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公開番号
2025120601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015501
出願日
2024-02-05
発明の名称
箱状体
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H05K
5/03 20060101AFI20250808BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】組み付け作業の作業性を向上可能な箱状体を提供すること。
【解決手段】箱状体1は、筒状の周壁11を有するケース10と、ケース10の開口部を覆うように周壁11に組み付けられるカバー20と、を備える。カバー20は、ケース10への取付方向に延びる複数の係合部23を有し、ケース10の周壁11は、複数の係合部23の各々が係合する複数の被係合部15を有し、複数の被係合部15の各々は、係合部23との係合のための突起部16と、突起部16に向けて係合部23を案内する案内部17と、を有し、複数の係合部23のうちの少なくとも一つ(23A)は、他の係合部23よりも前記取付方向における長さが長く、ケース10とカバー20とを組み付けるとき、他の係合部23よりも先に、被係合部15の案内部17に案内される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の周壁を有するケースと、前記ケースの開口端を覆うように前記周壁に組み付けられるカバーと、を備える、箱状体であって、
前記カバーは、
前記ケースへの取付方向に延びる複数の係合部を有し、
前記ケースは、
前記複数の前記係合部の各々が係合する複数の被係合部を有し、
前記複数の前記被係合部の各々は、
前記係合部との係合のための係合構造に向けて前記係合部を案内する案内部を有し、
前記複数の前記係合部のうちの少なくとも一つは、
他の前記係合部よりも前記取付方向における長さが長く、前記ケースと前記カバーとを組み付けるとき、他の前記係合部よりも先に、前記被係合部の前記案内部に案内される、ように構成される、
箱状体。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の箱状体において、
前記複数の前記係合部のうちの少なくとも二つは、
他の前記係合部よりも前記取付方向における長さが長く、
前記少なくとも二つの前記係合部の一部は、
前記カバーの所定の面から延出するように設けられ、
前記少なくとも二つの前記係合部の他の一部は、
前記カバーの前記所定の面とは面方向が異なる他の面に設けられる、
箱状体。
【請求項3】
請求項1に記載の箱状体において、
前記少なくとも一つの前記係合部は、
前記係合部と前記被係合部との係合を解除するための治具を案内する溝部を有する、
箱状体。
【請求項4】
請求項1に記載の箱状体において、
前記ケースと前記カバーとが組み付けられたとき、前記複数の前記係合部の各々と、前記複数の前記被係合部と、が係合する、
箱状体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部空間を取り囲む周壁を有するケースと、ケースの開口端に組み付けられるカバーと、を備える箱状体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載される電気接続箱(例えば、リレーボックス)等のように、複数の部材を互いに組み付けて構成される箱状体が提案されている。例えば、従来の電気接続箱の一つは、電子部品などを保持する本体ケースと、本体ケースに組み付けられるカバーと、を有している。この電気接続箱では、本体ケースに嵌め合わされるように、カバーが組み付けられるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-185869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の電気接続箱では、カバーに設けられた複数の係合部(例えば、ロック爪)がケースに係合されることで、カバーとケースとが組み付けられるようになっている。ところが、複数の係合部を一括して係合させるには、作業者は、全ての係合部が適正なロック位置にあるかを目視等で確認しながら、カバーとケースとの組み付け作業を行うことになる。このような作業は、カバーとケースとを組み付ける作業の作業性の向上を妨げる要因になる。そこで、このような確認作業をできる限り低減させることが望ましい。なお、上記説明から理解されるように、電気接続箱に限らず、カバーとケースを有する箱状体において、組み付け作業の作業性を向上することは望ましい。
【0005】
本発明の目的の一つは、組み付け作業の作業性を向上可能な箱状体の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る箱状体は、以下を特徴としている。
【0007】
筒状の周壁を有するケースと、前記ケースの開口端を覆うように前記周壁に組み付けられるカバーと、を備える、箱状体であって、
前記カバーは、
前記ケースへの取付方向に延びる複数の係合部を有し、
前記ケースは、
前記複数の前記係合部の各々が係合する複数の被係合部を有し、
前記複数の前記被係合部の各々は、
前記係合部との係合のための係合構造に向けて前記係合部を案内する案内部を有し、
前記複数の前記係合部のうちの少なくとも一つは、
他の前記係合部よりも前記取付方向における長さが長く、前記ケースと前記カバーとを組み付けるとき、他の前記係合部よりも先に、前記被係合部の前記案内部に案内される、ように構成される、
箱状体であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の箱状体によれば、複数の係合部のうちの取付方向における長さが長い係合部が、他の係合部よりも先に、対応する被係合部の案内部に案内される。これにより、長さが長い係合部でケースの被係合部との位置決めを行った後、他の係合部をケースの被係合部に近づけるように、組み付け作業を行うことができる。作業性向上の観点では、長さが長い係合部を、作業者が見やすい位置に配置することが好ましい。よって、全ての係合部を同時に位置合わせしながら組み付ける場合に比べ、組み付け作業が容易になり、組み付け作業の作業性を向上できる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る箱状体の分解斜視図である。
図2は、図1に示す箱状体において、上カバーが本体ケースに組み付く途中の段階にあり且つ下カバーが本体ケースから分離した状態を示す斜視図である。
図3は、図1に示す箱状体における組み付けが完了した状態を示す斜視図である。
図4は、図3に示す箱状体の側面図である。
図5は、図4のA-A断面図である。
図6は、図4のB-B断面図である。
図7は、図4のC部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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