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公開番号2025064024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173398
出願日2023-10-05
発明の名称カムシャフトと補機との接続構造、および車両
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類F02B 63/06 20060101AFI20250410BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エンジンが逆回転したときやカムシャフトに接続された補機(バキュームポンプなど)の上記始動タイミングの違いなどに対処可能なカムシャフトと補機との接続構造を提供する。
【解決手段】本開示の一形態におけるカムシャフトと補機との接続構造は、エンジンによって回転駆動されるカムシャフトと、車載されて前記カムシャフトの回転の伝達によって駆動される補機と、前記カムシャフトと前記補機との間を切り離し不能に接続して、前記カムシャフトの前記回転を前記補機に伝達する弾性部材と、を備えてなる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンによって回転駆動されるカムシャフトと、
車載されて前記カムシャフトの回転の伝達によって駆動される補機と、
前記カムシャフトと前記補機との間を切り離し不能に接続して、前記カムシャフトの前記回転を前記補機に伝達する弾性部材と、
を備える、カムシャフトと補機との接続構造。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記カムシャフトに形成された係合部と、前記補機の取付端部と、を連結するカップリング部材をさらに備え、
前記カップリング部材は、
前記カムシャフトの前記係合部と係合する被係合部を備えた筒状本体と、
前記筒状本体に内蔵されると共に前記補機の取付端部と固定された前記弾性部材と、を含んでなる、請求項1に記載のカムシャフトと補機との接続構造。
【請求項3】
前記弾性部材はコイルスプリングであり、
前記コイルスプリングの外周面が前記筒状本体の内周面に密着するように、前記コイルスプリングが前記筒状本体の内に圧入されてなる、請求項2に記載のカムシャフトと補機との接続構造。
【請求項4】
前記係合部は前記カムシャフトの端部に形成された凸部であり、
前記被係合部は前記筒状本体における周壁部の底部にそれぞれ設けられて前記カムシャフトの回転中心を挟むように配置された一対の凹部であり、
前記凹部に対して前記凸部が係合することで前記カムシャフトの回転が前記カップリング部材に伝達され、
前記一対の凹部を結ぶ方向と直交する方向における前記取付端部と前記筒状本体との間には一対の軸ずれ吸収用間隙が設けられてなる、請求項3に記載のカムシャフトと補機との接続構造。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のカムシャフトと補機との接続構造を備えた車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車載されるカムシャフトと補機との接続構造と、この接続構造を備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車に搭載されるエンジンでは、燃焼によって発生するピストンの往復運動がクランクシャフトに伝達される。例えば特許文献1に示されるように、クランクシャフトに接続された補機としてのバキュームポンプは、このクランクシャフトの回転によって必要な駆動力を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-112337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上述した各特許文献に限らず現在の技術では以下に述べる課題が存在する。
例えば上記した特許文献1では、クランクシャフトの回転を断続的に負圧ポンプへ伝達するクラッチ機構を設け、負圧が必要なときのみ負圧ポンプを駆動させることで無駄なエネルギーの消費を低減させるバキュームポンプ構造が提案されている。
【0005】
しかしながら特許文献1のバキュームポンプ構造では、エンジンが逆回転した場合の対処やカムシャフトとバキュームポンプの駆動トルクや始動タイミングの違いへの対処が考慮されているとは言い難い。
【0006】
本開示は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、エンジンが逆回転したときやカムシャフトに接続された補機(バキュームポンプなど)の上記始動タイミングの違いなどに対処可能なカムシャフトと補機との接続構造および当該接続構造を備えた車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示の一形態におけるカムシャフトと補機との接続構造は、エンジンによって回転駆動されるカムシャフトと、車載されて前記カムシャフトの回転の伝達によって駆動される補機と、前記カムシャフトと前記補機との間を切り離し不能に接続して、前記カムシャフトの前記回転を前記補機に伝達する弾性部材と、を備えてなる。
【0008】
また上記課題を解決するため、本開示における車両は、このカムシャフトと補機との接続構造を搭載する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の接続構造によれば、カムシャフトに接続されたバキュームポンプなどの補機とカムシャフトとの始動タイミングや駆動トルクの違いを上記した弾性部材によって吸収してカムシャフトと補機との安定した接続を実現できる。また、本開示の接続構造によれば、何らかの要因でエンジンが逆回転した場合でも上記した弾性部材によって上記逆回転による影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る車両に搭載された補機としてのバキュームポンプとエンジンのカムシャフトとの接続構造を示す模式図である。
図1に示すエンジンのカムシャフトと補機との接続構造のうち一部の要部を断面で示した模式図である。
実施形態におけるエンジンのカムシャフトと補機との接続手順のうち前半部を示す状態遷移図である。
実施形態におけるエンジンのカムシャフトと補機との接続手順のうち後半部を示す状態遷移図である。
図4におけるA-A断面であり、実施形態におけるカップリング部材を用いたカムシャフトと補機との接続構造の詳細を示す模式図である。
図4におけるB-B断面であり、実施形態におけるカップリング部材を用いたカムシャフトと補機との接続構造の詳細を示す模式図である。
変形例1に係る車両に搭載されたエンジンのカムシャフトと補機との接続構造の断面を部分的に示す模式図である。
図7の接続構造を斜め上方から模式的に見た斜視図である。
変形例2に係る車両に搭載されたエンジンのカムシャフトと補機との接続構造の断面を部分的に示す模式図である。
図9の接続構造を斜め上方から模式的に見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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