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公開番号
2025011685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113939
出願日
2023-07-11
発明の名称
密封装置
出願人
NOK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02F
11/00 20060101AFI20250117BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】プラグチューブやインジェクションパイプなどの筒状体の偏心に伴いフランジが移動しても、ダストリップのリップ部にめくれ現象を生じにくくする。
【解決手段】密封装置11は、外部空間Oと内部空間Iとを連絡するエンジンの開口部に取り付けられる基体32に、シールリップ33とダストリップ34とを設けている。基体32の取付孔12には、プラグチューブ202やインジェクションパイプ302などの筒状体CYが配置される。シールリップ33は、基体32の内部空間I側の端部から内周側に屈曲し、筒状体CYに接触するリップ部33aを有している。ダストリップ34は、基体32の外部空間O側の端部から径を拡大するように延び、筒状体CYに設けられたフランジFLに接触するリップ部34aを有している。ダストリップ34の外周面38は、ダストリップ34よりも高剛性の補強部材51で覆われている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
機器の外部空間と内部空間とを連絡する開口部に取り付けられ、前記開口部を貫通して前記外部空間側にフランジを備える筒状体を取り囲む弾性を有する環状の基体と、
前記基体における前記内部空間側の端部から内周側に屈曲し、前記筒状体に接触するリップ部を先端部に有するシールリップと、
前記基体における前記外部空間側の端部から径を拡大するように延び、前記フランジに接触するリップ部を先端部に有するダストリップと、
前記ダストリップの外周面を覆う前記ダストリップよりも高剛性の補強部材と、
を備える密封装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記補強部材は、前記ダストリップの外周面を前記ダストリップの先端側から根元まで覆っている、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】
前記ダストリップのリップ部は、前記ダストリップの内周面と先端面との間の境界部分の縁に設けられている、
請求項2に記載の密封装置。
【請求項4】
前記補強部材は、前記ダストリップの根元を覆う位置に、鋭角に屈曲して前記基体に回りこむ屈曲部を有している、
請求項2に記載の密封装置。
【請求項5】
前記基体には、環状形状を有する金属製の補強環が埋め込まれており、
前記補強環は、前記補強部材の屈曲部に対面している、
請求項4に記載の密封装置。
【請求項6】
前記補強部材は、前記ダストリップの外周面を少なくとも前記ダストリップの先端側で覆っている、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項7】
前記ダストリップのリップ部は、前記ダストリップの内周面と先端面との間の境界部分の縁に設けられている、
請求項6に記載の密封装置。
【請求項8】
前記補強部材は、PTFEのフィルムである、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項9】
前記機器は、エンジンのヘッドカバーであり、
前記筒状体は、インジェクタを配置するインジェクションパイプである、
請求項1ないし8のいずれか一に記載の密封装置。
【請求項10】
前記機器は、エンジンのヘッドカバーであり、
前記筒状体は、点火プラグを配置するプラグチューブである、
請求項1ないし8のいずれか一に記載の密封装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、密封装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のエンジンでは、補器類用の密封装置として、プラグチューブシールやインジェクションパイプシールなどが用いられる。
【0003】
プラグチューブシールは、例えば特許文献1に示されている(第5頁第16行~第7頁第1行、第1-2図参照)。
【0004】
特許文献1に記載されたプラグチューブシール(7)は、エンジンの燃焼室に先端部を導くように点火プラグ(1)を配置するプラグチューブ(4)を相手部材として、シリンダヘッド(2)のヘッドカバー(ロッカカバー3)に設けられた開口(チューブ挿入孔3a)に取り付けられ、シリンダヘッドの内部空間を外部空間から密封する。
【0005】
インジェクションパイプシールは、例えば特許文献2に示されている(段落0016~0026、図1~2参照)。
【0006】
特許文献2に記載されたインジェクションパイプシールは、インテークポートや燃焼室に混合気を噴射するインジェクタを内蔵するインジェクションパイプ(インジェクションパイプナット5)を相手部材として、シリンダヘッドに設けられた開口(装着穴21)に取り付けられ、シリンダヘッドの内部空間を外部空間から密封する。このインジェクションパイプシールは、それぞれ別体で設けられたオイルシール(6)とダストシール(7)とからなる(図2~3参照)。オイルシールは、シリンダヘッドの内部空間側に配置されて、オイルの漏れを防止する(段落0021参照)。ダストシールは、シリンダヘッドの外部空間側に配置されて、異物の侵入を防止する(段落0023参照)。
【0007】
特許文献3には、プラグチューブシールにもインジェクションパイプシールにも適用可能な密封装置(1)が開示されている(段落0012参照)。この密封装置も、特許文献2と同様に、オイル等をシールするシールリップ(シールリップ部12)と、水や泥水等の侵入を防ぐダストリップ(サイドリップ部14)とを備えている(段落0010~0024、図1参照)。
【0008】
特許文献3に記載された密封装置が、特許文献2に記載されたシール構造と相違する点は、大きく二つある。
【0009】
一つ目は、特許文献3に記載された密封装置では、シールリップ(文献2のオイルシール6、文献3のシールリップ部12)とダストリップ(文献2のダストシール7、文献3のサイドリップ部14)とが一体に成形されている点である(特許文献3の段落0014参照)。
【0010】
二つ目は、特許文献3に記載された密封装置では、点火プラグを覆うプラグチューブに対して接触するのはシールリップ(シールリップ部12)のみであり、ダストリップ(サイドリップ部14)の方は、例えば点火装置のコイル本体上部である相手部材(103)に接触する点である(特許文献3の段落0018、図2~3参照)。プラグチューブと直交する向きに配置された相手部材に合わせて、特許文献3は、ダストリップの形状について、「……、サイドリップ部14は、組み込み前においては図1に示すように、反密封対象側Oに拡径する形状に傾斜している」と述べている(段落0018参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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