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公開番号2025026299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024077909
出願日2024-05-13
発明の名称モータ及び電気製品
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 11/33 20160101AFI20250214BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータの防じん・防水性能を向上することができるモータを提供する。
【解決手段】モータは、中心軸線を中心として回転する回転軸を有する回転子1と、径方向上で回転子と対向するステータ2と、回転子とステータとを収容するとともに、軸方向の一端に開口部を有するハウジング3と、上層バスバーホルダと、上層バスバーホルダに保持された上層バスバーとを含み、上層バスバーは上層バスバー端子を含む上層バスバーアセンブリ10と、下層バスバーホルダと、下層バスバーホルダに保持された下層バスバーとを含み、下層バスバーは下層バスバー端子を含む下層バスバーアセンブリ20と、を備える。上層バスバーホルダはハウジングの開口部の縁に搭載されており、下層バスバーホルダは上層バスバーホルダの軸方向下側に位置しており、上層バスバー端子は下層バスバー端子にハウジングの内部で電気的に接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸線を中心として回転する回転軸を有する回転子と、
径方向上で前記回転子と対向するステータと、
前記回転子と前記ステータとを収容するとともに、軸方向の一端に開口部を有するハウジングと、
上層バスバーホルダと、前記上層バスバーホルダに保持された上層バスバーとを含み、前記上層バスバーは上層バスバー端子を含む上層バスバーアセンブリと、
下層バスバーホルダと、前記下層バスバーホルダに保持された下層バスバーとを含み、前記下層バスバーは下層バスバー端子を含む下層バスバーアセンブリと、
を備えるモータにおいて、
前記上層バスバーホルダは前記ハウジングの前記開口部の縁に搭載されており、
前記下層バスバーホルダは前記上層バスバーホルダの軸方向下側に位置しており、
前記上層バスバー端子は前記下層バスバー端子に前記ハウジングの内部で電気的に接続されている、
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記モータはセンサーマグネットを更に含み、前記センサーマグネットは前記上層バスバーホルダの径方向内側に設けられており、且つ前記上層バスバーホルダの上面に対して、軸方向下側により近接している、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記モータはセンサーマグネットを更に含み、前記センサーマグネットは前記上層バスバー端子と前記下層バスバー端子との電気的接続の位置の軸方向上側に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記上層バスバーホルダは搭載部を更に有しており、前記搭載部は前記上層バスバーホルダの内周に配置されるとともに、前記回転子の径方向外側に位置しており、前記搭載部は前記上層バスバーホルダと一体成形されており、
前記搭載部は、前記上層バスバー端子と前記下層バスバー端子との電気的接続の位置よりも軸方向下側により近接するとともに、周方向上で前記電気的接続の位置と対向している、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記モータは回路基板を更に含み、前記回路基板は前記搭載部に搭載され、且つ前記回転子の径方向外側に位置しており、
前記回路基板は前記電気的接続の位置と軸方向上で同じ高さであり、周方向上で前記電気的接続の位置と対向している、ことを特徴とする請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記搭載部は少なくとも一部がリング状に形成されており、その内周直径は前記ステータのコアの内周直径以上であり、
前記回路基板は少なくとも一部がリング状に形成されており、その内周直径は前記搭載部の内周直径以上である、ことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
【請求項7】
前記モータは、前記上層バスバーホルダに一体成形されている複数本の信号線を更に含み、前記複数本の信号線の一端は回路基板に接続されており、
前記複数本の信号線における軸方向に直交する平面上で延在している部分が同一平面に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
前記複数本の信号線における軸方向に直交する平面上で延在している部分は前記回路基板に対して径方向外側により近接し、且つ前記ハウジングの前記縁の径方向外周に対して径方向内側により近接している、ことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
【請求項9】
前記複数本の信号線の少なくとも一部が前記ハウジングの前記縁と軸方向上で重なり合っている、ことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
【請求項10】
電気製品において、請求項1~9のいずれか一項に記載のモータを含む、ことを特徴とする電気製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は機械電気分野に関し、とりわけモータ及び電気製品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ブラシレスモータには、モータに給電するためにバスバーホルダが配置されている。バスバーの位置をより精確にするために、バスバーホルダを分割成形された上層バスバーホルダ及び下層バスバーホルダとして配置しているが、このうち、上層バスバーホルダに保持された上層バスバーが外部に電気的に接続されるとともに、上層バスバーホルダに保持された上層バスバーの端子と、下層バスバーホルダに保持された下層バスバーの端子とを電気的に接続することにより、モータと外部との電気的接続を実現することができる。
【0003】
従来技術では、通常、上層バスバーホルダをモータカバー部又は下層バスバーホルダの上に搭載している。
【0004】
注意を要するのは、技術的背景についての上記説明は、本願の技術手法について明確且つ十全に説明しやすくするとともに、当業者の理解を容易にするために叙述したものであるに過ぎない、という点である。これらの手法が本願の背景技術部分において叙述を行っていることのみを理由に、上記の技術手法が当業者にとって公知であると見なしてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国特許出願公開第115694030号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明者は、上記従来技術においては、上層バスバーホルダがモータカバー部に搭載されていることから、その位置精度がモータカバー部の寸法及び組付け公差に影響されて、一定のばらつきが存在する上、しかも、上層バスバー端子と下層バスバー端子との電気的接続位置がモータカバー部外側に位置しているため、よって、モータカバー部に貫通穴を形成する必要がある際、モータの防じん・防水性能に一定の影響があることを発見している。
【0007】
背景技術で指摘した問題に対して、本願実施例では、ハウジングの縁に上層バスバーホルダを搭載することで、ハウジング縁の位置はモータカバー部及び下層バスバーホルダに対して組付け公差がなくなり、これにより、上層バスバーホルダの取付位置精度を保証するともに、上層バスバー端子と下層バスバー端子との電気的接続の位置がハウジング内部に位置することから、モータの防じん・防水性能を向上することができるモータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願実施例の第1の態様によれば、モータを提供しており、前記モータは、中心軸線を中心として回転する回転軸を有する回転子と、径方向上で前記回転子と対向するステータと、前記回転子と前記ステータとを収容するとともに、軸方向の一端に開口部を有するハウジングと、上層バスバーホルダと、前記上層バスバーホルダに保持された上層バスバーとを含み、前記上層バスバーは上層バスバー端子を含む上層バスバーアセンブリと、下層バスバーホルダと、前記下層バスバーホルダに保持された下層バスバーとを含み、前記下層バスバーは下層バスバー端子を含む下層バスバーアセンブリと、を備えるモータであって、前記上層バスバーホルダは前記ハウジングの前記開口部の縁に搭載されており、前記下層バスバーホルダは前記上層バスバーホルダの軸方向下側に位置しており、前記上層バスバー端子は前記下層バスバー端子に前記ハウジングの内部で電気的に接続されている。
【0009】
本願実施例の第2の態様によれば、前記モータはセンサーマグネットを更に含み、前記センサーマグネットは前記上層バスバーホルダの径方向内側に設けられており、且つ前記上層バスバーホルダの上面に対して、軸方向下側により近接している。
【0010】
本願実施例の第3の態様によれば、前記モータはセンサーマグネットを更に含み、前記センサーマグネットは前記上層バスバー端子と前記下層バスバー端子との電気的接続の位置の軸方向上側に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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