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公開番号2025034605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141090
出願日2023-08-31
発明の名称燃料供給装置の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 21/02 20060101AFI20250306BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関の停止時に燃料供給通路に残存している気体燃料を内燃機関の次回の運転時に利用できるようにする。
【解決手段】制御装置100は、燃料タンク90及びインジェクタ60を接続している燃料供給通路70と、燃料供給通路70を開閉するメインバルブ91と、気体を貯留可能なチャンバ80と、燃料供給通路70における、メインバルブ91よりもインジェクタ60側の部分、及びチャンバ80を接続している接続通路77と、接続通路77を開閉するサブバルブ81と、を備えた燃料供給装置50を制御対象とし、内燃機関10の停止指令を取得した場合に、メインバルブ91を閉状態に切り替えるとともにサブバルブ81を開状態に切り替える処理と、内燃機関10の始動指令を取得した場合に、チャンバ80の内圧が設定値以下であることを条件に、サブバルブ81を閉状態に切り替えるとともにメインバルブ91を開状態に切り替える処理と、を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
気体燃料を噴射するインジェクタと、気体燃料を貯留している燃料タンクと、前記燃料タンク及び前記インジェクタを接続している燃料供給通路と、前記燃料供給通路を開閉するメインバルブと、気体を貯留可能な空間を有するチャンバと、前記燃料供給通路における、前記メインバルブよりも前記インジェクタ側の部分、及び前記チャンバを接続している接続通路と、前記接続通路を開閉するサブバルブと、を備えた燃料供給装置を制御対象とし、
内燃機関の停止指令を取得した場合に、前記メインバルブを開状態から閉状態に切り替えるとともに前記サブバルブを閉状態から開状態に切り替える第1処理と、
前記内燃機関の始動指令を取得した場合に、前記チャンバの内圧が予め定められた設定値以下であることを条件に、前記サブバルブを開状態から閉状態に切り替えるとともに前記メインバルブを閉状態から開状態に切り替える第2処理と、を行う
燃料供給装置の制御装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記内燃機関の停止指令を取得して前記第1処理を行った後、前記チャンバの内圧が前記設定値よりも大きい値として予め定められた所定値以上であることを条件に、前記サブバルブを開状態から閉状態に切り替える第3処理と、
前記内燃機関の始動指令を取得した場合に、前記第2処理を行うのに先立って、前記サブバルブを閉状態から開状態に切り替える第4処理と、を行う
請求項1に記載の燃料供給装置の制御装置。
【請求項3】
前記燃料供給装置に加え、前記内燃機関を制御対象とし、
前記内燃機関の停止指令を取得した後も前記内燃機関の運転を継続し、
前記第3処理を行った後、前記燃料供給通路における、前記メインバルブよりも前記インジェクタ側の部分の内圧が予め定められた閾値以下であることを条件に、前記内燃機関の運転を停止する
請求項2に記載の燃料供給装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、燃料供給装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている内燃機関は、気筒と、気筒に接続している吸気通路と、を備えている。また、特許文献1に開示されている燃料供給装置は、燃料タンクと、燃料通路と、インジェクタと、遮断弁と、配管と、排出弁と、を備えている。燃料タンクは、気体燃料を貯留している。燃料通路は、燃料タンクとインジェクタとを接続している。インジェクタは、燃料通路から供給される気体燃料を気筒に供給する。遮断弁は、燃料通路の途中に位置している。遮断弁は、燃料通路の流路を開閉する。配管は、燃料通路における遮断弁に対して下流側の部分と吸気通路とを接続している。排出弁は、配管の途中に位置している。排出弁は、配管の流路を開閉する。この燃料供給装置では、内燃機関の運転が停止されると、遮断弁が開状態から閉状態に切り替えられる。このとき、燃料通路における遮断弁に対して下流側の部分は、気体燃料で高圧のままである。この気体燃料がインジェクタを介して気筒に漏れ出すのを防止すべく、特許文献1の燃料供給装置では、内燃機関の運転が停止されると、排出弁が閉状態から開状態に切り替えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-107795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術において、内燃機関の運転停止に伴って排出弁が開弁されると、燃料通路の気体燃料が配管及び吸気通路を介して内燃機関の外部に放出され得る。内燃機関の外部に放出された気体燃料は、内燃機関の次回の運転時の燃焼に利用できないため無駄になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための燃料供給装置の制御装置は、気体燃料を噴射するインジェクタと、気体燃料を貯留している燃料タンクと、前記燃料タンク及び前記インジェクタを接続している燃料供給通路と、前記燃料供給通路を開閉するメインバルブと、気体を貯留可能な空間を有するチャンバと、前記燃料供給通路における、前記メインバルブよりも前記インジェクタ側の部分、及び前記チャンバを接続している接続通路と、前記接続通路を開閉するサブバルブと、を備えた燃料供給装置を制御対象とし、内燃機関の停止指令を取得した場合に、前記メインバルブを開状態から閉状態に切り替えるとともに前記サブバルブを閉状態から開状態に切り替える第1処理と、前記内燃機関の始動指令を取得した場合に、前記チャンバの内圧が予め定められた設定値以下であることを条件に、前記サブバルブを開状態から閉状態に切り替えるとともに前記メインバルブを閉状態から開状態に切り替える第2処理と、を行う。
【発明の効果】
【0006】
上記の技術思想では、内燃機関の停止時に燃料供給通路に残存している気体燃料を内燃機関の次回の運転時に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、内燃機関及び燃料供給装置の概略構成を表した模式図である。
図2は、制御用処理の処理手順を表したフローチャートである。
図3は、燃料供給装置の制御態様の一つを表した模式図である。
図4は、燃料供給装置の制御態様の一つを表した模式図である。
図5は、燃料供給装置の制御態様の一つを表した模式図である。
図6は、燃料供給装置の制御態様の一つを表した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、燃料供給装置の制御装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<内燃機関>
図1に示すように、車両500は、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、車両500の駆動源である。内燃機関10は、機関本体11と、複数の気筒12と、クランクシャフト13と、を備えている。気筒12の数は、例えば4つである。気筒12は、機関本体11に区画された空間である。気筒12では、吸入空気と気体燃料との混合気が燃焼する。混合気の燃焼に応じてクランクシャフト13は回転する。クランクシャフト13は、自動変速機501などを介して駆動輪502に連結している。
【0009】
内燃機関10は、複数の点火プラグ15を備えている。点火プラグ15は、気筒12毎に設けられている。点火プラグ15の先端は、気筒12に位置している。点火プラグ15は、気筒12において混合気に点火を行う。
【0010】
内燃機関10は、吸気通路18を備えている。吸気通路18は、各気筒12に吸入空気を導入するための通路である。吸気通路18は、各気筒12に接続している。図示は省略するが、吸気通路18の途中には、吸入空気量を調整するスロットルバルブなどが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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