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公開番号2025024927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129314
出願日2023-08-08
発明の名称内燃機関制御装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250214BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】低廉なコストによってスロットル開度センサの異常を判定することができる内燃機関制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関制御装置100は、内燃機関1の吸気通路11aに設けられる内燃機関1のスロットル弁14の開度に応じた信号を出力するスロットル開度センサ104より出力される信号に基づいて、スロットル弁14の第1の開度を導出する第1の導出部111と、スロットル弁14の第2の開度を導出する第2の導出部112と、第1の開度と、第2の開度と、を比較した比較値が所定値以上である状態が所定時間継続したとき、スロットル開度センサ104の異常に対応する処理を実行する制御部113と、を有し、第2の導出部112は、吸気通路11aにおけるスロットル弁14の下流側の吸気圧に基づいて、第2の開度を導出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の吸気通路に設けられる前記内燃機関のスロットル弁の開度に応じた信号を出力するスロットル開度センサより出力される前記信号に基づいて、前記スロットル弁の第1の開度を導出する第1の導出部と、
前記スロットル弁の第2の開度を導出する第2の導出部と、
前記第1の開度と、前記第2の開度と、を比較した比較値が所定値以上である状態が所定時間継続したとき、前記スロットル開度センサの異常に対応する処理を実行する制御部と、
を有し、
前記第2の導出部は、
前記吸気通路における前記スロットル弁の下流側の吸気圧に基づいて、前記第2の開度を導出する、
ことを特徴とする内燃機関制御装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記第2の導出部は、
前記内燃機関の燃焼サイクルの吸気行程が終了した際の前記吸気圧に基づいて前記第2の開度を導出する、
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内燃機関を制御する内燃機関制御装置では、並列に配設した2つのスロットル開度センサの出力値の差が一定値以上の場合に、スロットル開度センサの異常であると判断して、内燃機関の出力等を制限している。
【0003】
特許文献1は、スロットルバルブの開度を検出する2つのスロットル開度センサを並列に配設してなる2重系のセンサシステムにおいて、2つのスロットル開度センサの出力差が所定値以上になった場合に、2つのスロットル開度センサのうちのいずれかが異常であると判断する内燃機関のスロットル制御装置を開示している。
【0004】
また、近年、小型車両においてはコストダウンも重要なパフォーマンスの1つであるため、小型車両向けのスロットル制御装置に対しては、コストダウンの要求がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-312435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1においては、2つのスロットル開度センサを用いてスロットル開度センサの異常を判断する必要があるため、コストダウンの要求に十分に応えることができないという課題を有する。
【0007】
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、低廉なコストによってスロットル開度センサの異常を判定することができる内燃機関制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の目的を達成するべく、本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられる前記内燃機関のスロットル弁の開度に応じた信号を出力するスロットル開度センサより出力される前記信号に基づいて、前記スロットル弁の第1の開度を導出する第1の導出部と、前記スロットル弁の第2の開度を導出する第2の導出部と、前記第1の開度と、前記第2の開度と、を比較した比較値が所定値以上である状態が所定時間継続したとき、前記スロットル開度センサの異常に対応する処理を実行する制御部と、を有し、前記第2の導出部は、前記吸気通路における前記スロットル弁の下流側の吸気圧に基づいて、前記第2の開度を導出する、ことを一局面とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一局面にかかる内燃機関制御装置によれば、内燃機関の吸気通路に設けられる前記内燃機関のスロットル弁の開度に応じた信号を出力するスロットル開度センサより出力される前記信号に基づいて、前記スロットル弁の第1の開度を導出する第1の導出部と、前記スロットル弁の第2の開度を導出する第2の導出部と、前記第1の開度と、前記第2の開度と、を比較した比較値が所定値以上である状態が所定時間継続したとき、前記スロットル開度センサの異常に対応する処理を実行する制御部と、を有し、前記第2の導出部は、前記吸気通路における前記スロットル弁の下流側の吸気圧に基づいて、前記第2の開度を導出するものであるため、低廉なコストによってスロットル開度センサの異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る内燃機関制御装置の構成を示す図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る内燃機関制御装置が実行する異常判定処理を示すフロー図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る内燃機関制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る内燃機関制御装置が実行する異常判定処理を示すフロー図である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る内燃機関制御装置が実行する角加速度算出処理を示すフロー図である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る内燃機関制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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