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公開番号2025014305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116772
出願日2023-07-18
発明の名称キャニスタ
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20250123BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】部品数の増加を抑えつつ、通気抵抗を抑制する。
【解決手段】キャニスタは、燃料蒸気を吸着する吸着材が配置される少なくとも1つの室と、流入ポートと、大気ポートと、流出ポートと、ケース部材とを備える。ケース部材は、少なくとも1つの室のうちの1つであって、粒状の吸着材が配置される室である特定室を形成する。また、ケース部材は、側壁部と、少なくとも1つの突出部と、を有する。側壁部は、特定室における流体の流れ方向の第1端部から第2端部まで広がり、特定室の内周面を形成する。少なくとも1つの突出部は、側壁部と一体に形成された部位であって、側壁部の内周面から突出する部位である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを有する車両に搭載されるよう構成されたキャニスタであって、
燃料蒸気を吸着する吸着材が配置された少なくとも1つの室と、
前記車両の燃料タンクから、前記少なくとも1つの室に燃料蒸気を流入させるよう構成された流入ポートと、
大気に開放されるよう構成された大気ポートと、
前記大気ポートから流入した前記大気により、前記吸着材に吸着した燃料蒸気を前記エンジンに向けて流出させるよう構成された流出ポートと、
前記少なくとも1つの室のうちの1つであって、粒状の吸着材が配置される室である特定室を形成するケース部材と、を備え、
前記ケース部材は、
前記特定室における流体の流れ方向の第1端部から第2端部まで広がり、前記特定室の内周面を形成する側壁部と、
前記側壁部と一体に形成された部位であって、前記側壁部の前記内周面から突出する部位である少なくとも1つの突出部と、を有する
キャニスタ。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載のキャニスタであって、
前記流入ポート及び前記流出ポートと、前記大気ポートとのうちの一方は、前記特定室の前記第1端部に設けられ、
前記少なくとも1つの突出部は、前記特定室の前記第1端部から、前記流れ方向に沿って延びる
キャニスタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタであって、
前記キャニスタの外周面を形成する部材であって、内部に前記少なくとも1つの室が設けられる部材である外側ケースをさらに備え、
前記ケース部材は、前記外側ケースの内部に配置された部材である
キャニスタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタであって、
前記側壁部の前記内周面には、前記特定室を周回するように、複数の前記突出部が並んで設けられている
キャニスタ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタであって、
前記流入ポート及び前記流出ポートと、前記大気ポートとのうちの一方は、前記特定室の前記第1端部に設けられており、
前記少なくとも1つの突出部は、前記第1端部に向かうに従い、前記内周面から当該突出部の頂部までの高さが高くなる
キャニスタ。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタであって、
前記流入ポート及び前記流出ポートと、前記大気ポートとのうちの一方は、前記特定室の前記第1端部に設けられ、
前記側壁部は、前記特定室の前記第1端部の周辺に位置する縮小部を有し、
前記縮小部は、前記特定室における前記流れ方向に直交する断面の面積を、前記第1端部に向かうに従い縮小するよう構成されており、
前記少なくとも1つの突出部は、前記縮小部に設けられている
キャニスタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、キャニスタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1,2に記載されているように、キャニスタにおける粒状の吸着材が配置された室に、同方向に延びる複数の棒状部を有する部材を配置する技術が知られている。このような技術によれば、該部材の各棒状部と、該室に配置された粒状の吸着材との間に空隙ができ、その結果、通気抵抗が低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-164344号公報
特開2022-164345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、キャニスタの室では、該室を形成するケースの壁面の付近で流体の流れが滞る傾向がある。これに対し、特許文献1,2に開示された技術では、主に室の中央に棒状部が位置している。しかも、棒状部は、ケースとは別部材として形成されており、キャニスタを構成する部品数が増加する恐れがある。
【0005】
本開示の一態様では、部品数の増加を抑えつつ、通気抵抗を抑制するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、エンジンを有する車両に搭載されるよう構成されたキャニスタであって、少なくとも1つの室と、流入ポートと、大気ポートと、流出ポートと、ケース部材と、を備える。少なくとも1つの室は、燃料蒸気を吸着する吸着材が配置される。流入ポートは、車両の燃料タンクから、少なくとも1つの室に燃料蒸気を流入させるよう構成される。大気ポートは、大気に開放されるよう構成される。流出ポートは、大気ポートから流入した大気により、吸着材に吸着した燃料蒸気をエンジンに向けて流出させるよう構成される。ケース部材は、少なくとも1つの室のうちの1つであって、粒状の吸着材が配置される室である特定室を形成する。また、ケース部材は、側壁部と、少なくとも1つの突出部と、を有する。側壁部は、特定室における流体の流れ方向の第1端部から第2端部まで広がり、特定室の内周面を形成する。少なくとも1つの突出部は、側壁部と一体に形成された部位であって、側壁部の内周面から突出する部位である。
【0007】
上記構成によれば、特定室の内周面の周辺では、側壁部と一体に形成された少なくとも1つの突出部と粒状の吸着材との間に空隙が形成されるため、内周面の周辺での流体の流れを促すことができる。したがって、部品数の増加を抑えつつ、キャニスタの通気抵抗を抑制できる。
【0008】
本開示の一態様では、流入ポート及び流出ポートと、大気ポートとのうちの一方は、特定室の第1端部に設けられてもよい。少なくとも1つの突出部は、特定室の第1端部から、流れ方向に沿って延びてもよい。
【0009】
上記構成によれば、特定室の内周面の周辺における流体の流れをより一層促すことができる。したがって、キャニスタの通気抵抗を抑制できる。
本開示の一態様は、キャニスタの外周面を形成する部材であって、内部に少なくとも1つの室が設けられる部材である外側ケースをさらに備えてもよい。ケース部材は、外側ケースの内部に配置された部材であってもよい。
【0010】
上記構成によれば、部品数の増加を抑えつつ、キャニスタの通気抵抗を抑制できる。
本開示の一態様では、側壁部の内周面には、特定室を周回するように、複数の突出部が並んで設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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