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公開番号
2025024433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128540
出願日
2023-08-07
発明の名称
V型内燃機関
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02F
1/42 20060101AFI20250213BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】隣接した2つのターボチャージャの組付け作業を容易にしたV型内燃機関を提供する。
【解決手段】第1バンク10Lのターボチャージャ40と、第2バンク10Rのターボチャージャ40とは、Vバンク内側において互いに隣接している。ターボチャージャ40の排気導入管42は端部にフランジ44を有する。フランジ44が、搭載面20に対し締結されることで、排気通路24の開口が排気導入管42に接続される。フランジ44は、搭載面20に接触する内側端部46及び外側端部48を有する。内側端部46は、搭載面20に設けられかつ、Vバンクの外側に向けて開口したポケット30に挿入されている。外側端部48においてナット64がボルト60に対して締結されることによって、外側端部48がシリンダヘッド18に対して固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1バンクの気筒と第2バンクの気筒とがV字状に配置されてVバンクを構成しているV型内燃機関であって、
前記第1バンク及び前記第2バンクの各々は、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの上部に取り付けられたシリンダヘッドと、Vバンク内側にある前記シリンダヘッドの搭載面に取り付けられたターボチャージャと、を備え、
前記第1バンクの前記ターボチャージャと、前記第2バンクの前記ターボチャージャとは、前記Vバンク内側において、前記第1バンクと前記第2バンクとが並ぶ方向において互いに隣接しており、
前記シリンダヘッドは、Vバンク外側に開口する吸気通路と、前記Vバンク内側に開口する排気通路を有しており、前記搭載面は、前記Vバンク内側に開口する前記排気通路の開口を囲んでおり、
前記ターボチャージャの排気導入管は端部にフランジを有し、
前記フランジが、前記搭載面に対し締結されることで、前記排気通路の前記開口が前記排気導入管に接続され、
前記フランジは、前記排気導入管を挟んで互いに反対側にあり、かつ前記搭載面に接触する内側端部及び外側端部を有し、前記内側端部は前記外側端部よりも前記Vバンクの内側に位置しており、
前記内側端部は、前記搭載面に設けられかつ、前記Vバンクの外側に向けて開口したポケットに挿入されており、
前記外側端部は、前記搭載面に接触する接触面と、前記Vバンクの外側に向かうほど前記接触面に近づくように前記接触面に対して傾斜した傾斜面とを有し、
ボルトが、前記傾斜面を貫通し、かつ、前記シリンダヘッドに設けられたボルト孔に挿入されて固定され、
ナットが前記ボルトに対して締結されることによって、前記外側端部が前記シリンダヘッドに対して固定されている、
V型内燃機関。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記第1バンクにおける前記搭載面は水平である、
請求項1に記載のV型内燃機関。
【請求項3】
前記第2バンクにおける前記搭載面は、前記Vバンクの内側ほど低くなるように傾斜している、
請求項1又は2に記載のV型内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はV型内燃機関に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1バンクの気筒と第2バンクの気筒とがV字状に配置されるV型内燃機関を開示している。第1バンクと第2バンクとがVバンクを構成する。第1バンクと第2バンクとに挟まれた空間は、Vバンク内側の空間である。
【0003】
第1バンク及び第2バンクの各々は、シリンダヘッドに接続された1つのターボチャージャを備えている。シリンダヘッドの中を延びる排気通路の開口は、Vバンク外側に開口している。このため、ターボチャージャはVバンク外側に設けられている。
【0004】
各ターボチャージャは、フランジを有する。フランジの上側端部と下側端部とは、それぞれ、ボルト及びナットによってシリンダヘッドに締結されている。上側端部は、フランジの端部のうち、エンジン上下方向における上側に位置する端部である。下側端部は、フランジの端部のうち、エンジン上下方向における下側に位置する端部である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-058895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記V型内燃機関について、排気通路の開口がVバンク内側に開口するよう、変更を加えた場合を想定する。すなわち、V型内燃機関の吸排気レイアウトを、外側排気のレイアウトから内側排気のレイアウトに変更した場合を想定する。係る場合、2つのターボチャージャがVバンク内側において、第1バンクと第2バンクとが並ぶ方向において互いに隣接するように配置される。係る場合、フランジの外側端部と、フランジの内側端部との両方において、それぞれ、ボルト及びナットによってフランジをシリンダヘッドに締結する必要が生じる。内側端部は、フランジの端部のうち、Vバンクのより内側に位置する端部である。外側端部は、フランジの端部のうち、内側端部よりもVバンクの外側に位置する端部である。フランジの内側端部をシリンダヘッドに締結するためには、2つのターボチャージャに挟まれた狭い空間に工具を入れ、当該工具を用いてボルトを締結する必要が生じる。このため、組付け作業が難しい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
本開示の一態様によれば、第1バンクの気筒と第2バンクの気筒とがV字状に配置されてVバンクを構成しているV型内燃機関であって、前記第1バンク及び前記第2バンクの各々は、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの上部に取り付けられたシリンダヘッドと、Vバンク内側にある前記シリンダヘッドの搭載面に取り付けられたターボチャージャと、を備え、前記第1バンクの前記ターボチャージャと、前記第2バンクの前記ターボチャージャとは、前記Vバンク内側において、前記第1バンクと前記第2バンクとが並ぶ方向において互いに隣接しており、前記シリンダヘッドは、Vバンク外側に開口する吸気通路と、前記Vバンク内側に開口する排気通路を有しており、前記搭載面は、前記Vバンク内側に開口する前記排気通路の開口を囲んでおり、前記ターボチャージャの排気導入管は端部にフランジを有し、前記フランジが、前記搭載面に対し締結されることで、前記排気通路の前記開口が前記排気導入管に接続され、前記フランジは、前記排気導入管を挟んで互いに反対側にあり、かつ前記搭載面に接触する内側端部及び外側端部を有し、前記内側端部は前記外側端部よりも前記Vバンクの内側に位置しており、前記内側端部は、前記搭載面に設けられかつ、前記Vバンクの外側に向けて開口したポケットに挿入されており、前記外側端部は、前記搭載面に接触する接触面と、前記Vバンクの外側に向かうほど前記接触面に近づくように前記接触面に対して傾斜した傾斜面とを有し、ボルトが、前記傾斜面を貫通し、かつ、前記シリンダヘッドに設けられたボルト孔に挿入されて固定され、ナットが前記ボルトに対して締結されることによって、前記外側端部が前記シリンダヘッドに対して固定されている、V型内燃機関が提供される。
【発明の効果】
【0008】
内側端部についてボルト及びナットを使うことなく、フランジをシリンダヘッドに締結できる。よって、組付け作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るV型内燃機関を示す図である。
図2は、図1のV型内燃機関が備える第2バンクについて、ポケットとターボチャージャとを設置する前の搭載面を示す斜視図である。
図3は、図2に示す搭載面に対してポケットを固定した斜視図である。
図4は、図3に示す搭載面に対してターボチャージャを固定した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、一実施形態に係るV型内燃機関について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、V型内燃機関100において、第1バンク10Lの気筒12と第2バンク10Rの気筒12とがV字状に配置されてVバンク14を構成している。第1バンク10L及び第2バンク10Rの各々は、シリンダブロック16と、シリンダブロック16の上部に取り付けられたシリンダヘッド18と、Vバンク内側にあるシリンダヘッド18の搭載面20に取り付けられたターボチャージャ40と、を備える。本実施形態では、第1バンク10Lのシリンダブロック16及び第2バンク10Rのシリンダブロック16は、一体部品である。第1バンク10Lにおける搭載面20は水平である。第2バンク10Rにおける搭載面20は、Vバンク14の内側ほど低くなるように傾斜している。
(【0011】以降は省略されています)
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