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公開番号2025027247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131891
出願日2023-08-14
発明の名称電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/533 20210101AFI20250219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、予備加熱をしない場合であっても、効率的にラミネートフィルムが集電端子に溶着される電池を提供する。
【解決手段】本開示の電池は、電極積層体、電極積層体の側面部から延びている集電箔、集電箔に電気的に接続されている集電端子、及び電極積層体と集電端子とを巻回して、集電端子と共に、電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有する。また、本開示の電池を構成する集電端子は、集電箔と接合している接合領域を有し、かつ接合領域が、集電箔と接触している接触部、及び集電箔と接触していない非接触部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極積層体、
前記電極積層体の側面部から延びている集電箔、
前記集電箔に電気的に接続されている集電端子、及び
前記電極積層体と前記集電端子とを巻回して、前記集電端子と共に、前記電極積層体を封止しているラミネートフィルム
を有する電池であって、
前記集電端子が、前記集電箔と接合している接合領域を有し、かつ
前記接合領域が、前記集電箔と接触している接触部、及び前記集電箔と接触していない非接触部を有する
電池。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記集電端子が、前記接合領域において、凹凸形状を有し、
前記接触部が、前記集電端子の凸状部分と前記集電箔とが接合されることによって形成されており、かつ
前記非接触部が、前記集電端子の凹状部分と前記集電箔とが接合されていないことによって形成されている、
請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記集電端子が、前記接合領域において、粗面化処理部を有し、
前記非接触部が、前記粗面化処理部と前記集電箔とが接合されていないことによって形成されている、
請求項1に記載の電池。
【請求項4】
前記接触部の面積の前記接合領域の面積に対する割合が、0.0超1.0未満である、請求項1~3のいずれか一項に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電極積層体、集電端子、及び電極積層体と集電端子とを巻回して、集電端子と共に、電極積層体を封止しているラミネートフィルムを備える電池が知られている。このような電池において、ラミネートフィルムを集電端子に熱溶着したうえで、上記封止をするのが通常である。これに関して、熱溶着させる際の溶着時間を短縮するための技術が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1は、ラミネートフィルムの集電端子への熱溶着に際して、集電端子を発熱体で押圧することで予備加熱する二次電池の作成方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-056815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、予備加熱をしない場合であっても、効率的にラミネートフィルムが集電端子に溶着される電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様1〉
電極積層体、
前記電極積層体の側面部から延びている集電箔、
前記集電箔に電気的に接続されている集電端子、及び
前記電極積層体と前記集電端子とを巻回して、前記集電端子と共に、前記電極積層体を封止しているラミネートフィルム
を有する電池であって、
前記集電端子が、前記集電箔と接合している接合領域を有し、かつ
前記接合領域が、前記集電箔と接触している接触部、及び前記集電箔と接触していない非接触部を有する
電池。
〈態様2〉
前記集電端子が、前記接合領域において、凹凸形状を有し、
前記接触部が、前記集電端子の凸状部分と前記集電箔とが接合されることによって形成されており、かつ
前記非接触部が、前記集電端子の凹状部分と前記集電箔とが接合されていないことによって形成されている、
態様1に記載の電池。
〈態様3〉
前記集電端子が、前記接合領域において、粗面化処理部を有し、
前記非接触部が、前記粗面化処理部と前記集電箔とが接合されていないことによって形成されている、
態様1に記載の電池。
〈態様4〉
前記接触部の面積の前記接合領域の面積に対する割合が、0.0超1.0未満である、態様1~3のいずれか一項に記載の電池。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、予備加熱をしない場合であっても、効率的にラミネートフィルムが集電端子に溶着される電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の電池の一部を例示する概略平面図である。
図2は、本開示の電池の一部を例示する概略側面図である。
図3は、本開示の電池の一部を例示する概略側面図である。
図4は、本開示の電池の一部を例示する概略側面図である。
図5は、(a)従来技術の電池の一部を例示する概略側面図、及び(b)従来技術の電池においてラミネートフィルムを集電端子に熱溶着する際に、ラミネートフィルムに加えられた熱が、集電箔を通して集電端子から電極積層体に移動する様子を示す図である。
図6は、ラミネートフィルムを集電端子に熱溶着する際の、図2に示す本開示の電池に係る集電端子(図中A)、及び図5に示す従来技術の電池に係る集電端子(図中B)を用いた場合における、溶着温度に達するまでの時間を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について詳述する。なお、本開示は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、開示の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
【0010】
《電池》
本開示の電池は、電極積層体、電極積層体の側面部から延びている集電箔、集電箔に電気的に接続されている集電端子、及び電極積層体と集電端子とを巻回して、集電端子と共に、電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有する。また、本開示の電池を構成する集電端子は、集電箔と接合している接合領域を有し、かつ接合領域が、集電箔と接触している接触部、及び集電箔と接触していない非接触部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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