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公開番号2025079844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192669
出願日2023-11-13
発明の名称配索構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電線の屈曲耐久性の低下を抑制可能な配索構造を提供する。
【解決手段】配索構造1は、車両の車体に固定される第一固定部と、車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、第一固定部に保持される第一端部と、第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材30と、外装部材に挿通される複数の電線Wと、を備え、第一固定部および第二固定部は、第一端部と第二端部との間に外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように外装部材を保持し、複数の電線Wは、外装部材の内部に延在する撚り線部Wtを有し、撚り線部において、複数の電線Wが互いに撚り合わされている。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
車両の車体に固定される第一固定部と、
前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、
前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、
前記外装部材に挿通される複数の電線と、
を備え、
前記第一固定部および前記第二固定部は、前記第一端部と前記第二端部との間に前記外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように前記外装部材を保持し、
複数の前記電線は、前記外装部材の内部に延在する撚り線部を有し、
前記撚り線部において、複数の前記電線が互いに撚り合わされている
ことを特徴とする配索構造。
続きを表示（約 240 文字）【請求項２】
前記撚り線部は、引張力に対して前記撚り線部が伸長可能なように、複数の前記電線の間に隙間を有する
請求項１に記載の配索構造。
【請求項３】
複数の前記電線において、前記外装部材から突出した部分は撚り合わされずに配索される
請求項１に記載の配索構造。
【請求項４】
前記外装部材に挿通される付勢部材と、
前記付勢部材に対して前記撚り線部を固定する固定部材と、
を備える請求項３に記載の配索構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、配索構造に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スライド体用の給電装置がある。特許文献１には、車体と、車体にスライド自在に設けられ且つ該車体に形成された開口部を開閉するスライド体と、に亘って配索されたワイヤハーネスを備えたスライド体用の給電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１５１９０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、車体とスライド体との間の狭いスペースで電線を湾曲させる場合、電線の屈曲耐久性が影響を受けやすくなる。車体とスライド体との間に配索される電線において、屈曲に対する耐久性の低下を抑制できることが望ましい。
【０００５】
本発明の目的は、電線の屈曲耐久性の低下を抑制可能な配索構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の配索構造は、車両の車体に固定される第一固定部と、前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、前記外装部材に挿通される複数の電線と、を備え、前記第一固定部および前記第二固定部は、前記第一端部と前記第二端部との間に前記外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように前記外装部材を保持し、複数の前記電線は、前記外装部材の内部に延在する撚り線部を有し、前記撚り線部において、複数の前記電線が互いに撚り合わされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係る配索構造において、複数の電線は、外装部材の内部に延在する撚り線部を有する。本発明に係る配索構造によれば、撚り線部がピッチを増減させるように伸縮して外装部材の変形に追従することができる。よって、本発明に係る配索構造は、電線の屈曲耐久性の低下を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図２は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図３は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図４は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図５は、付勢部材に配置された電線の平面図である。
図６は、第二形状の撚り線部を示す図である。
図７は、付勢部材に配置された電線の平面図である。
図８は、電源側の装置に接続された電線を示す図である。
図９は、スライド体の装置に接続された電線を示す図である。
図１０は、第三形状の撚り線部を示す図である。
図１１は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図１２は、第四形状の撚り線部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本発明の実施形態に係る配索構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
［実施形態］
図１から図１２を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、配索構造に関する。図１および図２は、実施形態に係る配索構造の側面図、図３は、実施形態に係る配索構造の断面図、図４は、実施形態に係る配索構造の側面図、図５は、付勢部材に配置された電線の平面図、図６は、第二形状の撚り線部を示す図、図７は、付勢部材に配置された電線の平面図、図８は、電源側の装置に接続された電線を示す図、図９は、スライド体の装置に接続された電線を示す図、図１０は、第三形状の撚り線部を示す図、図１１は、実施形態に係る配索構造の断面図、図１２は、第四形状の撚り線部を示す図である。図３には、図４のIII－III断面が示されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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