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公開番号
2025059778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170075
出願日
2023-09-29
発明の名称
点火プラグ組立体及び水素エンジン
出願人
株式会社リケン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02P
13/00 20060101AFI20250403BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】シリンダヘッドに特殊な加工を施すことなく点火プラグ組立体をシリンダヘッドに取り付ける。
【解決手段】
点火プラグ組立体は、燃焼室に連通するプラグホールを有するシリンダヘッドに取り付けられる。この点火プラグ組立体は、基端部と、基端部の反対側の先端部と、基端部と先端部の間に設けられたフランジ部とを含む、プラグホールに挿入可能なプラグパイプであり、プラグパイプがプラグホールに挿入されたときに、先端部がシリンダヘッドに突き当てられる、該プラグパイプと、プラグパイプ内に配置された点火プラグと、を備え、フランジ部は、プラグパイプを燃焼室側へ押圧する力を受ける押圧面を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼室に連通するプラグホールを有するシリンダヘッドに取り付けられる点火プラグ組立体であって、
基端部と、前記基端部の反対側の先端部と、フランジ部とを含む、前記プラグホールに挿入可能なプラグパイプと、
前記プラグパイプ内に配置された点火プラグと、
を備え、
前記先端部は、前記プラグパイプが前記プラグホールに挿入されたときに、前記シリンダヘッドに突き当てられ、
前記フランジ部は、前記プラグパイプを前記燃焼室側へ押圧する力を受ける押圧面を有する、点火プラグ組立体。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記押圧面を前記燃焼室側に押圧して、前記プラグパイプを前記シリンダヘッドに対して固定する固定器具を更に備える、請求項1に記載の点火プラグ組立体。
【請求項3】
前記固定器具は、前記フランジ部の上方に配置されるクランプ部材と、前記シリンダヘッドに締結される締結部材と、を含み、
前記クランプ部材は、前記締結部材が前記シリンダヘッドに締結されたときに、前記燃焼室側への押圧力を前記押圧面に加える、請求項2に記載の点火プラグ組立体。
【請求項4】
前記プラグパイプの内面には、雌ねじ部が設けられ、
前記点火プラグには、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が設けられている、請求項1に記載の点火プラグ組立体。
【請求項5】
前記シリンダヘッドは、前記プラグホールを画成すると共に、前記プラグパイプの前記先端部が突き当てられる突き当て面を提供するガイドパイプを有し、
前記点火プラグ組立体は、前記先端部と前記突き当て面との間に配置された第1シール部材を更に備える、請求項1に記載の点火プラグ組立体。
【請求項6】
前記プラグパイプは、前記プラグパイプの内面に段差を提供する段差面を有し、
前記点火プラグ組立体は、前記点火プラグと前記段差面との間に配置された第2シール部材を更に備える、請求項5に記載の点火プラグ組立体。
【請求項7】
前記第1シール部材及び前記第2シール部材は、銅又はアルミニウムによって構成されている、請求項6に記載の点火プラグ組立体。
【請求項8】
前記プラグパイプの外径は、前記先端部側に向かうにつれて段階的に縮小されている、請求項1に記載の点火プラグ組立体。
【請求項9】
燃焼室を画成するシリンダと、
前記シリンダ内で往復移動するピストンと、
吸気用の吸気ポートと、排気用の排気ポートと、前記燃焼室に連通するプラグホールとを有するシリンダヘッドと、
前記吸気に水素燃料を添加する水素インジェクタと、
前記水素燃料を含む燃焼性ガスに着火する点火プラグ組立体と、
を備え、
前記点火プラグ組立体は、
基端部と、前記基端部の反対側の先端部と、フランジ部とを含む、前記プラグホールに挿入されたプラグパイプと、
前記プラグパイプ内に配置された点火プラグと、
を備え、
前記先端部は、前記プラグホール内で前記シリンダヘッドに突き当てられ、
前記フランジ部は、前記プラグパイプを前記燃焼室側へ押圧する力を受ける押圧面を有する、水素エンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、点火プラグ組立体及び水素エンジンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
水素を燃料として使用し、空気と混合して燃焼させる水素エンジンは、二酸化炭素等の有害物質を排出しないゼロエミッションの動力源として注目されている。一方、水素エンジンの新規開発には多大なコストが求められ、それが水素エンジンの普及を妨げる要因となっている。
【0003】
水素エンジンの開発コストを抑制するために、一般に普及しているディーゼルエンジン用のシリンダヘッドを水素エンジンに転用する試みが行われている。ディーゼルエンジン用のシリンダヘッドを他の燃焼方式のエンジンに転用するための技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
【0004】
特許文献1には、点火プラグを収容するプラグパイプをディーゼル燃料噴射用のインジェクタを配置するスペースに挿入し、当該プラグパイプの先端部に設けられたネジをシリンダヘッド側のネジ孔に螺着して、プラグパイプをシリンダヘッドに固定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-130485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、プラグパイプの先端部に設けられたネジをシリンダヘッド側のネジ孔に螺着しているが、シリンダヘッドには燃焼室に連通するネジ孔が形成されていないことがある。この場合には、プラグパイプをシリンダヘッドに螺着するために、シリンダヘッドにネジ孔を形成する加工が必要となる。しかしながら、このような加工は手間がかかり、エンジンの生産効率を低下させる原因となる。
【0007】
そこで本開示は、シリンダヘッドに特殊な加工を施すことなく取り付け可能な点火プラグ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る点火プラグ組立体は、燃焼室に連通するプラグホールを有するシリンダヘッドに取り付けられる。この点火プラグ組立体は、基端部と、基端部の反対側の先端部と、基端部と先端部の間に設けられたフランジ部とを含む、プラグホールに挿入可能なプラグパイプであり、プラグパイプがプラグホールに挿入されたときに、先端部がシリンダヘッドに突き当てられる、該プラグパイプと、プラグパイプ内に配置された点火プラグと、を備え、フランジ部は、プラグパイプを燃焼室側へ押圧する力を受ける押圧面を有する。
【0009】
プラグパイプの先端部をシリンダヘッドに突き当てた状態でフランジの押圧面で押圧力を受けることにより、プラグパイプがシリンダヘッドに対して押し付けられ、プラグホール内で固定される。したがって、この点火プラグ組立体によれば、シリンダヘッドに特殊な加工を施すことなく、点火プラグ組立体をシリンダヘッドに取り付けることができる。
【0010】
点火プラグ組立体は、押圧面を燃焼室側に押圧して、プラグパイプをシリンダヘッドに対して固定する固定器具を更に備えていてもよい。この固定器具でプラグパイプをシリンダヘッドに対して固定することにより、シリンダヘッドに特殊な加工を施すことなく点火プラグ組立体をシリンダヘッドに取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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