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公開番号
2025031492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024037453
出願日
2024-03-11
発明の名称
駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60L
53/24 20190101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリの充電中において、2つの駆動モータの温度差を抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】バッテリを有する電動車のための駆動装置は、バッテリと電気的に接続され、電動車の少なくとも一つの駆動輪を駆動する第1モータおよび第2モータを備えていてもよい。駆動装置は、第1モータに流れる電流及び第2モータに流れる電流をそれぞれ制御する制御装置を備えていてもよい。制御装置は、第1モータの中性点を介して、外部電源の電力をバッテリに供給する充電処理と、充電処理中に、前記第2モータにd軸電流を通電する通電処理と、を実行可能に構成されていてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリを有する電動車のための駆動装置であって、
前記バッテリと電気的に接続され、前記電動車の少なくとも一つの駆動輪を駆動する第1モータおよび第2モータと、
前記第1モータに流れる電流及び前記第2モータに流れる電流をそれぞれ制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1モータの中性点を介して、外部電源の電力をバッテリに供給する充電処理と、
前記充電処理中に、前記第2モータにd軸電流を通電する通電処理と、
を実行可能に構成されている、駆動装置。
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【請求項2】
前記制御装置は、前記充電処理中において前記第1モータと前記第2モータとの温度差が所定値以上のときに、前記通電処理を実行する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記温度差は、前記第1モータのロータの磁石温度と前記第2モータのロータの磁石温度との差である、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第1モータと前記第2モータとの温度差に応じて、前記第2モータに通電する前記d軸電流の大きさを制御する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記充電処理によって前記バッテリの充電が完了するまでの充電所要時間を推定する第1推定処理と、
前記通電処理によって前記第1モータと前記第2モータとの温度差が所定値以下になるまでに要する昇温所要時間を推定する第2推定処理と、
をさら実行可能に構成されており、
前記制御装置は、前記充電所要時間が前記昇温所要時間以下まで減少したことに応じて、前記通電処理を開始する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記充電処理中において前記温度差を監視する処理を実行可能に構成されており、
前記温度差が前記所定値以上になったことに応じて、前記第1推定処理および前記第2推定処理を実行する、請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記駆動輪は、左輪および右輪であり、
前記第1モータは前記左輪および右輪の一方を駆動し、前記第2モータは前記左輪および右輪の他方を駆動する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記駆動輪は、前記電動車の前輪および後輪であり、
前記第1モータは前記前輪および後輪の一方を駆動し、前記第2モータは前記前輪および後輪の他方を駆動する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項9】
複数のスイッチング素子を有し、前記バッテリと前記第1モータとの間に電気的に接続されたインバータ回路をさらに備え、
前記制御装置は、前記充電処理において、前記複数のスイッチング素子を制御することにより、前記インバータ回路を、前記第1モータの複数のコイルと共に昇圧回路として機能させる、請求項1に記載の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電動車のための駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電動車の少なくとも一つの駆動輪を駆動する、2つの駆動モータを備えた電動車を開示する。特許文献1でも指摘されるように、このような電動車では、2つの駆動モータの温度差が大きくなると、2つの駆動モータの各々から出力されるトルクがアンバランスとなり、走行安定性が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-63587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、2つの駆動モータのうちいずれか一方の駆動モータを介してバッテリを充電可能に構成された電動車の開発が進められている。このような電動車では、バッテリの充電中において、充電に使用されている駆動モータの温度と充填に使用されていない駆動モータの温度の差が大きくなってしまう。このため、充電完了後に電動車を動かすと、走行安定性が低下することが懸念される。本明細書は、バッテリの充電中において、2つの駆動モータの温度差を抑えることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、バッテリを有する電動車のための駆動装置に適用され得る。駆動装置は、バッテリと電気的に接続され、電動車の少なくとも一つの駆動輪を駆動する第1モータおよび第2モータを備えていてもよい。駆動装置は、第1モータに流れる電流及び第2モータに流れる電流をそれぞれ制御する制御装置を備えていてもよい。制御装置は、第1モータの中性点を介して、外部電源の電力をバッテリに供給する充電処理と、充電処理中に、前記第2モータにd軸電流を通電する通電処理と、を実行可能に構成されていてもよい。
【0006】
上記駆動装置によると、充電に使用されていない第2モータにd軸電流を通電することにより、充電に使用されていない第2モータの温度が上昇し、第1および第2モータの間の温度差が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電動車のブロック図である。
駆動モータに対する暖気処理のフローチャートである。
左右の駆動モータの磁石温度差が大きいときの電動車の直進時の様子を説明するための図である。
左右の駆動モータの磁石温度差が小さいときの電動車の直進時の様子を説明するための図である。
電動車1を上方から見たブロック図である。
図4のV-V線における断面図である。
電動車301を上方から見たブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の一実施形態では、前記制御装置は、前記充電処理中において前記第1モータと前記第2モータとの温度差が所定値以上のときに、前記通電処理を実行してもよい。
【0009】
このような構成によると、例えば、第1モータと第2モータとの温度差が小さい場合、通電処理を実行させないことができる。このため、エネルギー効率よく昇温処理を実行することができる。
【0010】
本技術の一実施形態では、前記温度差は、前記第1モータのロータの磁石温度と前記第2モータのロータの磁石温度との差であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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