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公開番号2025008195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110147
出願日2023-07-04
発明の名称車載用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250109BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】スロットル開度に対する吸入空気量の特性としての学習値に対する反省処理の機会を多くする。
【解決手段】車載用制御装置は、前回以前のトリップにおいてエンジンをアイドリング制御している最中に学習したスロットル開度に対する吸入空気量の特性としての前回学習値を用いて今回のトリップにおけるエンジンを制御する。アイドリング制御している最中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときや触媒暖機中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときには、前回学習値に代えて今回のトリップ中に学習する今回学習値を用いてエンジンを制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと共に車両に搭載され、前回以前のトリップにおいてエンジンをアイドリング制御している最中に学習したスロットル開度に対する吸入空気量の特性としての前回学習値を用いて今回のトリップにおけるエンジンを制御すると共に、今回のトリップにおいてアイドリング制御している最中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときには前記前回学習値に代えて今回のトリップ中に学習する今回学習値を用いてエンジンを制御する車載用制御装置であって、
触媒暖機中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときにも前記前回学習値に代えて前記今回学習値を用いてエンジンを制御する、
ことを特徴とする車載用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、スロットル開度と吸入空気量と関係を学習する車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、エンジンをアイドリング制御をしている最中にエンジンの目標回転数と実回転数とを比較し、スロットル開度に対する吸入空気量の特性を学習するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車載用制御装置では、スロットル弁部の洗浄を行なった場合には、洗浄により詰まりが減少するため、エンジンをアイドリング制御している最中にスロットル開度に対する吸入空気量の特性が急変することから、学習値の初期化を含む反省処理を行なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-150736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の車載用制御装置では、エンジンをアイドリング制御している最中にスロットル開度に対する吸入空気量の特性が急変したときには対応することができるが、エンジンをアイドリング制御する機会の少ない車両では、学習値のリセットを含む反省処理を行なうことができない場合が生じ、ドライバビリティが悪化してしまう。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、スロットル開度に対する吸入空気量の特性としての学習値に対する反省処理の機会を多くすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
エンジンと共に車両に搭載され、前回以前のトリップにおいてエンジンをアイドリング制御している最中に学習したスロットル開度に対する吸入空気量の特性としての前回学習値を用いて今回のトリップにおけるエンジンを制御すると共に、今回のトリップにおいてアイドリング制御している最中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときには前記前回学習値に代えて今回のトリップ中に学習する今回学習値を用いてエンジンを制御する車載用制御装置であって、
触媒暖機中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときにも前記前回学習値に代えて前記今回学習値を用いてエンジンを制御する、
ことを特徴とする。
【0008】
この本開示の車載用制御装置では、前回以前のトリップにおいてエンジンをアイドリング制御している最中に学習したスロットル開度に対する吸入空気量の特性としての前回学習値を用いて今回のトリップにおけるエンジンを制御する。今回のトリップにおいてアイドリング制御している最中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときには前回学習値に代えて今回のトリップ中に学習する今回学習値を用いてエンジンを制御する。即ち、前回学習値を破棄して今回のトリップ中に学習する値を用いる反省処理を実行するのである。そして、触媒暖機中にエンジンの吹き上げ又はエンジンの出力トルクの急増が生じたときにも前回学習値に代えて今回学習値を用いてエンジンを制御する。即ち、アイドリング制御中だけでなく触媒暖機中にも反省処理を行なう。これにより、スロットル開度に対する吸入空気量の特性としての学習値に対する反省処理の機会を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態としての車載用制御装置を搭載するハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。
ハイブリッド車20が搭載するエンジン22の構成の概略を示す構成図である。
新品のスロットルバルブとデポジットが付着したスロットルバルブを用いたときのスロットル開度THとスロットル通過空気流量との関係の一例を示す説明図である。
エンジンECU24により実行されるスロットル特性反省処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態を実施形態を用いて説明する。図1は、本開示の実施形態としての車載用制御装置を搭載するハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。図2は、ハイブリッド車20が搭載するエンジン22の構成の概略を示す構成図である。実施形態のハイブリッド車20は、図1に示すように、エンジン22と、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24と、モータ30と、インバータ32と、クラッチK0と、自動変速装置40と、高電圧バッテリ60と、低電圧バッテリ62と、DC/DCコンバータ64と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。実施形態の車載用制御装置としては、エンジンECU24が相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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