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公開番号2025016117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119176
出願日2023-07-21
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 41/04 20060101AFI20250124BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】触媒の過昇温を抑える。
【解決手段】制御装置70は、内燃機関10が備える複数の気筒のうちの一部の気筒への燃料供給を停止するとともに一部の気筒以外の残りの気筒への燃料供給を実施する特定気筒停止処理を実行する。制御装置70は、特定気筒停止処理の実行中は空燃比のフィードバック制御を停止する。そして、制御装置70は、特定気筒停止処理の実行中に燃料供給が実施される気筒を燃焼気筒としたときに、特定気筒停止処理の実行中は、吸気通路12に導入されるブローバイガスに含まれる揮発燃料量に基づいて燃焼気筒に供給する燃料量を減量補正する処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒と、排気通路に設けられた触媒と、クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に導入するブローバイガス通路と、を備える内燃機関に適用されて、前記複数の気筒のうちの一部の気筒への燃料供給を停止するとともに前記一部の気筒以外の残りの気筒への燃料供給を実施する特定気筒停止処理を実行する制御装置であって、
前記特定気筒停止処理の実行中は空燃比のフィードバック制御を停止するとともに、
前記特定気筒停止処理の実行中に燃料供給が実施される気筒を燃焼気筒としたときに、前記特定気筒停止処理の実行中は、前記吸気通路に導入される前記ブローバイガスに含まれる揮発燃料量に基づいて前記燃焼気筒に供給する燃料量を減量補正する処理を実行する
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、内燃機関が有する複数の気筒のうちの一部の気筒への燃料供給を停止するとともに、一部の気筒以外の残りの気筒への燃料供給を実施する特定気筒停止処理を実行する内燃機関の制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-60027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特定気筒停止処理の実行中に空燃比のフィードバック制御を実行すると、空燃比の制御性が低下するおそれがある、そのため、特定気筒停止処理の実行中は、空燃比のフィードバック制御を停止することが考えられる。
【0005】
他方、吸気通路に導入されるブローバイガスには揮発燃料が含まれることがある。特定気筒停止処理の実行によって燃料供給が停止されることにより燃焼が停止する停止気筒では、そうした揮発燃料が気筒内に流入した後、燃焼されることなく排気通路に流出する。そのため、排気通路に設けられた触媒には、狙いの量を超えた燃料が供給されることにより当該触媒の過昇温が生じるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、複数の気筒と、排気通路に設けられた触媒と、クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に導入するブローバイガス通路と、を備える内燃機関に適用されて、前記複数の気筒のうちの一部の気筒への燃料供給を停止するとともに前記一部の気筒以外の残りの気筒への燃料供給を実施する特定気筒停止処理を実行する制御装置である。この制御装置は、前記特定気筒停止処理の実行中は空燃比のフィードバック制御を停止するとともに、前記特定気筒停止処理の実行中に燃料供給が実施される気筒を燃焼気筒としたときに、前記特定気筒停止処理の実行中は、前記吸気通路に導入される前記ブローバイガスに含まれる揮発燃料量に基づいて前記燃焼気筒に供給する燃料量を減量補正する処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
この内燃機関の制御装置は、排気通路に設けられた触媒の過昇温を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態における内燃機関の構成を示す模式図である。
図2は、同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
<内燃機関及び制御装置の構成>
図1に示すように、内燃機関10は、例えば気筒#1~気筒#4といった4つの気筒を備えている。なお、内燃機関10は、車両に搭載される機関である。
【0010】
内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。内燃機関10は、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射弁16を備えている。吸気通路12に吸入された空気やポート噴射弁16から噴射された燃料は、吸気バルブ18の開弁に伴って燃焼室20に流入する。また、内燃機関10のシリンダヘッドには、燃焼室20に直接燃料を噴射する筒内噴射弁22が設けられている。燃焼室20内の空気と燃料との混合気は、点火プラグ24の火花放電に伴って燃焼に供される。
(【0011】以降は省略されています)

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