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公開番号
2025067404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177360
出願日
2023-10-13
発明の名称
蓄電装置および蓄電装置の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
スズキ株式会社
,
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/293 20210101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】蓄電モジュールの長さのばらつきによらず、蓄電モジュールの膨張を抑制可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】
蓄電装置1は、複数の蓄電セル21を含む蓄電モジュール20と、収容ケース10と、スペーサ30とを備え、収容ケース10は、一対の側壁を含み、スペーサ30は、一対の側壁の少なくとも一方と蓄電モジュール20との間に配置されており、蓄電モジュール20は、一対の側壁の少なくとも一方に対向する対向部を含み、スペーサ30は、弾性を有する第1部材31と、第1部材31よりも弾性率が高い第2部材32とを含み、第1部材31は、第2部材32を保持可能な保持領域を形成するように連続して延在する第1ライン部33を含み、第2部材32は、保持領域に充填されており、第1部材31および第2部材32は、一対の側壁121,122の少なくとも一方と対向部とに挟みこまれている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に配列された複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収容する収容ケースと、
前記蓄電モジュールと前記収容ケースとの間に配置されたスペーサと、を備え、
前記収容ケースは、前記第1方向に対向する一対の側壁を含み、
前記スペーサは、前記一対の側壁の少なくとも一方と前記蓄電モジュールとの間に配置されており、
前記蓄電モジュールは、前記第1方向において前記一対の側壁の少なくとも一方に対向する対向部を含み、
前記スペーサは、弾性を有する第1部材と、前記第1部材よりも弾性率が高い第2部材とを含み、
前記第1部材は、前記第2部材を保持可能な保持領域を形成するように連続して延在する第1ライン部を含み、
前記第2部材は、前記保持領域に充填されており、
前記第1部材および前記第2部材は、前記一対の側壁の少なくとも一方と前記対向部とに挟みこまれている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記収容ケースは、前記蓄電モジュールを支持する底壁部を有し、
前記第1ライン部は、前記底壁部が位置する側とは反対側に向けて開口するU字形状を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第1ライン部は、前記底壁部が位置する側とは反対側で互いに離間した一対の端部を有し、
前記第1部材は、前記一対の端部のうち一方の端部側から前記一対の端部のうち他方の端部側に向けて延びる第2ライン部を有する、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第1ライン部は、前記第1方向および前記底壁部に垂直な方向に直交する第2方向に間隔をあけて並んで配置され、前記底壁部に垂直な方向に沿って延在する一対の第1延在部と、前記一対の第1延在部よりも前記底壁部側で前記第2方向に沿って延在する第2延在部と、前記底壁部側に位置する前記一対の第1延在部の各々の端部と前記第2延在部とを接続するコーナー部と、を有し、
前記コーナー部は、前記U字形状の内側縁部の一部を構成する内側湾曲部と、前記U字形状の外側縁部の一部を構成する外側湾曲部とを有する、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記内側湾曲部の曲率半径は、前記外側湾曲部の曲率半径よりも大きい、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第2部材は、前記第1ライン部の内縁部に連続して沿う部分を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
第1方向に対向する一対の側壁と、前記一対の側壁が接続された底壁部とを含むケース部材を準備する工程と、
前記第1方向に配列された複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールを前記底壁部に配置する工程と、
前記一対の側壁の少なくとも一方と前記蓄電モジュールとの間に、前記蓄電モジュールの膨張を抑制するためのスペーサを設ける工程と、を備え、
前記スペーサを設ける工程は、弾性を有する第1部材を設ける工程と、前記第1部材よりも弾性率が高い第2部材を設ける工程と、を含み、
前記第1部材を設ける工程は、前記第1方向において前記一対の側壁の少なくとも一方に対向する前記蓄電モジュールの対向部に膨張可能に設けられた前記第1部材を膨張させる工程を有し、
前記第1部材を膨張させる工程において、流動性を有する状態にある前記第2部材を保持可能な保持領域が形成されるように前記第1部材を膨張させ、
前記第2部材を設ける工程は、前記保持領域に流動性を有する状態にある前記第2部材を充填する工程と、流動性を有する状態にある前記第2部材を固化する工程と、を有し、
前記第1部材および前記第2部材は、前記一対の側壁の少なくとも一方と前記対向部とに挟みこまれるように形成される、蓄電装置の製造方法。
【請求項8】
前記第1部材は、前記底壁部が位置する側とは反対側に向けて開口するU字形状の第1ライン部が含まれるように前記対向部に設けられている、請求項7に記載の蓄電装置の製造方法。
【請求項9】
前記第1部材は、前記底壁部が位置する側とは反対側において互いに離れて位置する一対の端部を有する前記U字形状の前記第1ライン部と、前記一対の端部のうち一方の端部側から前記一対の端部のうち他方の端部側に向けて延びる第2ライン部とを有するように形成される、請求項8に記載の蓄電装置の製造方法。
【請求項10】
前記第1ライン部は、前記第1方向および前記底壁部に垂直な方向に直交する第2方向に間隔をあけて並んで配置され、前記底壁部に垂直な方向に沿って延在する一対の第1延在部と、前記一対の第1延在部よりも前記底壁部側で前記第2方向に沿って延在する第2延在部と、前記底壁部側に位置する前記一対の第1延在部の各々の端部と前記第2延在部とを接続するコーナー部とを有するように設けられ、
前記コーナー部は、前記U字形状の内側縁部の一部を構成する内側湾曲部と、前記U字形状の外側縁部の一部を構成する外側湾曲部とを有するように設けられる、請求項8に記載の蓄電装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置および蓄電装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特開2022-153540号公報(特許文献1)には、複数の単電池が配列された電池アレイ(蓄電モジュール)の長手方向に沿って対向する一対の側部梁(側壁)を有するトレイ(収容ケース)に電池アレイを収容し、当該一対の側部梁と電池アレイとの間の各々に弾性装置を設けた電池パック(蓄電装置)が開示されている。
【0003】
弾性装置は、各側部梁との間の取付距離を変更可能に側部梁に取り付けられており、当該取付距離を変更することにより、一対の側部梁のピッチを変更することなく、一対の側部梁間の間に配置される単電池の個数を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-153540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成にあっては、単電池の製造公差によって電池アレイの長さがばらつく場合には、当該ばらつきに応じて弾性装置の取付距離の変更が生じる。このため、電池パックの組付け作業効率が低下し、製造効率が低下する。
【0006】
一方で、ばらつきに応じて取付距離を変更しない場合には、電池アレイとトレイとの間に隙間が形成される。これにより、発熱等によって電池アレイが膨張変形してしまい、電池アレイが劣化する。
【0007】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、蓄電モジュールの長さのばらつきによらず、蓄電モジュールの膨張を抑制可能な蓄電装置および蓄電装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に基づく蓄電装置は、第1方向に配列された複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、上記蓄電モジュールを収容する収容ケースと、上記蓄電モジュールと上記収容ケースとの間に配置されたスペーサと、を備える。上記収容ケースは、上記第1方向に対向する一対の側壁を含む。上記スペーサは、上記一対の側壁の少なくとも一方と上記蓄電モジュールとの間に配置されている。上記蓄電モジュールは、上記第1方向において上記一対の側壁の少なくとも一方に対向する対向部を含む。上記スペーサは、弾性を有する第1部材と、上記第1部材よりも弾性率が高い第2部材とを含む。上記第1部材は、上記第2部材を保持可能な保持領域を形成するように連続して延在する第1ライン部を含む。上記第2部材は、上記保持領域に充填されている。
【0009】
上記第1部材および上記第2部材は、上記一対の側壁の少なくとも一方と上記対向部とに挟みこまれている。
【0010】
上記構成によれば、弾性を有する第1部材の第1ライン部によって区画された保持領域に第2部材が充填された状態で第1部材および第2部材が、収容ケースの側壁と蓄電モジュールの対向部とに挟み込まれる。このように、保持領域に第2部材が充填されることにより、第1方向に沿った蓄電モジュールの長さがばらつく場合であっても、当該保持領域内において収容ケースと側壁と蓄電モジュールの対向部との間の隙間を確実に埋めることができる。この結果、蓄電モジュールの膨張を抑制でき、蓄電モジュールの劣化を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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