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公開番号
2025024943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129341
出願日
2023-08-08
発明の名称
水温センサの設置構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02D
35/00 20060101AFI20250214BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】水温センサの組付け性及びセンシング精度を向上させる。
【解決手段】水温センサ(77)はエンジン内の冷却水の温度を検出可能である。エンジンのシリンダヘッド(23)の前面に排気ポート(75)の出口(76)が開口され、前面視にて排気ポートの出口の隣接箇所に水温センサが設置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン内の冷却水の温度を検出可能な水温センサの設置構造であって、
前記エンジンのシリンダヘッドの前面に排気ポートの出口が開口され、
前面視にて前記排気ポートの出口の隣接箇所に前記水温センサが設置されていることを特徴とする水温センサの設置構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記排気ポートの出口及び前記水温センサは、前方に向かって互いにエンジン幅方向に離れるように傾けられていることを特徴とする請求項1に記載の水温センサの設置構造。
【請求項3】
前記排気ポートの出口の側方に隣接してサーモスタットが設置され、
前面視にて前記排気ポートの出口の隣接箇所で前記サーモスタットの上方又は下方に前記水温センサが設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水温センサの設置構造。
【請求項4】
前記サーモスタットがサーモスタットカバーに覆われており、
前記水温センサが前記サーモスタットカバーのエンジン幅方向の両端位置よりも内側に位置していることを特徴とする請求項3に記載の水温センサの設置構造。
【請求項5】
前記サーモスタットが前記排気ポートの出口の上半部と同じ高さであり、前記水温センサが前記排気ポートの出口の下半部と同じ高さであることを特徴とする請求項3に記載の水温センサの設置構造。
【請求項6】
前記シリンダヘッドの前方にラジエータが設置され、
前記水温センサが前記ラジエータに前方から覆われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水温センサの設置構造。
【請求項7】
ヘッドパイプから車両下方にダウンフレームが延びており、
前面視にて、前記水温センサの先端側の端子部が前記ダウンフレームからはみ出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水温センサの設置構造。
【請求項8】
前記シリンダヘッドの前方にラジエータが設置され、
前記排気ポートの出口の側方に隣接してサーモスタットが設置され、
前記サーモスタットが閉じている場合に、前記ラジエータを迂回させて前記エンジンに冷却水を戻すバイパス通路が前記サーモスタットの下方に設けられ、
前面視にて前記排気ポートの出口の隣接箇所で前記サーモスタットの下方に前記水温センサが設置され、前記水温センサと前記排気ポートの出口の間に前記バイパス通路が位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水温センサの設置構造。
【請求項9】
前記シリンダヘッドの前方にラジエータが設置され、
前記排気ポートの出口の側方に隣接してサーモスタットが設置され、
前記サーモスタットが閉じている場合に、前記ラジエータを迂回させて前記エンジンに冷却水を戻すバイパス通路が前記サーモスタットの下方に設けられ、
前面視にて前記排気ポートの出口の隣接箇所で前記サーモスタットの下方に前記水温センサが設置され、前記バイパス通路への冷却水の入口が前記水温センサよりも上方に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水温センサの設置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水温センサの設置構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にエンジンには、ウォータポンプからの冷却水がシリンダ内のウォータジャケット及びラジエータを経由してウォータポンプに戻る循環流路が形成されている。エンジンには水温センサが取り付けられており、水温センサによってウォータジャケット内の冷却水の温度が検出されている。水温センサの検出温度は電子制御ユニットに出力されて、燃料噴射処理や点火処理等の各種処理が制御されている。この種のエンジンを備えた鞍乗型車両として、シリンダヘッドの吸気側である後面に水温センサが取り付けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5140529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の機種では、シリンダヘッドの後方が車体フレームに囲まれて狭くなっており、この車体フレームの内側には吸気部品等も設置されているため、吸気部品等のレイアウトが優先されると水温センサの組付け性が悪化する。また、近年の排気ガス規制や燃費向上に対応するために、水温センサのセンシング精度の更なる向上が求められている。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、水温センサの組付け性及びセンシング精度を向上させることができる水温センサの設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の水温センサの設置構造は、エンジン内の冷却水の温度を検出可能な水温センサの設置構造であって、前記エンジンのシリンダヘッドの前面に排気ポートの出口が開口され、前面視にて前記排気ポートの出口の隣接箇所に前記水温センサが設置されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の水温センサの設置構造によれば、シリンダヘッドの前方の広いスペースに水温センサが設置されてシリンダヘッドに対する水温センサの組付け性が向上される。また、排気ポートの出口の隣接箇所では排気ポートからの高い熱が冷却水に伝わるので、早い段階で水温センサの周辺に冷却水の対流が発生して冷機始動時のセンシング精度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の前面図である。
本実施例のラジエータを取り外したエンジン周辺の斜視図である。
本実施例のラジエータを取り外したエンジン周辺の前面図である。
本実施例のエンジン上部の前面図である。
図6のエンジン上部をA-A線に沿って切断した断面図である。
図6のエンジン上部をB-B線に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の水温センサはエンジン内の冷却水の温度を検出している。エンジンのシリンダヘッドの前面には排気ポートの出口が開口され、前面視にて排気ポートの出口の隣接箇所には水温センサが設置されている。シリンダヘッドの前方の広いスペースに水温センサが設置されているため、シリンダヘッドに対する水温センサの組付け性が向上される。また、排気ポートの出口の隣接箇所では排気ポートからの高い熱が冷却水に伝わるので、早い段階で水温センサの周辺に冷却水の対流が発生して冷機始動時のセンシング精度が向上される。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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