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公開番号2025032707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138140
出願日2023-08-28
発明の名称クランプ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/32 20060101AFI20250305BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】バンドのカット代に起因して生じ得る取付作業の停滞を抑えるクランプを提供する。
【解決手段】クランプ1は、バンド11と、バンド11の基端11aを連結する表面部12aと、バンド11の先端を挿通させる挿通孔16とを有する基部12と、基部12に設けられ、相手側部材に設けられている孔部に結合する結合部13と、基部12に装着され、挿通孔16の引出口16cから引き出された状態にあるバンド11のカット代11cを覆うカバー20とを備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
バンドと、
前記バンドの基端を連結する表面部と、前記バンドの先端を挿通させる挿通孔とを有する基部と、
前記基部に設けられ、相手側部材に設けられている孔部に結合する結合部と、
前記基部に装着され、前記挿通孔の引出口から引き出された状態にある前記バンドのカット代を覆うカバーと、
を備える、クランプ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記引出口は、前記基部の前記表面部と、前記基部において前記表面部とは反対側にある裏面部との間の第1端部から外部に開放され、
前記カバーは、
前記基部の前記表面部に当接する第1挟持片と、
前記基部の前記裏面部に当接し、前記第1挟持片とともに前記基部を挟持する第2挟持片と、
前記第1挟持片と前記第2挟持片とを支持し、前記カバーが前記基部に装着されたときに前記第1端部と対向するカバー本体と、を有する、請求項1に記載のクランプ。
【請求項3】
前記カバー本体からの前記第2挟持片の長さは、前記カバー本体からの前記第1挟持片の長さよりも長い、請求項2に記載のクランプ。
【請求項4】
前記結合部は、前記基部の前記裏面部に設けられ、
前記第2挟持片は、前記結合部の両側面の側に分岐して延在する一対の係止片であり、
一対の前記係止片は、それぞれ、前記基部における前記第1端部とは反対側にある第2端部に係止される係止壁を有する、請求項3に記載のクランプ。
【請求項5】
前記第2挟持片は、互いに対向する一対の係止側壁を有し、
一方の前記係止側壁は、前記カバーが前記基部に装着されたときに前記基部の一方の側部と対向するように一対の前記係止片の一方に設けられ、
他方の前記係止側壁は、前記カバーが前記基部に装着されたときに前記基部の他方の側部と対向するように一対の前記係止片の他方に設けられる、請求項4に記載のクランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両の内部には、各種のワイヤーハーネスが配索されている。このようなワイヤーハーネスは、結束バンドのようなバンド構造を含むクランプを介して車両の構造体に取り付けられることが多い。特許文献1は、バンド部材の端部に結合部としての逆止係止体を設けたクランプ機構を有する結束バンドに関する技術を開示している。バンド部材に保持された状態のワイヤーハーネスは、車両の構造体の一部である相手側部材に予め設けられている孔部に逆止係止体を係合させることで、車両側に取り付けられる。このような結束バンドでは、ワイヤーハーネスに巻き付いているバンド部材の一部が挿通孔に挿通された状態で係止された後、挿通孔から引き出されたバンド部材の余剰部分は、カッター等で切断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-113143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている結束バンドでは、挿通孔から引き出されたバンド部材の余剰部分が切断された後も、挿通孔の引出口からバンド部材の一部が突出し、バンド部材のカット代として残存する。そのため、例えば、作業者が結束バンドを相手側部材に取り付けようとしてクランプ部分を掴んだり、クランプ部分の近傍で作業をしたりしたとき、自身の手がカット代に触れて作業を滞らせることもあり得る。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、バンドのカット代に起因して生じ得る取付作業の停滞を抑えるクランプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るクランプは、バンドと、バンドの基端を連結する表面部と、バンドの先端を挿通させる挿通孔とを有する基部と、基部に設けられ、相手側部材に設けられている孔部に結合する結合部と、基部に装着され、挿通孔の引出口から引き出された状態にあるバンドのカット代を覆うカバーと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、バンドのカット代に起因して生じ得る取付作業の停滞を抑えるクランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る、カバーが装着される前のクランプの斜視図である。
一実施形態に係る、カバーが装着された後のクランプの斜視図である。
図1Bとは別角度から見た一実施形態に係るクランプの斜視図である。
一実施形態におけるカバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて一実施形態に係るクランプについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1A及び図1Bは、一実施形態に係るクランプ1の斜視図である。図1Aは、基部12にカバー20が装着される前の図である。図1Bは、基部12にカバー20が装着された後の図である。図1A及び図1Bでは、カバー20が装着される側の基部12の一部が視認される角度でのクランプ1が示されている。図2は、図1Bとは別角度である、カバー20が装着される側とは反対側の基部12の一部が視認される角度でのクランプ1の斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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