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公開番号2024148751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062142
出願日2023-04-06
発明の名称ネジの緩み防止装置
出願人個人
代理人
主分類F16B 39/286 20060101AFI20241010BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】雌ネジと雌ネジにネジ込んだボルトとの間で生じる回転緩みを、ボルトの締め付け軸力で生じる摩擦抵抗トルクで防止し、その後、ボルトを緩み方向にわずかに逆回転させて雌ネジ内のボルトの軸力を開放にすることで、ボルトに作用する軸力を被締結体との締結軸力のみにできるネジの緩み止め装置を提供する。
【解決手段】雌ネジに螺入する連結穴部11を有する長ネジ10と、連結穴部11と連結する連結軸部22とテーパー部21を有する連結圧入金具20、連結圧入金具20のテーパー部21により切欠きが拡張して雌ネジ内径面方向に圧着するテーパー穴部33とネジ山31を有する圧着金具30からなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ネジ軸方向の端面に真円以外で定形または不定形の断面の連結穴部を有する長ネジ及び連結穴部と同じ断面形状でわずかに小さい多角形の連結軸部を有する連結圧入金具と、軸方向に切欠きがあり雌ネジの内径方向に拡張に拡張し軸方向の移動は雌ネジの底又は、雌ネジの貫通端に取り付けた止めネジで固定された外周がネジの圧着金具または、軸方向に切欠きがあり雌ネジの内径方向に拡張し軸方向の移動は雌ネジの底又は、雌ネジの貫通端に取り付けた止めネジで固定されたた外周が円筒形の圧着金具とで構成され、長ネジに緩みを防止するためのトルクを加えると、長ネジの雌ネジ方向の端面の真円以外で定形または不定形の断面の連結穴部は連結穴部と同じ断面形状でわずかに小さい多角形の連結圧入金具の連結軸部とわずかな隙間を有して係合して、軸方向に切欠きがある圧着金具は圧入され雌ネジの内径方向に拡張して雌ネジとの間で摩擦抵抗力が発生してネジの回転緩みを防止し、摩擦抵抗力が生成されたあと長ネジを緩み方向に逆回転させると連結穴部と連結軸部にある隙間でわずかに緩み回転させることで、連結圧入金具のテーパー部による圧着金具のテーパー穴部への圧入で生じた、雌ネジ内の長ネジの締め付け軸力を開放にすることができるネジの緩み止め装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネジの緩み止めに関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
これまでに、ネジの緩みによる事故が数多く報告されています。緩みとはネジの張力が低下し締め付け力が低下することで、多くの研究においてネジは必ず緩むとされています。おもな緩みの原因は、初期緩み、陥没緩み、振動緩み、衝撃緩み、温度差による緩み、戻り回転緩み、繰り返される軸直角振動などとされています。
【0003】
そのなかでも最も多いのが、振動によりネジの表面粗や締め付け座面などの摩耗による緩みが原因で起こり、その対策として回転緩みを防止する割ピンの剪断力を利用した溝付きナットや、ネジの抵抗トルクを付加できる機構や装置が多く発明や考案がされています。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3814243号
【0005】
特許第3709183号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、凸部2と円盤状受部材4は一体化していないため、軸方向で円盤状受部材4の位置が定まらず、被締結体を締め付けトルクで締め付けした状態で円盤状受部材4の凹部3偏心部で結合が不十で、緩みを防止する付加トルクが足りず緩む可能性がある。
【0007】
また、長ネジ1には付加トルクにより生成され軸力で内部応力が残り、締め付けトルクで生成された内部応力に加算され、雌ネジ内の長ネジ1の内部応力が増加することから、材質の選定には十分な配慮と、雌ネジ内で長ネジ1と同様の応力があることから、アルミ合金などへの雌ネジ深さを考慮した設計が必要となる。
【0008】
特許文献2の弾性部7には、主雄螺子部5と副雄螺子部8の間には、螺嵌時に生じた伸張による張力と主雄螺子部5が副雄螺子部8に伝達する緩み防止トルクで剪断力が生じて、特許文献1と同様、雌ネジ内での長ネジ1と同様に内部応力の増加で強度不足になる問題ある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するために本発明のネジの緩み防止装置は長ネジ及び、長ネジの軸力を圧着金具に伝達する連結圧入金具、連結圧入金具の圧入により拡張され雌ネジと摩擦抵抗力を生じさせて緩みを防止する圧着金具を備える。
【0010】
長ネジは雌ネジ方向の端面に円以外の断面形状の連結穴部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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