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公開番号
2025006493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107317
出願日
2023-06-29
発明の名称
吸気マニホルド
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
主分類
F02M
35/10 20060101AFI20250109BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】エンジンの前後長寸法が短くなると共に、各気筒の吸気量が均等化される吸気マニホルドを提供する。
【解決手段】コレクタ部40と、コレクタ部40から導出された複数の枝管部9a・9bを備え、コレクタ部40の長手方向を左右方向として、コレクタ部40の左右一端側にスロットル連通口41が開口され、枝管部9a・9bは、コレクタ部40の内部空間40Sに臨むタンク側開口部9aa・9baを備え、コレクタ部40は、スロットル連通口41と、スロットル連通口41に近い枝管部9bのタンク側開口部9baの境界に境界壁45を備え、この境界壁45は、コレクタ部40の内部空間40Sに向けて突出する内向き突出部45aを備えている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
コレクタ部40と、コレクタ部40から導出された複数の枝管部9a・9bを備え、
コレクタ部40の長手方向を左右方向として、コレクタ部40の左右一端側にスロットル連通口41が開口され、
枝管部9a・9bは、コレクタ部40の内部空間40Sに臨むタンク側開口部9aa・9baを備え、
コレクタ部40は、スロットル連通口41と、スロットル連通口41に近い枝管部9bのタンク側開口部9baの境界に境界壁45を備え、この境界壁45は、コレクタ部40の内部空間40Sに向けて突出する内向き突出部45aを備えている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された吸気マニホルドにおいて、
内向き突出部45aの内面は、内向き突状の円弧面45aaで形成されている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【請求項3】
請求項1に記載された吸気マニホルドにおいて、
コレクタ部40の左右両端壁のうち、スロットル連通口41のある端壁と反対側の反スロットル側端壁40eは、反スロットル側の枝管部9aの内部通路9acよりも反スロットル側に突出している、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【請求項4】
請求項1に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
コレクタ部40の反シリンダヘッド側端壁40cは、スロットル連通口41よりも反シリンダヘッド側に突出している、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載された吸気マニホルドにおいて、
コレクタ部40から左右一対の枝管部9a・9bが導出された吸気マニホルドで、2気筒エンジンに用いられている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【請求項6】
請求項5に記載された吸気マニホルドにおいて、
クランク軸1Aのクランクピン角度が180°で、スロットル連通口41側の第2気筒の吸気行程と、この吸気行程に続いて行われる第1気筒の吸気行程の位相差が、クランク角度で180°となる4サイクル直列2気筒エンジンに用いられている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気マニホルドに関し、詳しくは、エンジンの前後長寸法が短くなると共に、各気筒の吸気量が均等化される吸気マニホルドに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コレクタ部と、コレクタ部から導出された複数の枝管部を備え、コレクタ部の長手方向を左右方向として、コレクタ部の左右方向中央位置にスロットル連通口を開口した吸気マニホルドがある (例えば、特許文献1の図3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-110297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
《問題点1》 エンジンの前後長寸法が長くなる。
特許文献1の吸気マニホルドでは、コレクタ部から突出するスロットルボディによりエンジンの前後長寸法が長くなる。
《問題点2》 各気筒の吸気量が不均等になることがある。
問題点1を解決するため、特許文献1のエンジンでは、コレクタ部の左右方向一端部にスロットル連通口を開口することも考えられるが、この場合、スロットル連通口から各枝管部への通気経路が異なり、スロットル連通口に近い気筒への吸気量が多く、遠い気筒への吸気量が少なくなる傾向があり、各気筒の吸気量が不均等になることがある。
【0005】
本発明の課題は、エンジンの前後長寸法が短くなる共に、各気筒の吸気量が均等化される吸気マニホルドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の主要な構成は、次の通りである。
図9に例示するように、コレクタ部40と、コレクタ部40から導出された複数の枝管部9a・9bを備え、
コレクタ部40の長手方向を左右方向として、コレクタ部40の左右一端側にスロットル連通口41が開口され、
枝管部9a・9bは、コレクタ部40の内部空間40Sに臨むタンク側開口部9aa・9baを備え、
図9に例示するように、コレクタ部40は、スロットル連通口41と、スロットル連通口41に近い枝管部9bのタンク側開口部9baの境界に境界壁45を備え、この境界壁45は、コレクタ部40の内部空間40Sに向けて突出する内向き突出部45aを備えている、ことを特徴とする吸気マニホルド。
【発明の効果】
【0007】
本願発明は、次の効果を奏する。
《効果1》エンジン前後長寸法Lが短くなる。
図5に例示するように、コレクタ部40の左右一端側にスロットル連通口41が開口され、ここにスロットルボディ12が接続されるので、図3に例示するように、エンジンの前後長寸法Lが短くなる。
《効果2》各気筒の吸気量が均等化される。
各気筒の吸気量が均等化される。その理由は、次のように推定される。
図9に例示する内向き突出部45aの吸気抵抗により、吸気量が多くなり易いスロットル連通口41に近い気筒への吸気供給が邪魔され、この気筒への供給に用いられなかった吸気が、吸気量が少なくなり易い遠い気筒に供給され、各気筒の吸気量が均等化される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る多目的四輪車を前方上方から見た斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンとその周辺部の説明図で、図2(A)は側面図、図2(B)は背面図である。
図2のエンジンの側面図である。
図2のエンジンの背面図である。
吸気マニホルドとその周辺部の斜視図である。
図5の背面図である。
図5の吸気マニホルドの下部支持構造を説明する図で、図7(A)は要部の断面図、図7(B)は要部の分解斜視図である。
図5の下部支持構造を説明する図で、図8(A)は要部の背面図、図8(B)は要部の斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンに用いる吸気マニホルドの横断平面図である。
図9の吸気マニホルドの縦断背面を示す斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンに用いる検油装置の縦断側面図である。
図11の検油装置とその周辺部の斜視図である。
図12の検油装置の拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から図13は本発明の実施形態に係る多目的四輪車とこれに搭載するエンジンや変速装置を説明する図で、この実施形態では傾斜形の4サイクル直列2気筒ディーゼルエンジンやCTVを搭載した多目的四輪車について説明する。
【0010】
図1にオフロード用の多目的四輪車Vが示されており、図2に示すように、エンジンEは、クランク軸1Aが横向きとなる横置きで配置されている。
この実施形態では、図4に示すように、クランク軸心Cの軸長方向を左右方向、図3に示すように、左右方向と直交する水平方向を前後方向、前後方向の車両前進側を前側、その反対側を後側として説明する。
図1に示すように、この多目的四輪車Vは、左右一対の前輪31,31と、左右一対の後輪32,32と、フロントボンネット33と、搭乗部34と、後側の荷台(カーゴ)35とを備えている。パイプ材34pで囲まれた搭乗部34には、左右一対の座席(搭乗シート)34A・34Aが配置されている。図1中の符号34sは座席34Aの背凭れ、符号36は操向ハンドル、符号37は開閉ドアである。
(【0011】以降は省略されています)
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