TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025033438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139156
出願日
2023-08-29
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
29/02 20060101AFI20250306BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】フューエルカット復帰時のショックの発生を効率的に抑制する。
【解決手段】CPU72は、内燃機関10の燃焼制御を停止するフューエルカット処理と、アクセル操作に応じたフューエルカット処理の終了に伴って内燃機関10のトルクを小さい側に制限すべく点火装置26を操作するトルク制限処理と、を実行する。トルク制限処理は、ロックアップクラッチ42の解放状態でフューエルカット処理が終了した場合の内燃機関10のトルクの制限度合を、フューエルカット処理の終了時の機関回転速度及び自動変速機50の入力回転速度の差、及び内燃機関10の吸気の充填効率に基づき変化させる処理を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関の動力が変速装置を介して駆動輪に伝達される車両の制御装置であって、
前記内燃機関のクランク軸は前記変速装置の入力軸とロックアップクラッチによって機械的に連結可能とされており、
当該制御装置は、
前記内燃機関の燃焼制御を停止する停止処理と、アクセル操作に応じた前記停止処理の終了に伴って前記内燃機関のトルクを小さい側に制限すべく前記内燃機関の所定の操作部を操作するトルク制限処理と、を実行し、
前記トルク制限処理は、前記ロックアップクラッチが解放された状態で前記停止処理が終了した場合の前記小さい側への前記内燃機関のトルクの制限度合を、前記停止処理が終了したときの前記クランク軸と前記入力軸との回転速度差、及び前記内燃機関の吸気の充填効率に基づき変化させる処理を含む
車両の制御装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記トルク制限処理は、
前記停止処理の終了時の前記回転速度差及び前記充填効率に基づき、遅延時間が既定時間以内であるか否かを判定する処理と、
前記遅延時間が前記既定時間以内であると判定された場合には、前記遅延時間が前記既定時間以内でないと判定された場合に比べて、前記小さい側への前記内燃機関のトルクの制限度合を小さくする処理と、
を含み、
前記遅延時間は、前記停止処理の終了から前記駆動輪への前記内燃機関のトルク伝達が開始されるまでの時間である
請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記トルク制限処理は、
前記停止処理の終了時の前記回転速度差及び前記充填効率に基づき、遅延時間が既定時間以内であるか否かを判定する処理と、
前記遅延時間が前記既定時間以内であると判定された場合には、前記小さい側への前記内燃機関のトルクの制限を禁止する処理と、
を含み、
前記遅延時間は、前記停止処理の終了から前記駆動輪への前記内燃機関のトルク伝達が開始されるまでの時間である
請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記所定の操作部は、点火装置であり、
前記トルク制限処理は、前記点火装置による前記内燃機関の点火時期を遅角側に変更することで前記内燃機関のトルクを小さい側に制限する処理である
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フューエルカットからの復帰時に点火時期の遅角制御を行う車両の制御装置が記載されている。この点火時期の遅角制御は、フューエルカットからの復帰に伴って駆動輪に伝達されるトルクが急上昇してショックが発生することを抑制することを狙ったものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-353268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両として、内燃機関のクランク軸と変速装置の入力軸とがロックアップクラッチにより機械的に連結可能とされたものがある。ロックアップクラッチが締結された状態で内燃機関がフューエルカットから復帰する場合には、上記のような点火時期の遅角制御を行うことでトルクショックを軽減できる。ただし、ロックアップクラッチが解放された状態で内燃機関がフューエルカットから復帰する場合には、駆動輪への内燃機関のトルクの伝達が開始されるまでに時間を要する。そのため、点火時期の遅角制御を実施すると、トルク伝達の開始に要する時間が更に長くなってしまうため、再加速に際しての車両の応答性が低下する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両の制御装置は、内燃機関の動力が変速装置を介して駆動輪に伝達される車両の制御装置であって、前記内燃機関のクランク軸は前記変速装置の入力軸とロックアップクラッチによって機械的に連結可能とされており、当該制御装置は、前記内燃機関の燃焼制御を停止する停止処理と、アクセル操作に応じた前記停止処理の終了に伴って前記内燃機関のトルクを小さい側に制限すべく前記内燃機関の所定の操作部を操作するトルク制限処理と、を実行し、前記トルク制限処理は、前記ロックアップクラッチが解放された状態で前記停止処理が終了した場合の前記小さい側への前記内燃機関のトルクの制限度合を、前記停止処理が終了したときの前記クランク軸と前記入力軸との回転速度差、及び前記内燃機関の吸気の充填効率に基づき変化させる処理を含む。
【発明の効果】
【0006】
上記車両の制御装置には、フューエルカット復帰時のショックの発生を効率的に抑制する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の制御装置の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
上記車両の制御装置が実行するフューエルカット処理のフローチャートである。
上記車両の制御装置がフューエルカット処理からの復帰時に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
上記車両の制御装置におけるトルク制限処理の実施中の予想トルク及び制限トルクの推移を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の制御装置の一実施形態を、図1~図4を参照して詳細に説明する。
<実施形態の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の車両の制御装置の構成を説明する。
【0009】
図1に示すように、車両VCには、内燃機関10が搭載されている。内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。吸気通路12のうちのスロットルバルブ14よりも下流側には、燃料噴射弁16が設けられている。
【0010】
吸気通路12内の空気及び燃料の混合気は、吸気バルブ18の開動作に伴って、シリンダ20及びピストン22によって区画される燃焼室24に流入する。燃焼室24内の混合気は、点火装置26の火花放電によって燃焼に供される。燃焼によって生じたエネルギは、ピストン22を介してクランク軸28の回転エネルギに変換される。一方、燃焼に供された混合気は、排気バルブ30の開動作に伴って、排気として、排気通路32に排出される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
本田技研工業株式会社
反応器
今日
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
6日前
ヤマハ発動機株式会社
鞍乗型車両
今日
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
27日前
スズキ株式会社
内燃機関のEGR制御装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
V型内燃機関
21日前
日本ラインサービス株式会社
発電システム
10日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
ケースの締結構造
1日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの異音調査方法
今日
フタバ産業株式会社
キャニスタ
28日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
6日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
21日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
27日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
28日前
スズキ株式会社
水温センサの設置構造
20日前
株式会社丸山製作所
ダイヤフラムポンプ
10日前
三菱重工業株式会社
回転機械の組立体
今日
トヨタ自動車株式会社
車載内燃機関の制御装置
27日前
トヨタ自動車株式会社
燃料供給装置の制御装置
今日
三菱自動車工業株式会社
燃料供給装置
27日前
株式会社SUBARU
エンジン
13日前
スズキ株式会社
車両用吸気装置
24日前
日立Astemo株式会社
内燃機関制御装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両
21日前
株式会社デンソー
ガス燃料噴射弁
27日前
フタバ産業株式会社
キャニスタの製造方法
6日前
スズキ株式会社
車両の衝撃吸収構造
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
21日前
スズキ株式会社
車両用再始動制御装置
20日前
株式会社IHI
車両用の充電システム
13日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
20日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
13日前
続きを見る
他の特許を見る