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公開番号
2025086050
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199847
出願日
2023-11-27
発明の名称
プロテクタ
出願人
矢崎総業株式会社
,
トヨタ車体株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
3/04 20060101AFI20250530BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】プロテクタの内部液状異物の排出のための液抜き孔を設けつつ、当該液抜き孔からの外部液状異物の侵入を抑えることができるプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ1が、筒状に形成されて電線W1を内側に収容して保護し、周壁11aにおける周方向D11の一部が重力方向D12の下方を向く下方壁111aとなるように所定の取付け先に取り付けられるとともに、内部液状異物L12の排出用に液抜き孔111dが下方壁111aに形成されたプロテクタ本体11と、少なくとも液抜き孔111dの下方側を遮る壁状に設けられ、液抜き孔111dを抜けてきた内部液状異物L12を重力方向D12と交差する側方へと向かわせるとともに、液抜き孔111dからの外部液状異物L11の侵入を抑える遮蔽壁12と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状に形成されて電線を内側に収容して保護し、周壁における周方向の一部が重力方向の下方を向く下方壁となるように所定の取付け先に取り付けられるとともに、内側に入り込んだ内部液状異物を外側に排出するための液抜き孔が前記下方壁を貫通して形成されたプロテクタ本体と、
前記プロテクタ本体の前記周壁に、少なくとも前記液抜き孔の前記重力方向の下方側を遮る壁状に設けられ、前記液抜き孔を抜けてきた前記内部液状異物を前記重力方向と交差する側方へと向かわせるとともに、前記液抜き孔からの外部液状異物の侵入を抑える遮蔽壁と、
を備えたことを特徴とするプロテクタ。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記遮蔽壁は、前記液抜き孔の孔縁の一部から、少なくとも前記液抜き孔の前記重力方向の下方側を遮るように延出した壁状の部位であることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記プロテクタ本体には、複数本の前記電線が結束バンドで束ねられた状態で収容され、前記周壁において前記下方壁と隣接する一部が内側に前記結束バンドの結び部分を収めるように外側へと膨出しており、
前記液抜き孔は、前記周壁の膨出部における前記下方壁側が孔縁の一部をなすように形成されており、
前記遮蔽壁は、前記膨出部における前記下方壁側から、少なくとも前記液抜き孔の前記重力方向の下方側を遮るように延出した壁状の部位であることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記プロテクタ本体が、前記下方壁、当該下方壁と対向する上方壁、及び、前記下方壁の側縁及び前記上方壁の側縁を繋ぐ底壁、を有する角樋状に形成されたベース部と、前記ベース部における樋開口を覆う帯板状のカバー部と、を備えた角筒状の部材であり、
前記液抜き孔が、前記下方壁における前記カバー部側の側縁から切り込まれた切欠きであり、
前記遮蔽壁が、前記カバー部において前記下方壁の前記液抜き孔に対する隣接箇所から前記液抜き孔の前記重力方向の下方側を遮るように延出した壁状の部位であることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記遮蔽壁が、前記液抜き孔の前記重力方向の下方側に、前記下方壁から離されて位置する下方遮蔽部分と、当該下方壁部分の周縁と前記下方壁との間を、前記取付け先側を除いて繋ぐ側方遮蔽部分と、を備え、前記液抜き孔を抜けてきた前記内部液状異物を前記取付け先側へと向かわせるとともに、当該取付け先側以外の全ての方向からの前記外部液状異物の侵入を抑える壁となっていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状に形成されて電線を内側に収容して保護するプロテクタに関するものとなっている。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、筒状に形成されて電線を内側に収容して保護するプロテクタが広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のプロテクタには、内部に侵入した水等の内部液状異物を外側へと排出させるための液抜き孔が周壁に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-027457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の特許文献1のような液抜き孔が設けられたタイプのプロテクタが、例えば車両のエンジンルーム等のように、プロテクタ外からの外部液状異物に曝される環境に設置される場合、次のような事態が生じる可能性がある。即ち、このような環境では、プロテクタの内部液状異物の排出のための液抜き孔から外部液状異物が侵入するといった事態が生じる可能性がある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、プロテクタの内部液状異物の排出のための液抜き孔を設けつつ、当該液抜き孔からの外部液状異物の侵入を抑えることができるプロテクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、プロテクタは、筒状に形成されて電線を内側に収容して保護し、周壁における周方向の一部が重力方向の下方を向く下方壁となるように所定の取付け先に取り付けられるとともに、内側に入り込んだ内部液状異物を外側に排出するための液抜き孔が前記下方壁を貫通して形成されたプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の前記周壁に、少なくとも前記液抜き孔の前記重力方向の下方側を遮る壁状に設けられ、前記液抜き孔を抜けてきた前記内部液状異物を前記重力方向と交差する側方へと向かわせるとともに、前記液抜き孔からの外部液状異物の侵入を抑える遮蔽壁と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述のプロテクタによれば、プロテクタ内の液状異物の排出のための液抜き孔を設けつつ、当該液抜き孔からの外部液状異物の侵入を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るプロテクタを内部の電線とともに示す斜視図である。
図1に示されているプロテクタを、図1中のV11-V11線に沿った断面で示した断面図である。
図1に示されているプロテクタを、図2中のV12-V12線に沿った断面で示した断面図である。
図1~図3に示されている実施形態と比較するための比較例のプロテクタを、図2と同様の断面で示した断面図である。
図4に示されている比較例のプロテクタを、図4中のV22-V22線に沿った図3と同様の断面で示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、プロテクタの一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係るプロテクタを内部の電線とともに示す斜視図であり、図2は、図1に示されているプロテクタを、図1中のV11-V11線に沿った断面で示した断面図である。また、図3は、図1に示されているプロテクタを、図2中のV12-V12線に沿った断面で示した断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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