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公開番号2025009186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112013
出願日2023-07-07
発明の名称内燃機関
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類F02M 69/04 20060101AFI20250110BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】本発明の目的は、内燃機関の冷間始動時における排気エミッションを改善できる内燃機関を提供することである。
【解決手段】第1噴射弁は、吸気経路に燃料を噴射する。第2噴射弁は、吸気経路に燃料を噴射し、かつ、吸気経路において第1噴射弁より上流に位置している。第2噴射弁により燃料が噴射される第2噴射領域の第2中心線と吸気経路の中心線とが形成する第2角度は、第1噴射弁により燃料が噴射される第1噴射領域の第1中心線と吸気経路の中心線とが形成する第1角度より小さい。第2噴射領域は、吸気経路の内面に接している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室と、前記燃焼室に繋がる吸気経路と、が設けられた内燃機関であって、
前記内燃機関は、吸気弁と、第1噴射弁と、第2噴射弁と、を備えており、
前記第1噴射弁は、前記吸気経路に燃料を噴射し、
前記第2噴射弁は、前記吸気経路に燃料を噴射し、かつ、前記吸気経路において前記第1噴射弁より上流に位置しており、
前記吸気弁は、前記吸気経路において前記第1噴射弁および前記第2噴射弁より下流に位置しており、かつ、前記吸気経路を開閉し、
前記第2噴射弁により燃料が噴射される第2噴射領域の第2中心線と前記吸気経路の中心線とが形成する第2角度は、前記第1噴射弁により燃料が噴射される第1噴射領域の第1中心線と前記吸気経路の前記中心線とが形成する第1角度より小さく、
前記第2噴射領域は、前記吸気経路の内面に接している、
内燃機関。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記吸気経路は、直線状に延びる直線区間を有しており、
前記第2噴射弁は、前記直線区間に位置している、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記内燃機関は、制御装置を、さらに備えており、
前記制御装置は、同期噴射が終了するタイミングで前記第2噴射弁が噴射した燃料が、ピストンが下死点に位置するタイミングより前に前記燃焼室に到達するように、前記第2噴射弁を制御する、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の内燃機関に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の内燃機関および特許文献2に記載の内燃機関が知られている。特許文献1に記載の内燃機関は、噴霧粒径の大きい第1燃料噴射弁と噴霧粒径の小さい第2燃料噴射弁とを備えている。特許文献1に記載の内燃機関によれば、低温での内燃機関の始動時の排気エミッションの悪化が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-262174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、内燃機関の冷間始動時における排気エミッションを改善するための種々の内燃機関が提案されている。
そこで、本発明の目的は、内燃機関の冷間始動時における排気エミッションを改善できる内燃機関を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面は、
燃焼室と、前記燃焼室に繋がる吸気経路と、が設けられた内燃機関であって、
前記内燃機関は、吸気弁と、第1噴射弁と、第2噴射弁と、を備えており、
前記第1噴射弁は、前記吸気経路に燃料を噴射し、
前記第2噴射弁は、前記吸気経路に燃料を噴射し、かつ、前記吸気経路において前記第1噴射弁より上流に位置しており、
前記吸気弁は、前記吸気経路において前記第1噴射弁および前記第2噴射弁より下流に位置しており、かつ、前記吸気経路を開閉し、
【0006】
前記第2噴射弁により燃料が噴射される第2噴射領域の第2中心線と前記吸気経路の中心線とが形成する第2角度は、前記第1噴射弁により燃料が噴射される第1噴射領域の第1中心線と前記吸気経路の前記中心線とが形成する第1角度より小さく、
前記第2噴射領域は、前記吸気経路の内面に接している、
内燃機関である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、内燃機関の冷間始動時における排気エミッションを改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、内燃機関10の概略図である。
図2は、吸気経路R1の拡大図である。
図3は、冷間始動時における内燃機関10の動作を示すタイミングチャートである。
図4は、暖気後における内燃機関10の動作を示すタイミングチャートである。
図5は、制御装置100が実行するフローチャートである。
図6は、噴射期間T1における燃料の噴射の様子を示した図である。
図7は、ステップS2の詳細を示すフローチャートである。
図8は、制御装置100が使用するマップである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
[内燃機関の構造]
【0010】
以下に、本発明の位置実施形態に係る内燃機関10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、内燃機関10の概略図である。図2は、吸気経路R1の拡大図である。図1および図2において、ピストン18が移動する方向を上方向および下方向と定義する。ただし、本明細書での上方向および下方向は、説明の便宜上定義される方向であり、内燃機関10が実際に使用されるときの上方向および下方向と一致していなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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