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公開番号2025027513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132295
出願日2023-08-15
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250220BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エミッションの悪化を抑制しつつ触媒の酸素吸蔵可能量を推定できる内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】排気通路に触媒が設けられた内燃機関の制御装置であって、燃料カット後の前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御するリッチ制御を実行する制御部と、前記リッチ制御が開始されてから前記触媒から排出される排気の空燃比がリッチ空燃比となるまでに前記触媒の酸素吸蔵可能量を推定する第1推定部と、前記リッチ制御の実行中に、前記触媒の酸素吸蔵量を推定する第2推定部と、前記酸素吸蔵量が、前記酸素吸蔵可能量よりも小さい判定値未満となった場合に、前記リッチ制御を停止する停止部と、を備えた内燃機関の制御装置。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
排気通路に触媒が設けられた内燃機関の制御装置であって、
燃料カット後の前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御するリッチ制御を実行する制御部と、
前記リッチ制御が開始されてから前記触媒から排出される排気の空燃比がリッチ空燃比となるまでに前記触媒の酸素吸蔵可能量を推定する第1推定部と、
前記リッチ制御の実行中に、前記触媒の酸素吸蔵量を推定する第2推定部と、
前記酸素吸蔵量が、前記酸素吸蔵可能量よりも小さい判定値未満となった場合に、前記リッチ制御を停止する停止部と、を備えた内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気通路に設けられた触媒の酸素吸蔵可能量を推定する技術がある。具体的には、燃料カット後のリッチ制御の際に、リッチ制御が開始されてから触媒から排出された排気の空燃比がリッチ空燃比となるまでの間に酸素吸蔵可能量が推定される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-159048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料カット後のリッチ制御が、触媒から排出された排気の空燃比がリッチ空燃比を示すまで実行されると、触媒からCOやNH

が排出されエミッションが悪化するおそれがある。
【0005】
そこで、エミッションの悪化を抑制しつつ触媒の酸素吸蔵可能量を推定できる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、排気通路に触媒が設けられた内燃機関の制御装置であって、燃料カット後の前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御するリッチ制御を実行する制御部と、前記リッチ制御が開始されてから前記触媒から排出される排気の空燃比がリッチ空燃比となるまでに前記触媒の酸素吸蔵可能量を推定する第1推定部と、前記リッチ制御の実行中に、前記触媒の酸素吸蔵量を推定する第2推定部と、前記酸素吸蔵量が、前記酸素吸蔵可能量よりも小さい判定値未満となった場合に、前記リッチ制御を停止する停止部と、を備えた内燃機関の制御装置により達成できる。
【発明の効果】
【0007】
エミッションの悪化を抑制しつつ触媒の酸素吸蔵可能量を推定できる内燃機関の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
内燃機関の概略構成図である。
OSC推定制御を例示したフローチャートである。
燃料カット後リッチ制御継続/停止判定制御を例示したフローチャートである。
OSC推定制御及び燃料カット後リッチ制御継続/停止判定制御を例示したタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[内燃機関の概略構成]
図1は、内燃機関1の概略構成図である。内燃機関1は、例えば車両に搭載されているが、これに限定されず、車両以外の船舶等に搭載されていてもよい。内燃機関1は、機関本体10、吸気通路20、及び排気通路30を有する。機関本体10は、複数の気筒を有した多気筒機関であり、各気筒内には、燃焼室11、ピストン12、点火プラグ16等が設けられている。また、機関本体10の内部には、コンロッド13、及びクランクシャフト14が配置されている。ピストン12はコンロッド13によりクランクシャフト14に連結されている。機関本体10には、回転数センサ15が設けられ、気筒毎に筒内噴射弁17が設けられている。回転数センサ15は、クランクシャフト14の回転数を検出することにより、機関本体10の回転数を検出する。筒内噴射弁17は、燃焼室11内に燃料を直接噴射する。尚、筒内噴射弁17の代わりに、機関本体10の吸気ポートに向けて燃料を噴射するポート噴射弁が設けられていてもよいし、筒内噴射弁17に加えてポート噴射弁が設けられていてもよい。点火プラグ16は、燃焼室11内での混合気に点火する。機関本体10の吸気ポート及び排気ポートには、それぞれ吸気通路20及び排気通路30が接続されている。吸気バルブ18a及び排気バルブ18bは、それぞれ機関本体10の吸気ポート及び排気ポートを開閉する。
【0010】
吸気通路20には、上流側から下流側に順に、エアクリーナ21、エアフローメータ22、スロットルバルブ23が設けられている。エアクリーナ21は外部から流入する空気から粉塵などを除去する。エアフローメータ22は吸入空気量Gaを取得する。スロットルバルブ23は例えば不図示のアクチュエータなどにより駆動され、吸入空気量Gaを調節する。
(【0011】以降は省略されています)

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