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公開番号2025102401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219830
出願日2023-12-26
発明の名称駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両用の駆動装置に関して、モータユニットとインバータユニットとの間の組付に関する新規で有用な技術を提供する。
【解決手段】車両用の駆動装置は、モータを含むモータユニットと、インバータを含むインバータユニットと、を備える。モータユニット又はインバータユニットの一方には、複数の雄端子が設けられている。モータユニット又はインバータユニットの他方には、複数の雌端子が設けられている。複数の雄端子の各々は、モータユニットに対するインバータユニットの組付方向に沿って延びる柱状形状を有する。複数の雌端子の各々は、組付方向に沿って複数の雌端子のうちの対応する一つが挿入された穴を有する。複数の雄端子の少なくとも一つは、他の雄端子よりも、雌端子への挿入距離が大きい。
【選択図】図5B
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の駆動装置であって、
モータを含むモータユニットと、
インバータを含むインバータユニットと、
を備え、
前記モータユニット又は前記インバータユニットの一方には、複数の雄端子が設けられており、
前記モータユニット又は前記インバータユニットの他方には、複数の雌端子が設けられており、
前記複数の雄端子の各々は、前記モータユニットに対する前記インバータユニットの組付方向に沿って延びる柱状形状を有し、
前記複数の雌端子の各々は、前記組付方向に沿って前記複数の雌端子のうちの対応する一つが挿入された穴を有し、
前記複数の雄端子の少なくとも一つは、他の雄端子よりも、前記雌端子への挿入距離が大きい、駆動装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記複数の雄端子の前記少なくとも一つは、他の雄端子よりも前記組付方向において突出する基準雄端子である、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記基準雄端子は、少なくとも先端を含む先端部分において、前記先端に向けて断面積が縮小するテーパ形状を有している、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記基準雄端子の前記先端は、曲面で構成されている、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記基準雄端子は、他の雄端子よりも、前記雌端子の前記穴に対するクリアランスが小さい、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記基準雄端子は、他の雄端子よりも、最大断面積が大きい、請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記複数の雌端子の前記少なくとも一つは、他の雌端子よりも前記組付方向において突出する基準雌端子である、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記基準雌端子の前記穴は、少なくとも開口端を含む入口部分において、前記開口端に向けて断面積が拡大するテーパ形状を有している、請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記基準雌端子の前記穴は、前記他の雌端子の前記穴よりも、前記雄端子に対するクリアランスが小さい、請求項7に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記基準雌端子の前記穴は、前記他の雌端子の前記穴よりも、最小断面積が小さい、請求項9に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、駆動装置に関し、特に、車両用の駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両用の駆動装置のための接続構造が記載されている。この接続構造は、モータユニットに設けられた端子と、インバータユニットに設けられた端子とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-062343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、モータユニットとインバータユニットとの少なくとも一方には、例えば位置決めピンといった位置決め構造が設けられている。これにより、モータユニットとインバータユニットとが互いに組み付けられるときに、それら二つのユニットが互いに位置決めされることで、モータユニットの端子とインバータユニットの端子とについても互いに位置決めされる。
【0005】
しかしながら、モータユニットにおける端子の位置や、インバータユニットにおける端子の位置には、それぞれ製造上の誤差が生じ得る。従って、二つのユニットが位置決め構造によって互いに位置決めされたときに、モータユニットの端子とインバータユニットの端子との間では、位置ずれが生じることがある。この場合、端子やそれを支持する端子台などに、無用なストレスが作用するおそれがある。その一方で、二つのユニットの間で位置決め構造を省略してしまうと、二つのユニットを互いに組み付ける作業が、比較的に面倒なものとなってしまう。
【0006】
上記の実情を鑑み、車両用の駆動装置に関して、モータユニットとインバータユニットとの間の組付に関する新規で有用な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する技術は、車両用の駆動装置に具現化される。この駆動装置は、モータを含むモータユニットと、インバータを含むインバータユニットと、を備える。前記モータユニット又は前記インバータユニットの一方には、複数の雄端子が設けられている。前記モータユニット又は前記インバータユニットの他方には、複数の雌端子が設けられている。前記複数の雄端子の各々は、前記モータユニットに対する前記インバータユニットの組付方向に沿って延びる柱状形状を有する。前記複数の雌端子の各々は、前記組付方向に沿って前記複数の雌端子のうちの対応する一つが挿入された穴を有する。前記複数の雄端子の少なくとも一つは、他の雄端子よりも、前記雌端子への挿入距離が大きい。
【0008】
ここでいう挿入距離とは、雄端子が雌端子へ挿入が開始されてから、当該挿入が終了するまでに移動する距離を意味する。換言すると、挿入距離は、雄端子が雌端子へ挿入された状態で、雄端子の先端から雌端子の開口端までの組付方向(挿入方向)における距離に等しい。
【0009】
上記した構成では、複数の雄端子が複数の雌端子にそれぞれ挿入されることで、モータユニットとインバータユニットとの間が、電気的及び機械的に接続されている。即ち、複数の雄端子及び複数の雌端子による接続構造が、モータユニットとインバータユニットとの間の位置決め構造としても機能する。特に、複数の雄端子の少なくとも一つは、他の雄端子よりも、雌端子への挿入距離が大きい。このような構成によると、複数の雌端子に対して、先ずは少なくとも一つの雄端子の挿入が開始され、その後に他の雄端子の挿入が開始されていく。これにより、モータユニットとインバータユニットとを互いに組み付けるときに、複数の雄端子と複数の雌端子との位置関係を容易に合わせることができる。
【0010】
第2の態様では、前記第1の態様において、複数の雄端子の少なくとも一つは、他の雄端子よりも組付方向において突出する基準雄端子であってもよい。このような構成によると、基準雄端子の挿入距離を、他の雄端子の挿入距離よりも大きくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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