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公開番号2025018145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121617
出願日2023-07-26
発明の名称蒸発燃料処理装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20250130BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置において、チャージポートから流入した蒸発燃料が液化した場合に、液体に戻った燃料を吸着室へ流入させにくくするための技術を提案する。
【解決手段】蒸発燃料処理装置は、チャージポートと、吸着室と、液溜め部と、仕切り部材と、シール部材と、を備える。チャージポートは、蒸発燃料を取り込むように構成されている。吸着室は、蒸発燃料を吸着する吸着材が収容されている。液溜め部は、チャージポートと吸着室とを接続する流路を形成する。仕切り部材は、流路の吸着室側の端部を塞ぐように液溜め部の内部に配置されている。仕切り部材は、液溜め部の内面と対向する外周部と、外周部に囲まれた内側部と、内側部に設けられ、吸着室へ連通する連通部と、を有する。シール部材は、外周部と液溜め部との隙間に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置であって、
前記蒸発燃料を取り込むように構成されたチャージポートと、
前記蒸発燃料を吸着する吸着材が収容された吸着室と、
前記チャージポートと前記吸着室とを接続する流路を形成する液溜め部と、
前記流路の前記吸着室側の端部を塞ぐように前記液溜め部の内部に配置された仕切り部材であって、前記液溜め部の内面と対向する外周部と、前記外周部に囲まれた内側部と、前記内側部に設けられ、前記吸着室へ連通する連通部と、を有する前記仕切り部材と、
前記外周部と前記液溜め部との隙間に配置されたシール部材と、
を備える、蒸発燃料処理装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記蒸発燃料処理装置が前記車両に搭載された状態における前記チャージポートからの前記蒸発燃料の流入方向は、水平方向に沿っている、蒸発燃料処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記連通部は、前記蒸発燃料処理装置が前記車両に搭載された状態における前記内側部の鉛直方向上側の部分に設けられている、蒸発燃料処理装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記蒸発燃料処理装置が前記車両に搭載された状態における前記連通部の高さは、前記チャージポートの高さと比較して同一又は高い、蒸発燃料処理装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記液溜め部は、前記流路の前記吸着室側の端部を形成する大径部と、前記大径部よりも内部断面積が小さい小径部と、前記大径部と前記小径部とを接続する段差部と、を有し、
前記仕切り部材は、前記段差部に接触するように配置されている、蒸発燃料処理装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記仕切り部材は、前記チャージポート側から視て凹んだ部分である凹部を更に有する、蒸発燃料処理装置。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記仕切り部材は、前記吸着室側から視て凹んだ部分である凹部を更に有する、蒸発燃料処理装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記液溜め部は、内面から突出した第1突出部を有し、
前記仕切り部材は、前記チャージポート側の面から突出した第2突出部を更に有し、
前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記仕切り部材があらかじめ定められた正規の向きで前記液溜め部の内部に配置される場合には、互いに干渉せず、前記仕切り部材が前記正規の向きに対して前記連通部の連通方向に沿った回転軸周りに回転した向きで前記液溜め部の内部に配置される場合には、互いに干渉するように構成されている、蒸発燃料処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置が記載されている。蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料を取り込むように構成されたチャージポートと、吸着材が収容された吸着室と、を備える。車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料は、チャージポートから蒸発燃料処理装置内へ流入し、吸着室において吸着材に吸着される。
【0003】
このような蒸発燃料処理装置では、チャージポートから流入した蒸発燃料が、吸着材に吸着される前に液化することがある。液体に戻った燃料が吸着材に吸着した場合、吸着材の吸着性能が低下する可能性がある。そこで、特許文献1では、チャージポートと吸着室との間に膨出部を設け、その内部に液溜め部材を配置することが提案されている。チャージポートから流入した蒸発燃料が液化した場合、液体に戻った燃料は液溜め部材内に貯まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-124614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の蒸発燃料処理装置では、液体に戻った燃料が膨出部の内面と液溜め部材の外面との隙間を通って吸着室へ流入してしまう場合があった。
【0006】
本開示の一局面は、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置において、チャージポートから流入した蒸発燃料が液化した場合に、液体に戻った燃料を吸着室へ流入させにくくするための技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置である。蒸発燃料処理装置は、チャージポートと、吸着室と、液溜め部と、仕切り部材と、シール部材と、を備える。チャージポートは、蒸発燃料を取り込むように構成されている。吸着室は、蒸発燃料を吸着する吸着材が収容されている。液溜め部は、チャージポートと吸着室とを接続する流路を形成する。仕切り部材は、流路の吸着室側の端部を塞ぐように液溜め部の内部に配置されている。仕切り部材は、外周部と、内側部と、連通部と、を有する。外周部は、液溜め部の内面と対向している。内側部は、外周部に囲まれている。連通部は、内側部に設けられ、吸着室へ連通している。シール部材は、外周部と液溜め部との隙間に配置されている。
【0008】
このような構成によれば、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着及び離脱する蒸発燃料処理装置において、チャージポートから流入した蒸発燃料が液化した場合に、液体に戻った燃料を吸着室へ流入させにくくすることができる。
【0009】
本開示の一態様では、蒸発燃料処理装置が車両に搭載された状態におけるチャージポートからの蒸発燃料の流入方向は、水平方向に沿っていてもよい。
【0010】
本開示の一態様では、連通部は、蒸発燃料処理装置が車両に搭載された状態における内側部の鉛直方向上側の部分に設けられていてもよい。このような構成によれば、チャージポートから流入した蒸発燃料が液化した場合に、液体に戻った燃料が連通部を通って吸着室へ流入することを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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