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公開番号
2025033882
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139896
出願日
2023-08-30
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/586 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】第1電極シートの軸方向端部に設けられる複数の片部が第2電極シートと接触するのを抑制することが可能な蓄電セルを提供する。
【解決手段】蓄電セル100の正極シート10(第1電極シート)は、Z1側(軸方向における一方側)の端部に位置する長辺13(第1長辺)を含む。負極シート20(第2電極シート)は、Z1側の端部に位置する長辺23(第2長辺)を含む。正極シート10は、正極集電体11(第1集電体)と、正極合材層12(第1電極材料層)とを含む。正極集電体11の正極未塗工部11bは、長辺13に形成されているとともに、X方向(捲回方向)に配列される複数の片部13(第1片部)を含む。絶縁部25(第1絶縁部、絶縁部材)は、負極シート20の長辺23に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極シート、第2電極シート、および、前記第1電極シートと前記第2電極シートとの間に配置されたセパレータを含む捲回電極体と、
絶縁部材と、を備え、
前記第1電極シートおよび前記第2電極シートの各々は、前記捲回電極体の捲回方向に長尺に形成されており、
前記第1電極シートは、前記捲回電極体の捲回軸線が延びる軸方向における一方側の端部に位置する第1長辺を含み、
前記第2電極シートは、前記軸方向における前記一方側の端部に位置する第2長辺を含み、
前記第1電極シートは、
第1電極材料層と、
前記第1電極材料層が形成された第1塗工部、および、前記第1電極材料層が塗工されていない第1未塗工部を含む第1集電体と、を含み、
前記第1未塗工部は、前記第1長辺に形成されているとともに、前記捲回方向に配列される複数の第1片部を含み、
前記絶縁部材は、前記第2長辺に形成されている第1絶縁部を含む、蓄電セル。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記第1電極シートは、前記軸方向における他方側の端部に位置する第3長辺を含み、
前記第2電極シートは、前記軸方向における前記他方側の端部に位置する第4長辺を含み、
前記第2電極シートは、
第2電極材料層と、
前記第2電極材料層が形成された第2塗工部、および、前記第2電極材料層が塗工されていない第2未塗工部を含む第2集電体と、を含み、
前記第2未塗工部は、前記第4長辺に形成されているとともに、前記捲回方向に配列される複数の第2片部を含み、
前記絶縁部材は、前記第3長辺に形成されている第2絶縁部を含む、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記絶縁部材は、多孔質材により形成されている、請求項1または2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記絶縁部材は、前記捲回方向に沿って、連続的に形成されている、請求項3に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記絶縁部材は、前記捲回方向に沿って、間欠的に形成されている、請求項1または2に記載の蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
米国特許出願公開第2016/0104875号明細書(特許文献1)には、電極シート(正極シートおよび負極シート)が渦巻き状に捲回された電極体を備える電池セルが開示されている。電極シートは、正極シートと負極シートとがセパレータを介して重なった状態で捲回されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2016/0104875号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1には明記されていないが、電極シートの軸方向端部に複数の片部(金属片)が設けられる場合がある。たとえば正極シート(第1電極シート)の複数の片部が折り曲げられることにより、複数の片部が負極シート(第2電極シート)と接触する場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、第1電極シートの軸方向端部に設けられる複数の片部が第2電極シートと接触するのを抑制することが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電セルは、第1電極シート、第2電極シート、および、第1電極シートと第2電極シートとの間に配置されたセパレータを含む捲回電極体と、絶縁部材と、を備える。第1電極シートおよび第2電極シートの各々は、捲回電極体の捲回方向に長尺に形成されている。第1電極シートは、捲回電極体の捲回軸線が延びる軸方向における一方側の端部に位置する第1長辺を含む。第2電極シートは、軸方向における一方側の端部に位置する第2長辺を含む。第1電極シートは、第1電極材料層と、第1電極材料層が形成された第1塗工部、および、第1電極材料層が塗工されていない第1未塗工部を含む第1集電体と、を含む。第1未塗工部は、第1長辺に形成されているとともに、捲回方向に配列される複数の第1片部を含む。絶縁部材は、第2長辺に形成されている第1絶縁部を含む。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電セルでは、上記のように、第1電極シートにおける軸方向一方側の端部に位置する第1長辺に複数の片部が設けられており、かつ、第2電極シートにおける軸方向一方側の端部に位置する第2長辺に第1絶縁部が形成されている。これにより、複数の第1片部が第2電極シート側に折り曲げられても、複数の第1片部と第2電極シートとが接触(導通)するのを第1絶縁部により抑制することができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、第1電極シートは、軸方向における他方側の端部に位置する第3長辺を含む。第2電極シートは、軸方向における他方側の端部に位置する第4長辺を含む。第2電極シートは、第2電極材料層と、第2電極材料層が形成された第2塗工部、および、第2電極材料層が塗工されていない第2未塗工部を含む第2集電体と、を含む。第2未塗工部は、第4長辺に形成されているとともに、捲回方向に配列される複数の第2片部を含む。絶縁部材は、第3長辺に形成されている第2絶縁部を含む。このように構成すれば、複数の第2片部が第1電極シート側に折り曲げられても、複数の第2片部と第1電極シートとが接触(導通)するのを第2絶縁部により抑制することができる。
【0009】
上記一の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、絶縁部材は、多孔質材により形成されている。このように構成すれば、軸方向の一方側から電解液を捲回電極体に注入した場合に、多孔質材である絶縁部材を通じて電解液を捲回電極体の内部に導入することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、絶縁部材は、捲回方向に沿って、連続的に形成されている。このように構成すれば、電極シートと片部とが接触するのをより確実に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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