TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025086051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199848
出願日2023-11-27
発明の名称プロテクタ
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ車体株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250530BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】取付け用クランプが取付け対象に押し付けられたときの反動によるクランプ付きの側壁の倒れに対する抑制効果が向上されたプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ1が、プロテクタベース11と、プロテクタベース11の第1側壁111aにおける外壁面111a-1に突設され、取付け対象に押し付けられて係止する取付け用クランプ12と、プロテクタベース11における樋開口11aを覆うプロテクタカバー13と、プロテクタカバー13のカバー内面131aに、第1側壁111aにおける取付け用クランプ12の突設箇所の内壁面111a-2側に立設された部位であって、取付け対象への取付け用クランプ12の押付けに対する反動でプロテクタベース11の内側へと撓もうとする第1側壁111aの内壁面111a-1に当接して第1側壁111aの撓みを抑制する撓み抑制部14と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線を相互間に挟んで対向する一対の側璧を有した樋状に形成されて前記電線を内側に収容して保護するプロテクタベースと、
前記プロテクタベースにおける前記一対の側璧のうちの第1側壁における外壁面に突設され、取付け対象に押し付けられて係止する取付け用クランプと、
前記プロテクタベースにおける樋開口を覆うプロテクタカバーと、
前記プロテクタカバーにおいて前記プロテクタベースの内側を向くカバー内面に、前記第1側壁における前記取付け用クランプの突設箇所の内壁面側に位置するように立設された部位であって、前記取付け対象への前記取付け用クランプの押付けに対する反動で前記プロテクタベースの内側へと撓もうとする前記第1側壁の前記内壁面に当接して前記第1側壁の撓みを抑制する撓み抑制部と、
を備えたことを特徴とするプロテクタ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記プロテクタカバーが、前記樋開口を、前記プロテクタベースの幅寸法よりも幅広に覆う帯板状の天板部、及び、当該天板部の一対の側縁に、前記一対の側璧における前記樋開口側の各外面壁に沿うように立設された一対の縁壁部、を有しており、
前記撓み抑制部が、前記一対の縁壁部のうち前記第1側壁に対応する第1縁壁部との間に前記第1側壁を挟むように立設されていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記撓み抑制部が、前記第1縁壁部の前記カバー内面からの立設高さよりも高くなるように前記カバー内面に立設されていることを特徴とする請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記撓み抑制部が、前記プロテクタベースの内側へと撓もうとする前記第1側壁の前記内壁面に面着する抑制壁を有していることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記撓み抑制部が、前記抑制壁における前記第1側壁と反対側を向く内壁面から前記カバー内面に掛けてリブ状に立設されて前記抑制壁を更に内側から支える抑制リブを有していることを特徴とする請求項4に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記プロテクタカバーが、前記樋開口を、前記プロテクタベースの幅寸法よりも幅広に覆う帯板状の天板部、及び、当該天板部の一対の側縁に、前記一対の側璧における前記樋開口側の各外面壁に沿うように立設された一対の縁壁部、を有しており、
前記一対の縁壁部のうち、前記第1側壁と対向する第2側壁に対応する第2縁壁部との間に前記第2側壁を挟むように前記カバー内面に立設されて当該第2側壁における前記樋開口側を前記第2縁壁部と協働して支持する縁支持部を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記縁支持部が、前記第2側壁の内壁面に沿うように前記カバー内面に立設された壁部位であることを特徴とする請求項6に記載のプロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線を内側に収容して保護するプロテクタに関するものとなっている。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、U字断面を有する樋状に形成されて電線を内側に収容して保護するプロテクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のプロテクタには、電線を相互間に挟んで対向する一対の側璧のうちの一の側壁の外壁面に、プロテクタを取付け対象に係止するための取付け用クランプが突設されている。この取付け用クランプが取付け対象に押し付けられて係止することで、プロテクタが取付け対象に取り付けられることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-168134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の特許文献1のプロテクタでは、取付け用クランプが取付け対象に押し付けられたときの反動による側壁の倒れを抑えるために、一方の側壁から他方の側壁へと底壁を経由して補強リブが立設されている。しかしながら、このプロテクタでは、補強リブが底壁側に設けられているため、例えば取付け対象への押し付け方によって樋開口側に力が集中した場合等に側壁の倒れを抑えきれなくなる可能性があり、側壁の倒れに対する抑制効果の向上が求められている。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、取付け用クランプが取付け対象に押し付けられたときの反動によるクランプ付きの側壁の倒れに対する抑制効果が向上されたプロテクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、プロテクタは、電線を相互間に挟んで対向する一対の側璧を有した樋状に形成されて前記電線を内側に収容して保護するプロテクタベースと、前記プロテクタベースにおける前記一対の側璧のうちの第1側壁における外壁面に突設され、取付け対象に押し付けられて係止する取付け用クランプと、前記プロテクタベースにおける樋開口を覆うプロテクタカバーと、前記プロテクタカバーにおいて前記プロテクタベースの内側を向くカバー内面に、前記第1側壁における前記取付け用クランプの突設箇所の内壁面側に位置するように立設された部位であって、前記取付け対象への前記取付け用クランプの押付けに対する反動で前記プロテクタベースの内側へと撓もうとする前記第1側壁の前記内壁面に当接して前記第1側壁の撓みを抑制する撓み抑制部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述のプロテクタによれば、取付け用クランプが取付け対象に押し付けられたときの反動による第1側壁、即ちクランプ付きの側壁の倒れに対する抑制効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るプロテクタを、取付け先としての車両のボディーパネルとともに示す斜視図である。
図1に示されているプロテクタの内部を、一端側の開口から矢印V11に見た斜視図である。
図1に示されているプロテクタの、図1中のV12-V12線に沿った断面を、ボディーパネルへの取付け前の状態で示した断面図である。
図1に示されているプロテクタの、図1中のV12-V12線に沿った断面を、ボディーパネルへの取付け後の状態で示した断面図である。
図1~図3に示されている実施形態と比較するための比較例のプロテクタを、図2と同様に、一端側の開口から内部を見た状態で示した斜視図である。
図5に示されているプロテクタを、ボディーパネルへの取付け前の状態における図3と同様の断面で示した断面図である。
図5に示されているプロテクタを、ボディーパネルへの取付け後の状態における図4と同様の断面で示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、プロテクタの一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係るプロテクタを、取付け先としての車両のボディーパネルとともに示す斜視図である。図2は、図1に示されているプロテクタの内部を、一端側の開口から矢印V11に見た斜視図である。図3は、図1に示されているプロテクタの、図1中のV12-V12線に沿った断面を、ボディーパネルへの取付け前の状態で示した断面図である。また、図4は、図1に示されているプロテクタの、図1中のV12-V12線に沿った断面を、ボディーパネルへの取付け後の状態で示した断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子台
23日前
矢崎総業株式会社
組立体
24日前
矢崎総業株式会社
端子台
23日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
回路構造
11日前
矢崎総業株式会社
配索構造
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
表示装置
22日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
23日前
矢崎総業株式会社
端子金具
24日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
車両用計器
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
1日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
1日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
4日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
異常検出装置
1か月前
矢崎総業株式会社
防眩システム
23日前
矢崎総業株式会社
眠気検出装置
5日前
続きを見る