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公開番号
2025081001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194459
出願日
2023-11-15
発明の名称
回路構造
出願人
矢崎総業株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
13/64 20060101AFI20250520BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】インターロック機能を有する回路構造を提供すること。
【解決手段】回路構造1は、第1回路2の電路上の第1コネクタ部20と、第2回路3の電路上の第2コネクタ部50と、第1回路2の通電時には第2回路3が通電状態であり、且つ、第1回路2の非通電時には第2回路3が非通電状態であるように、第2回路3の電路を開閉する開閉部30と、を備える。第1コネクタ部20では、一対のコネクタ21,22の嵌合及び非嵌合に応じて第1回路2の通電及び非通電が切り替わり、第2コネクタ部50では、一対のコネクタ51,52の嵌合及び非嵌合に応じて第2回路3の通電及び非通電が切り替わり、第2コネクタ部50のコネクタ51,52の嵌合及び非嵌合を行う作業スペースへのアクセスが、第1コネクタ部20が嵌合状態にあるときには干渉され、且つ、第1コネクタ部20が非嵌合状態にあるときには干渉されない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1回路と、前記第1回路の電路上に設けられる第1コネクタ部と、
第2回路と、前記第2回路の電路上に設けられる第2コネクタ部と、
前記第1回路の通電時には前記第2回路が通電状態であり、且つ、前記第1回路の非通電時には前記第2回路が非通電状態であるように、前記第2回路の電路を開閉する開閉部と、を備える回路構造であって、
前記第1コネクタ部は、
当該第1コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合に応じて前記第1回路の通電及び非通電が切り替わる、ように構成され、
前記第2コネクタ部は、
当該第2コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合に応じて前記第2回路の通電及び非通電が切り替わる、ように構成され、
前記第2コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合を行う作業スペースへのアクセスが、前記第1コネクタ部が嵌合状態にあるときには干渉され、且つ、前記第1コネクタ部が非嵌合状態にあるときには干渉されない、
回路構造。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回路構造において、
前記第1コネクタ部が嵌合状態にあるとき、前記第1コネクタ部が有する一対のコネクタの少なくとも一方が前記作業スペースに配置されて、前記アクセスが干渉される、
回路構造。
【請求項3】
請求項1に記載の回路構造であって、
前記作業スペースに配置される干渉部を、更に備え、
前記第1コネクタ部が嵌合状態にあるとき、前記第1コネクタ部が有する一対のコネクタの少なくとも一方が前記干渉部の移動を妨げる位置に配置されて、前記アクセスが干渉される、
回路構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1回路と、第1回路の電路上に設けられる第1コネクタ部と、第2回路と、第2回路の電路上に設けられる第2コネクタ部と、第1回路の通電及び非通電に応じて第2回路の通電及び非通電が切り替わるように第2回路の電路を開閉する開閉部と、を備える回路構造、に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、高電圧の電源と電気的負荷とを繋ぐ高圧回路の電路を安全に開閉するために、インターロック機能を有する回路構造が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。一例として、自動車に搭載される高圧回路に、インターロック機能を有するサービスプラグが設けられる場合がある。従来のサービスプラグの一つは、高圧回路上に配置されたプラグ受部に対して挿抜可能に構成されており、プラグ受部からサービスプラグが抜かれた場合、内蔵されたインターロック用スイッチをオンからオフに切り替えるとともに、この切り替えを表す信号をインターロック制御部に送信する。インターロック制御部は、サービスプラグからこの信号を受信すると、高圧回路の電路上に設けられたリレーを開放する。これにより、高圧回路の非導通状態となり、サービスプラグをプラグ受部から安全に抜くことができる(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-098056号公報
特開2013-143806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したサービスプラグは、一般に、自動車の車種ごとに異なる箇所(例えば、リアシートの下部等)に設けられていることに加え、サービスプラグの操作に専門的なメンテナンス知識を要する。そのため、例えば、救命救助時のように、車種ごとに異なるサービスプラグの配置を速やかに特定することが困難である場合や、サービスプラグの配置を特定できたとしてもサービスプラグの操作が困難である場合までを考慮すると、サービスプラグとは異なる仕組みとして、高圧回路の電路を安全に開閉できるインターロック機能を有する回路構造の開発が望まれている。
【0005】
本発明の目的の一つは、インターロック機能を有する回路構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る回路構造は、以下を特徴としている。
【0007】
第1回路と、前記第1回路の電路上に設けられる第1コネクタ部と、
第2回路と、前記第2回路の電路上に設けられる第2コネクタ部と、
前記第1回路の通電時には前記第2回路が通電状態であり、且つ、前記第1回路の非通電時には前記第2回路が非通電状態であるように、前記第2回路の電路を開閉する開閉部と、を備える回路構造であって、
前記第1コネクタ部は、
当該第1コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合に応じて前記第1回路の通電及び非通電が切り替わる、ように構成され、
前記第2コネクタ部は、
当該第2コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合に応じて前記第2回路の通電及び非通電が切り替わる、ように構成され、
前記第2コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合を行う作業スペースへのアクセスが、前記第1コネクタ部が嵌合状態にあるときには干渉され、且つ、前記第1コネクタ部が非嵌合状態にあるときには干渉されない、
回路構造であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の回路構造によれば、第2回路(例えば、高圧回路)の導通及び非導通を切り替える第2コネクタ部を操作するとき(具体的には、第2コネクタ部が有する一対のコネクタの嵌合及び非嵌合を切り替える作業を行うとき)、第1回路(例えば、低圧回路)の第1コネクタ部が嵌合状態にある場合には、その作業のための作業スペースへのアクセスが干渉される。一方、第1コネクタ部が非嵌合状態にある場合には、作業スペースへのアクセスが干渉されない。なお、上記「アクセス」とは、例えば、作業者の手指や作業用の工具等を作業スペースの外部から内部に入れること、及び、それらを作業スペースの内部で動かすこと等を表す。
【0009】
よって、例えば、第2コネクタ部を嵌合状態から非嵌合状態に切り替えるとき、まず第1コネクタ部を嵌合状態から非嵌合状態に切り替えることで、第2回路が非導通状態であるように開閉部が作動した後、作業スペースにおいて第2コネクタ部を非嵌合状態にするための作業を行うことになる。換言すると、第2コネクタ部の嵌合状態及び非嵌合状態の切り替えに先立って、第1コネクタ部の嵌合状態及び非嵌合状態の切り替えが求められることで、第2回路が通電した状態で第2コネクタ部が嵌合状態から非嵌合状態に切り替えられることが防がれる。即ち、インターロック機能が発揮される。このように、本構成の回路構造は、インターロック機能を有している。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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