹患している可能性があるか否かの判定結果を出す第2の判定フローを実行することを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理システム。
【請求項5】
前記判定部は、第1の判定フローで前記体温の判定値と比較して前記体温が下回る場合に、前記対象者の居る現地の外部環境情報に基づいて、前記対象者が前記感染症に罹患している可能性があるか否かの判定結果を出す第3の判定フローを実行し、
前記外部環境情報は、前記感染症のクラスター発生地域あるいはその周辺であるか否か、または、前記対象者が前記感染症の濃厚接触者の可能性があるか否かであることを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理システム。
【請求項6】
前記判定部は、第1の判定フローで前記体温の判定値と比較して前記体温が下回る場合かつ、第2の判定フローで前記対象者の味覚と嗅覚の異常と、咳や息切れとのいずれか一方がある場合に、前記対象者の居る現地の外部環境情報に基づいて、前記対象者が前記感染症に罹患している可能性があるか否かの判定結果を出す第3の判定フローを実行し、
前記外部環境情報は、前記感染症のクラスター発生地域あるいはその周辺であるか否か、または、前記対象者が前記感染症の濃厚接触者の可能性があるか否かであることを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理システム。
【請求項7】
前記判定部は、第1の判定フローで前記体温の判定値と比較して前記体温が下回り、かつ、前記水分量の判定値と比較して前記水分量が下回る場合に前記対象者が脱水症に罹患している可能性があるとの判定結果を出すことを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理システム。
【請求項8】
前記体温測定部および前記水分量測定部は、前記対象者の前記体温および前記水分量を連続または逐次測定することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の生体情報管理システム。
【請求項9】
前記対象者の嗅覚の異常を判定するために、前記対象者に対してニオイを発生するニオイ発生部を有することを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象者の脇(腋下)に体温測定部と水分量測定部を有する貼付部を貼り付けることで、対象者の体温および体内水分量のバイタル情報をモニタリングして、対象者の感染症と脱水症や熱中症の判定を行う生体情報管理システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
子供や高齢者等の各個人について、日常における体温管理はとても難しい。また、新型コロナウイルス等の感染症が発生している場合には、各個人はマスク等を着用していることから、特に子供や高齢者は熱中症等を発症し易いので、やはり各個人の日常の体調管理がさらに難しい。
また、学校や老人介護施設等で集団生活を行っている場合には、各個人の日常の体調管理は困難であり、各個人の日常の健康管理は、各個人自身や教職員、介護職員等に委ねられているのが現状である。
さらに、近年頻繁に発生している災害時に被災すると、集団生活を余儀なくされ、被災による各個人の体調の悪化がある中、集団感染の虞もあるために、各個人はより日常の体調管理に気を付けなければならない。
【0003】
例えば、各個人が体温を測って管理者に自己申告したとしても、各個人が体温測定を常時行うことができないので、管理者は、ある時点でのアナログ的に記録された各個人の体温を確認できるだけである。このため、管理者が各個人の日常の体調管理をするのは不十分になってしまう。
【0004】
幼児・子供や高齢者等を含め老若男女問わずに、外出時、仕事や学校等での活動時、あるいは人と接する時等の前には、体温測定が行われることが前提として、各個人が感染症または熱中症に罹患しているかどうかを判定することが求められている。しかし、実際には体温測定の結果は自己申告であるので適当であったり、実際には体温を測定していなかったりする場合もある。
【0005】
特許文献1には、熱中症監視装置が開示されている。この熱中症監視装置は、水分量検出部および体温測定部の検出結果に基づいて人物に熱中症の疑いがあるか否かを判定する。この熱中症監視装置では、人物の身体表面の近赤外光の波長成分に基づいて水分量を検出したり、人物が発する赤外線から体温を測定したりしている。
【0006】
この熱中症監視装置は、人物の身体表面の水分量や体温の情報を非接触で収集し、ゲート部を通過する人物の熱中症の監視を行う。そして、熱中症の疑いがある場合には、ゲートの遮断器により、人物のゲート通過を規制している。しかし、この熱中症監視装置は、固定式で大掛かりな装置であるため、幼児・子供や高齢者等を含め老若男女問わずに、対象者が外出時、仕事や幼稚園・保育園・学校等での活動時、あるいは人と接する時等の前に、複数の個々の人物について、熱中症を常時監視することはできず、さらには感染症の監視についての記載は全くなく、示唆されてもない。そのため、体調の異変があった場合に、その原因が感染症によるものなのか、或は熱中症や脱水症状によるものなのか、判断が付かず、適切な処置を行えなかったり、熱中症によって体調不良になった場合でも、感染症を恐れて処置を躊躇してしまったりするなどの課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-89592号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、子供や高齢者等を含め老若男女問わずに、対象者が外出時、仕事や学校等での活動時、あるいは人と接する時等の前に、各対象者が感染症または熱中症に罹患しているかどうかを連続モニタリングしながら判定することができる生体情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、対象者の脇において前記対象者の体温を測定する体温測定部と、前記対象者の前記脇において前記対象者の水分量を測定する水分量測定部と、を有し、前記体温測定部と前記水分量測定部を前記脇に貼り付ける貼付部と、前記体温測定部が測定した前記対象者の前記体温および前記水分量測定部が測定した前記対象者の前記水分量を送信する生体情報送信部と、前記生体情報送信部から送信された前記対象者の前記体温および前記対象者の前記水分量に基づいて、前記対象者が感染症または熱中症に罹患している可能性があるか否かの判定結果を出す判定部を有する本体装置と、を備え、前記生体情報送信部は前記貼付部に配置され、前記貼付部は、前記対象者を識別する識別情報を有し、前記識別情報は前記生体情報送信部により前記本体装置の前記判定部側に送られることを特徴とする生体情報管理システムにより解消される。
【0010】
本発明に係る生体情報管理システムにおいては、貼付部は対象者の脇に貼り付けられるので、体温測定部と水分量測定部は対象者の脇の皮膚に違和感なく密着でき、対象者の体温と体内の水分量を脇において正確に連続または逐次測定できる。測定された対象者の体温と体内の水分量は、生体情報送信部を通じて判定部に送信することで、判定部は、対象者の体温と体内の水分量に基づいて、対象者が感染症または熱中症に罹患している可能性があるか否かの判定結果を出すことができる。これにより、子供や高齢者等を含め老若男女問わずに、対象者が外出時、仕事や学校等での活動時、あるいは人と接する時等の前に、各対象者が感染症または熱中症に罹患しているかどうかを連続または逐次モニタリングしながら判定することができる。
熱中症(脱水症)や感染症の症状は、時々刻々と変化するために、体温測定部と水分量測定部が貼付部に配置されていて、この貼付部を脇(脇下、腋窩)に常時貼り付けることで、対象者の体温と体内水分量を、逐次あるいは常時測定することができる。これにより、生体情報管理システムは、熱中症(脱水症)や感染症の可能性をより早いタイミングで、かつより高い精度で判定できる。
また、本発明に係る生体情報管理システムにおいては、対象者の識別情報が、本体装置の判定部に送られるので、判定部は対象者が誰であるのかを確実に識別して特定できる。
(【0011】以降は省略されています)
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