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公開番号
2025025757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130861
出願日
2023-08-10
発明の名称
車両用再始動制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F02D
29/02 20060101AFI20250214BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】手動変速機を搭載した車両における自動再始動時の飛び出し防止と、ドライバビリティの向上とを両立させることができる車両用再始動制御装置を提供すること。
【解決手段】車輪10へ手動変速機3を介して駆動力を供給するエンジン2と、車輪10へ制動力を付与する摩擦ブレーキ4と、予め設定された自動停止条件が成立するとエンジン2を自動停止させ、予め設定された再始動条件が成立するとエンジン2を自動再始動させる再始動制御部51と、摩擦ブレーキ4の制動力を調整する制動力制御部52と、を備え、エンジン2の自動再始動の実施中に、手動変速機3の出力軸の回転が検出された場合、再始動制御部51は、エンジン2の自動再始動を中止し、制動力制御部52は、摩擦ブレーキ4により車輪10に制動力を付与する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車輪へ手動変速機を介して駆動力を供給する内燃機関が搭載され、前記車輪へ制動力を付与する摩擦ブレーキを備えた車両の車両用再始動制御装置であって、
予め設定された自動停止条件が成立すると前記内燃機関を自動停止させ、予め設定された再始動条件が成立すると前記内燃機関を自動再始動させる再始動制御部と、
前記摩擦ブレーキの制動力を調整する制動力制御部と、を備え、
前記内燃機関の自動再始動の実施中に、前記手動変速機の出力軸の回転が検出された場合、前記再始動制御部は、前記内燃機関の自動再始動を中止し、前記制動力制御部は、前記摩擦ブレーキにより前記車輪に制動力を付与する車両用再始動制御装置。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記制動力制御部は、前記手動変速機の出力軸の回転数が減少するまで、前記摩擦ブレーキにより制動力を増加させる請求項1に記載の車両用再始動制御装置。
【請求項3】
前記制動力制御部は、前記手動変速機の出力軸の回転数がゼロになるまで、前記摩擦ブレーキによる制動力の付与を継続させる請求項1または請求項2に記載の車両用再始動制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用再始動制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アイドルストップ制御が行なわれるマニュアル車において、再始動条件は、クラッチによってエンジンの出力軸と駆動輪との間の動力が遮断された状況下において車輪に制動力が付与されなくなるようにブレーキ部材が操作されたとの条件を含み、再始動条件が成立してからの所定期間において車輪に強制的に制動力を付与することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-76474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のように、再始動の事前に制動力を強くする場合、車両の飛び出しが発生しないような正常な始動のときは、発進時に制動力を抜く必要があり、制御的な遅れや物理的な遅れにより制動力の抜けが遅れ、発進時にドライバーが引っかかりを感じるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、手動変速機を搭載した車両における自動再始動時の飛び出し防止と、ドライバビリティの向上とを両立させることができる車両用再始動制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、車輪へ手動変速機を介して駆動力を供給する内燃機関が搭載され、前記車輪へ制動力を付与する摩擦ブレーキを備えた車両の車両用再始動制御装置であって、予め設定された自動停止条件が成立すると前記内燃機関を自動停止させ、予め設定された再始動条件が成立すると前記内燃機関を自動再始動させる再始動制御部と、前記摩擦ブレーキの制動力を調整する制動力制御部と、を備え、前記内燃機関の自動再始動の実施中に、前記手動変速機の出力軸の回転が検出された場合、前記再始動制御部は、前記内燃機関の自動再始動を中止し、前記制動力制御部は、前記摩擦ブレーキにより前記車輪に制動力を付与するものである。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明によれば、手動変速機を搭載した車両における自動再始動時の飛び出し防止と、ドライバビリティの向上とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用再始動制御装置の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用再始動制御装置の再始動制御処理の手順を示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用再始動制御装置の手動変速機のギヤイン状態が検出できない状態での再始動制御処理による油圧ブレーキ量の変化を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用再始動制御装置は、車輪へ手動変速機を介して駆動力を供給する内燃機関が搭載され、車輪へ制動力を付与する摩擦ブレーキを備えた車両の車両用再始動制御装置であって、予め設定された自動停止条件が成立すると内燃機関を自動停止させ、予め設定された再始動条件が成立すると内燃機関を自動再始動させる再始動制御部と、摩擦ブレーキの制動力を調整する制動力制御部と、を備え、内燃機関の自動再始動の実施中に、手動変速機の出力軸の回転が検出された場合、再始動制御部は、内燃機関の自動再始動を中止し、制動力制御部は、摩擦ブレーキにより車輪に制動力を付与するよう構成されている。
【0010】
これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用再始動制御装置は、手動変速機を搭載した車両における自動再始動時の飛び出し防止と、ドライバビリティの向上とを両立させることができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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