TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024155366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070022
出願日
2023-04-21
発明の名称
フック
出願人
藤井電工株式会社
代理人
主分類
F16B
45/02 20060101AFI20241024BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】比較的安価に製作可能で、小型で高強度のフックを提供する。
【解決手段】開口を有する鉤状のフック本体4と、回動により前記フック本体4の鉤口4cを開閉する開閉装置6と、前記開閉装置6の回動を規制する安全装置8と、を備え、前記開閉装置6はその胴部6aが棒状の中実構造に形成され、前記安全装置8はその断面形状が略コ字状に形成され、回動規制状態では前記安全装置8が前記開閉装置6に当接することで前記開閉装置6の回動が阻止され、前記安全装置8による回動規制を解除して前記開閉装置6を回動させたときに、前記開閉装置6が前記安全装置8の両側板8b,8b間に形成された空間内を通過するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口を有する鉤状のフック本体と、回動により前記フック本体の鉤口を開閉する開閉装置と、前記開閉装置の回動を規制する安全装置と、を備え、
前記開閉装置はその胴部が棒状の中実構造に形成され、
前記安全装置はその断面形状が略コ字状に形成され、
回動規制状態では前記安全装置が前記開閉装置に当接することで前記開閉装置の回動が阻止され、
前記安全装置による回動規制を解除して前記開閉装置を回動させたときに、前記開閉装置が前記安全装置の両側板間に形成された空間内を通過するように構成されている
ことを特徴とするフック。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記安全装置の両側板には突出部が形成され、
前記開閉装置の鉤口側の面には受け部が、両側面には前記突出部に対応する突出部通過溝がそれぞれ形成され、
回動規制状態では前記突出部が前記受け部にそれぞれ当接することで前記開閉装置の回動が阻止され、
前記安全装置による回動規制を解除して前記開閉装置を回動させたときに、前記開閉装置が両突出部間に形成された空間内を通過するように構成されている
請求項1に記載のフック。
【請求項3】
前記開閉装置の受け部から外方に膨らむガイド部が形成され、
前記ガイド部は、回動規制状態における前記開閉装置の配置及び前記安全装置の配置で前記突出部の一部または全部を覆うように構成されている
請求項2に記載のフック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業において安全性を確保するのに使用されるフックに関する。特に、ハーネス用ランヤードの人体側連結フックに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のフックとしては、例えば、フック本体と開閉キャップと安全装置とを備えた構造が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に示されるフックでは、鉤部を有するフック本体の腹部側に断面コ字型の開閉キャップが、背部側に断面コ字型の安全装置が軸を介してそれぞれ回動自在に設けられている。このような断面コ字型の開閉キャップ及び安全装置は、板材を曲げるなどして製作される。開閉キャップ及び安全装置は、ばねをそれぞれ配してフック本体を挟み込むように軸止されている。開閉キャップと安全装置とはその両側片にて重合されている。
【0003】
安全装置の両側片にはスライド溝がそれぞれ形成され、開閉キャップの両側片にはスライドピンが挿通される孔がそれぞれ形成されている。そして、開閉キャップと安全装置との重合部分のスライド溝内でスライドピンが橋絡される。このスライドピンによって開閉キャップと安全装置とが接続されている。
上記構成では、スライドピンが開閉キャップの回動を阻害する位置を取ることで開閉キャップの不意の開閉を防いでいる。一方、安全装置を握って回動させるとスライド溝の位置が移動し、スライドピンが開閉キャップの回動を阻害しない位置を取る。これにより、開閉キャップの回動が可能になり、フックの鉤口を開閉することができる。
【0004】
スライドピンを用いたその他の構造として、安全装置だけでなくフック本体にもスライド溝が形成され、フック本体、開閉キャップ及び安全装置をスライドピンで接続している構造や、フック本体の内側に切削加工にて孔をあけ、その中に安全装置を組み込んだ構造も知られている。
【0005】
また、スライドピンを使用しない構造として、特許文献2に示されるフックでは、開閉キャップに相当するゲートアーム及び安全装置に相当するロックアームがその先端で相互に当接するように構成されている。具体的には、溝型断面を有するゲートアームの側板の後端部に舌片が設けられており、この舌片はフック本体の基部に向かう先端を有している。また、溝型断面を有するロックアームの枢軸の近傍域にフック本体の基部に沿わせて一体的に舌片が設けられている。
【0006】
上記構成では、ゲートアームにロックアームが当接している配置でゲートアームにフック本体の基部へ向かう力を付与しても、当接しているロックアームに阻まれゲートアームは回動できない。このようにこの配置では、フック本体の先端部とゲートアームの先端部との係合が維持される。
ロックアームを握って回動させるとロックアームの舌片の位置が移動し、ゲートアームの舌片とは当接しない位置を取る。これにより、ゲートアームの回動が可能になり、フックの鉤口を開閉することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平5-62270号公報
特開2010-284279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記フックの小型化が望まれている。小型フックは、例えば、作業者が装着するハーネスにランヤードを繋ぐ接続用のフックなどの用途が想定される。
しかし、上記特許文献1に示す構造では、小型化によりフックを構成する各部材と比較してスライド溝の占める割合が相対的に大きくなる。スライド溝の割合が大きくなるとスライド溝が形成されている部材の強度が低下して、小型フックの安全性に問題が生じる場合がある。
また、スライドピンを用いる構造や、フック本体の内部に安全装置を組み込む構造では、かしめや切削など加工の手間やコストが多くかかっていた。
【0009】
上記特許文献2に示す構造でも、小型化によってフック自身の外形が小さくなるため、回動させる安全装置の一部が他の部分に干渉しないよう逃がすためのスペースが確保できない場合がある。
更に、板材を曲げるなどして製作された開閉キャップは、小型フックとして使用する場合に、その強度が不十分となるおそれがある。
【0010】
本発明の目的は、比較的安価に製作可能で、小型で高強度のフックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
藤井電工株式会社
ストラップの保護カバー
3日前
新生テクノス株式会社
安全帯用フック
18日前
個人
流路体
28日前
個人
クラッチ装置
1か月前
個人
保持機
3か月前
個人
免震留具
2か月前
個人
振り子式免震装置
4か月前
個人
固着具と成形品部材
25日前
個人
ネジの緩み防止装置
4か月前
藤井電工株式会社
フック
3か月前
個人
緩み防止ナット
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
28日前
株式会社オンダ製作所
継手
10日前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
11日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
11日前
株式会社テイエルブイ
排気弁
5か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社フジキン
バルブ
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
11日前
個人
固着具と固着具の固定方法
4日前
日動電工株式会社
保持具
3か月前
株式会社不二工機
逆止弁
24日前
個人
配管用エルボカバー
4か月前
株式会社ナベル
直動機構
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
18日前
未来工業株式会社
固定体
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
4か月前
協和工業株式会社
空気弁
3日前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
矢崎化工株式会社
連結具
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る