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公開番号
2024156307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023070663
出願日
2023-04-24
発明の名称
バッグ
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
7/04 20060101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両構成部材への着脱が容易であり、車両構成部材に取り付けられた状態では車内で物入れとして機能し、車両構成部材から取り外した状態ではトートバッグとして機能するバッグを提供する。
【解決手段】車内に設けられた車両構成部材に着脱自在のバッグであって、互いに向かい合う第一面部と第二面部とを有する袋状の収納部と、前記第一面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第一紐部と、前記第二面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第二紐部と、前記第一紐部のループの長さを可変できるアジャスタとを備え、前記アジャスタは、前記第一紐部のループの長さを、前記車両構成部材に掛けられる第一の長さと、前記第二紐部のループの長さと同じである第二の長さとに調整できる、バッグ。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車内に設けられた車両構成部材に着脱自在のバッグであって、
互いに向かい合う第一面部と第二面部とを有する袋状の収納部と、
前記第一面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第一紐部と、
前記第二面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第二紐部と、
前記第一紐部のループの長さを可変できるアジャスタとを備え、
前記アジャスタは、前記第一紐部のループの長さを、前記車両構成部材に掛けられる第一の長さと、前記第二紐部のループの長さと同じである第二の長さとに調整できる、
バッグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車内に設けられた車両構成部材に着脱自在のバッグに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車用シートの背もたれの着座側に配置される自動車用収納具が開示されている。この自動車用収納具は、折り畳み可能な袋状の収納体を備える。収納体は、折り畳むことでクッションとしても使用できる。特許文献2には、自動車用シートの背裏にスナップホックで着脱自在な手提げバックが開示されている。この手提げバックは、シートバックの背裏に装着された状態ではバックポケットとして機能する。特許文献3には、自動車のヘッドレストに紐を回してシートバックの背裏に吊り下げて使用する自動車用バッグが開示されている。この自動車用バッグは、バッグ本体と紐とを備える。紐は、バッグ本体を構成する側壁上端に設けられ、ヘッドレストに回すことで座席の背裏に吊るすのに十分な長さを有する。この紐は、自動車用バッグを手提げバッグとして持ち歩く際にはショルダーバッグの肩紐としても使用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-145212号公報
特開2002-301991号公報
実用新案登録第3065750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動車用シートなどの車両構成部材への着脱が容易であり、車両構成部材に取り付けられた状態では車内で物入れとして機能し、車両構成部材から取り外した状態ではトートバッグとして機能するバッグが求められている。ここでのトートバッグは、二つの持ち手を有し、持ち運び可能なバッグである。
【0005】
特許文献1に開示される自動車用収納具は、車両構成部材から取り外して手提げバッグとして使用できない。特許文献2に開示される手提げバッグは、シートバックの背裏に装着されてバックポケットとして機能するため、サイズの制約を有する。また、特許文献2に開示される手提げバッグは、手提げバッグの表面にスナップホックが取り付けられており、見栄えが良くない。特許文献3に開示される自動車用バッグは、ヘッドレストに吊り下げる際には、バッグの手提げ紐とは別部材である十分な長さを有する紐を取り付ける必要がある。
【0006】
本発明の目的の一つは、車両構成部材への着脱が容易であり、車両構成部材に取り付けられた状態では車内で物入れとして機能し、車両構成部材から取り外した状態ではトートバッグとして機能するバッグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るバッグは、車内に設けられた車両構成部材に着脱自在のバッグであって、互いに向かい合う第一面部と第二面部とを有する袋状の収納部と、前記第一面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第一紐部と、前記第二面部における前記収納部の開口近傍にループ状に取り付けられた第二紐部と、前記第一紐部のループの長さを可変できるアジャスタとを備える。前記アジャスタは、前記第一紐部のループの長さを、前記車両構成部材に掛けられる第一の長さと、前記第二紐部のループの長さと同じである第二の長さとに調整できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のバッグにおいて第一紐部は、車両構成部材への取り付け紐としての機能とトートバッグの持ち手としての機能とを兼ね備えている。アジャスタで第一紐部のループの長さを第一の長さとすれば、バッグを車両構成部材に取り付けられる。車両構成部材に取り付けられたバッグは、車内で物入として使用できる。アジャスタで第一紐部のループの長さを第二の長さとすれば、第一紐部と第二紐部とが同じループ長さとなる。第一紐部と第二紐部とが同じループ長さであるバッグは、車両構成部材から取り外した状態でトートバッグとして使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のバッグを車内で物入として使用した一例を示す構成図である。
図2は、実施形態1のバッグをトートバッグとして使用した一例を示す構成図である。
図3は、実施形態1のバッグにおける第一紐部の一例を示す説明図であり、(A)は第一紐部のループの長さを第一の長さとするときの状態であり、(B)は第一紐部のループの長さを第二の長さとするときの状態である。
図4は、実施形態1のバッグにおけるアジャスタの一例を示す構成図である。
図5は、実施形態1のバッグをクッションとして使用した一例を示す構成図である。
図6は、実施形態2のバッグにおける第一紐部の一例を示す説明図であり、(A)は第一紐部のループの長さを第一の長さとするときの状態であり、(B)は第一紐部のループの長さを第二の長さとするときの状態である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のバッグを、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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