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公開番号2025101965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219086
出願日2023-12-26
発明の名称治具
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 1/08 20060101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】取付作業の作業性を向上することができる治具を提供することを目的とする。
【解決手段】治具5は、一対の側壁5bと、底壁5aと、を備え、一対の側壁5bは、高さ方向Zの他端部5hが、取付部材10Aの外壁11に設けられたスリット20を介して当該取付部材10Aの配索空間部12に挿入可能に構成され、底壁5aおよび一対の側壁5bは、軸線方向Xの一端部5j側から他端部5k側に向かうにつれて、底壁5aが一対の側壁5bの高さ方向Zの他端部5hに対して徐々に近づくように傾斜した先細り形状に形成され、かつ軸線方向Xの他端部5k側には、幅方向Yから見て底壁5aと一対の側壁5bの高さ方向Zの他端部5hとに渡って高さ方向Zに沿って延在する第1カット部5fが設けられる。
【選択図】図10


特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に沿って延在する複数の電線が束ねられた電線束を前記軸線方向と交差する幅方向の両側から保持する一対の側壁と、
前記電線束の外周面に沿って円弧状に延び、前記一対の側壁の前記軸線方向および前記幅方向と交差する高さ方向の一端部同士を連結する底壁と、を備え、
前記一対の側壁は、前記高さ方向の他端部が、取付部材の外壁に設けられたスリットを介して当該取付部材の配索空間部に挿入可能に構成され、
前記底壁および前記一対の側壁は、前記軸線方向の一端部側から他端部側に向かうにつれて、前記底壁が前記一対の側壁の前記高さ方向の前記他端部に対して徐々に近づくように傾斜した先細り形状に形成され、かつ前記軸線方向の前記他端部側には、前記幅方向から見て前記底壁と前記一対の側壁の前記高さ方向の前記他端部とに渡って前記高さ方向に沿って延在する第1カット部が設けられる、
治具。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記一対の側壁は、前記高さ方向の前記他端部に設けられ、前記幅方向に沿って互いに離間する側に向けて突出し、前記外壁の前記配索空間部側の内面にスライド可能に係止される一対のフランジ壁を有する、
請求項1に記載の治具。
【請求項3】
前記底壁および前記一対の側壁は、前記軸線方向の前記一端部側において当該底壁と前記一対の側壁とが交わる角部に設けられ、前記幅方向から見て前記底壁と前記一対の側壁の前記軸線方向の前記一端部とに渡って前記高さ方向と前記軸線方向との間の傾斜方向に沿って延在する第2カット部を含んで構成される、
請求項1または2に記載の治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、治具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の治具に関する技術として、例えば、特許文献1には、電線束を保持する一対の側壁と、一対の側壁の高さ方向の一端部同士を連結すると共に電線束の外周面に沿って円弧状に延びた底壁と、を備えたコルゲートチューブ取付治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-245840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の治具では、例えば、電線束を取付部材の外壁に設けられたスリットを介して当該取付部材の配索空間部に挿入する際に使用される場合があり、この場合、取付作業の作業性向上の点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、取付作業の作業性を向上することができる治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る治具は、軸線方向に沿って延在する複数の電線が束ねられた電線束を前記軸線方向と交差する幅方向の両側から保持する一対の側壁と、前記電線束の外周面に沿って円弧状に延び、前記一対の側壁の前記軸線方向および前記幅方向と交差する高さ方向の一端部同士を連結する底壁と、を備え、前記一対の側壁は、前記高さ方向の他端部が、取付部材の外壁に設けられたスリットを介して当該取付部材の配索空間部に挿入可能に構成され、前記底壁および前記一対の側壁は、前記軸線方向の一端部側から他端部側に向かうにつれて、前記底壁が前記一対の側壁の前記高さ方向の前記他端部に対して徐々に近づくように傾斜した先細り形状に形成され、かつ前記軸線方向の前記他端部側には、前記幅方向から見て前記底壁と前記一対の側壁の前記高さ方向の前記他端部とに渡って前記高さ方向に沿って延在する第1カット部が設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る治具では、底壁および一対の側壁は、軸線方向の一端部側から他端部側に向かうにつれて、底壁が一対の側壁の高さ方向の他端部に対して徐々に近づくように傾斜した先細り形状に形成され、かつ軸線方向の他端部側には、幅方向から見て底壁と一対の側壁の高さ方向の他端部とに渡って高さ方向に沿って延在する第1カット部が設けられる。この構成により、治具は、例えば、第1カット部によって底壁および一対の側壁の軸線方向の他端部が取付部材のスリットに引っ掛かることを抑制できる。この結果、治具は、取付作業の作業性を向上することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリが適用される車両の例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係る治具が適用されるワイヤハーネスアッセンブリの例示的な断面図である。
図3は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリのボデー部材の例示的な斜視図である。
図4は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリのスリットの幅広部の近傍の例示的な平面図である。
図5は、実施形態に係るワイヤハーネスの例示的な斜視図である。
図6は、実施形態に係るワイヤハーネスの結束姿勢維持部位の例示的な断面図である。
図7は、実施形態に係るワイヤハーネスの結束姿勢可変部位の例示的な断面図である。
図8は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの例示的な分解斜視図である。
図9は、実施形態に係る治具の例示的な斜視図である。
図10は、実施形態に係る治具の例示的な側面図である。
図11は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの製造方法の例示的なフローチャートである。
図12は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの例示的な斜視図であって、第1ステップを示した図である。
図13は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの例示的な斜視図であって、第2ステップを示した図である。
図14は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの例示的な斜視図であって、第3ステップを示した図である。
図15は、実施形態に係るワイヤハーネスアッセンブリの例示的な斜視図であって、第4ステップを示した図である。
図16は、変形例に係るワイヤハーネスの例示的な斜視図である。
図17は、変形例に係るワイヤハーネスの結束姿勢可変部位の例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態および変形例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態および変形例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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