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公開番号2025021606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125424
出願日2023-08-01
発明の名称密封装置
出願人NOK株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16J 15/10 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】偏心時においてもシール状態を維持することが可能な密封装置を提供する。
【解決手段】密封装置100は、第1部材に形成された挿通孔の内周面と、挿通孔に挿通される第2部材の外周面と、挿通孔の軸方向において第2部材の一方側に位置する第3部材230と、の間隙250に配置されて間隙250を密封する密封装置100であって、第1部材の内周面に対して当接する当接部11を有する環状の本体部10と、本体部10から径方向内側に延出し第2部材の外周面に当接するシールリップ部30と、本体部10から軸方向に延出し第3部材230に当接するサイドリップ部50と、を備え、サイドリップ部50は、第1リップ部51と、第1リップ部51から分岐して第1リップ部51に対して径方向外側に位置する第2リップ部52と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材に形成された挿通孔の内周面と、前記挿通孔に挿通される第2部材の外周面と、前記挿通孔の軸方向において前記第2部材の一方側に位置する第3部材と、の間隙に配置されて前記間隙を密封する密封装置であって、
前記第1部材の前記内周面に対して当接する当接部を有する環状の本体部と、
前記本体部から径方向内側に延出し前記第2部材の前記外周面に当接するシールリップ部と、
前記本体部から軸方向に延出し前記第3部材に当接するサイドリップ部と、
を備え、
前記サイドリップ部は、第1リップ部と、前記第1リップ部から分岐して前記第1リップ部に対して径方向外側に位置する第2リップ部と、を有する密封装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
自然状態において、前記第1リップ部及び前記第2リップ部の各々は、前記第3部材側に向かうにつれて径方向外側に向かう向きに傾斜している請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】
自然状態において、前記第1リップ部の先端が、前記第2リップ部の先端よりも、前記第3部材の近くに位置する請求項1又は2に記載の密封装置。
【請求項4】
前記サイドリップ部の厚み寸法は、前記第1リップ部と前記第2リップ部との分岐部における寸法よりも、当該サイドリップ部の基端部における寸法が小さい請求項1又は2に記載の密封装置。
【請求項5】
前記第1リップ部と前記第2リップ部との分岐部から前記第1リップ部の先端までの距離よりも、前記分岐部から前記第2リップ部の先端までの距離が長い請求項1又は2に記載の密封装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、密封装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プラグチューブシールなどとして用いられる密封装置について記載されている。同文献の密封装置は、環状の本体部と、本体部から径方向内側に延出しているシールリップ部と、本体部から軸方向に延出しているサイドリップ部と、を有する。
このうち本体部は、第1部材(同文献の外側部材:例えばエンジンのヘッドカバー)の内周面に当接する。シールリップ部は、第2部材(同文献の内側部材:例えばプラグチューブ)の外周面に当接する。サイドリップ部は、第3部材(同文献の相手部材:例えば点火装置のプラグトップコイルのコイル本体)に当接する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-92271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本願発明者の検討によれば、特許文献1の密封装置は、第3部材の偏心時においてもサイドリップ部によるシール状態を維持する観点で、なお改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、第3部材の偏心時においてもサイドリップ部によるシール状態を維持することが可能な密封装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、第1部材に形成された挿通孔の内周面と、前記挿通孔に挿通される第2部材の外周面と、前記挿通孔の軸方向において前記第2部材の一方側に位置する第3部材と、の間隙に配置されて前記間隙を密封する密封装置であって、
前記第1部材の前記内周面に対して当接する当接部を有する環状の本体部と、
前記本体部から径方向内側に延出し前記第2部材の前記外周面に当接するシールリップ部と、
前記本体部から軸方向に延出し前記第3部材に当接するサイドリップ部と、
を備え、
前記サイドリップ部は、第1リップ部と、前記第1リップ部から分岐して前記第1リップ部に対して径方向外側に位置する第2リップ部と、を有する密封装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第3部材の偏心時においてもサイドリップ部によるシール状態を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る密封装置の中心軸に沿った断面図である。
実施形態に係る密封装置の取付構造の例を示す断面図である。
図2の部分拡大図である。
偏心時の状態を示す図である。
比較形態に係る密封装置の部分拡大の断面図である。
比較形態に係る密封装置の偏心時の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
なお、図2から図4は、図1と同様に、実施形態に係る密封装置100の中心軸AX1に沿った断面を示す。図4は、図3と同様の範囲を示したものである。
図5及び図6は、比較形態に係る密封装置1000の中心軸に沿った断面を示しており、このうち図5は図3と同様の範囲を示したものであり、図6は図4と同様の範囲を示したものである。
【0010】
図1から図4に示すように、本実施形態に係る密封装置100は、第1部材210(図2)に形成された挿通孔211の内周面211aと、挿通孔211に挿通される第2部材220(図2)の外周面220aと、挿通孔211の軸方向AX2において第2部材220の一方側(図2において左側)に位置する第3部材230と、の間隙250に配置されて間隙250を密封する密封装置100である。
密封装置100は、第1部材210の内周面211aに対して当接する当接部11を有する環状の本体部10と、本体部10から径方向内側に延出し第2部材220の外周面220aに当接するシールリップ部30と、本体部10から軸方向AX2に延出し第3部材230に当接するサイドリップ部50と、を備える。
サイドリップ部50は、第1リップ部51と、第1リップ部51から分岐して第1リップ部51に対して径方向外側に位置する第2リップ部52と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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