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公開番号
2025006492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107316
出願日
2023-06-29
発明の名称
吸気マニホルドの支持構造
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
主分類
F02M
35/10 20060101AFI20250109BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】吸気マニホルドの前側の支持の負担が軽減される、吸気マニホルドの支持構造を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド6と、固定構造体2を含み、吸気マニホルド9を支持する支持構造であって、クランク軸心の軸長方向を左右方向、左右方向と直交する水平方向を前後方向、前後方向の一方側を前側として、吸気マニホルド9は、合成樹脂製のコレクタ部40と、コレクタ部40から前側に導出された複数の枝管部9aを備え、各枝管部9a・9bの前端側の吸気出口部9dがシリンダヘッド6に支持され、コレクタ部40は同一の二等辺三角形に形成される一対の連結板17・17を介して固定構造体2に弾性支持され、コレクタ部40の左右一端側であって、固定構造体2による支持側とは反対側にスロットルボディ12が取り付けられている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダヘッド6と、固定構造体2を含み、吸気マニホルド9を支持する支持構造であって、
クランク軸心Cの軸長方向を左右方向、左右方向と直交する水平方向を前後方向、前後方向の一方側を前側として、
吸気マニホルド9は、合成樹脂製のコレクタ部40と、コレクタ部40から前側に導出された複数の枝管部9a・9bを備え、各枝管部9a・9bの前端側の吸気出口部9dがシリンダヘッド6に支持され、コレクタ部40は同一の二等辺三角形に形成される一対の連結板17・17を介して固定構造体2に弾性支持され、
コレクタ部40の左右一端側であって、固定構造体2による支持側とは反対側にスロットルボディ12が取り付けられている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
スロットルボディ12は吸気配管14を介して固定構造物12Bに支持され、吸気配管14に弾性を備えた可撓性パイプ14Aが用いられている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項3】
請求項1に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
吸気マニホルド9の下方に固定構造体2が配置され、
コレクタ部40はその下部に被支持部15を備え、固定構造体2はその上側から上向きに突出する支持部16を備え、この固定構造体2の支持部16にコレクタ部40の被支持部15が支持されている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項4】
請求項3に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
固定構造体2がハウジング2Aaの分割合わせ面28Aを備え、固定構造体2の支持部16が分割合わせ面28Aに沿ってハウジング2Aaから突出している、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載された吸気マニホルドの支持構造において、
固定構造体2は支持部16を備え、この支持部16とコレクタ部40の被支持部15が弾性連結体Sを介して連結されている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項6】
請求項5に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
弾性連結体Sは、支持部16と被支持部15を両側から挟む一対の連結板17・17と、この一対の連結板17・17を支持部16と被支持部15に取り付ける一対の締結具18・19と、支持部16と被支持部15のいずれかに取り付けられるノックピン20を備え、ノックピン20は、一対の連結板17・17に挿通され、一対の締結具18・19の少なくとも一方の締結具18に弾性カラー23・23が装着され、一対の締結具18・19とノックピン20で位置決めされた弾性カラー23・23を介して固定構造体2の支持部16にコレクタ部40の被支持部15が弾性支持されている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項7】
請求項6に記載された吸気マニホルドの支持構造において、
一対の連結板17・17は、それぞれノックピン20を挿通するノックピン挿通孔20aと、一対の締結具18・19を挿通する締結具挿通孔18a・19aを備えると共に、ノックピン挿通孔20aを径方向に横断する仮想対称軸20bに対して、線対称形状で、一対の締結具挿通孔18a・19aが線対称位置に配置されるように構成されている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【請求項8】
吸気マニホルドの支持構造において、
各連結板17・17の頂角部17aにノックピン挿通孔20aが設けられ、頂角部17aと角度が異なる一対の底角部17b・17bに一対の締結具挿通孔18a・19aが設けられている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気マニホルドの支持構造に関し、詳しくは、吸気マニホルドの前側の支持の負担が軽減される、吸気マニホルドの支持構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シリンダヘッドと、吸気マニホルドと、スロットルボディを備え、吸気マニホルドは、コレクタ部と、コレクタ部から導出された複数の枝管を備え、枝管の導出方向を前側として、枝管の前端部がシリンダヘッドに支持され、コレクタ部にスロットルボディが取り付けられたエンジンがある (例えば、特許文献1の図3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-110297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
《問題点》 吸気マニホルドの前側の支持の負担が大きくなる。
特許文献1のエンジンでは、吸気マニホルドの支持がシリンダヘッド側での片持ち支持となっているため、コレクタ部の上下動による回転モーメントにより、吸気マニホルドの前側の支持の負担が大きくなる。
特に、コレクタ部に比較的重量が大きいスロットルボディが取り付けられているため、スロットルボディの上下動による回転モーメントにより、吸気マニホルドの前側の支持の負担が大きくなる。
【0005】
本発明の課題は、吸気マニホルドの前側の支持の負担が軽減される、吸気マニホルドの支持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の主要な構成は、次の通りである。
図5に例示するように、シリンダヘッド6と、固定構造体2を含み、吸気マニホルド9を支持する支持構造であって、
図4に例示するように、クランク軸心Cの軸長方向を左右方向、図3に例示するように、左右方向と直交する水平方向を前後方向、前後方向の一方側を前側として、
図5に例示するように、吸気マニホルド9は、合成樹脂製のコレクタ部40と、コレクタ部40から前側に導出された複数の枝管部9a・9b(枝管部9bについては図9参照)を備え、各枝管部9a・9bの前端側の吸気出口部9dがシリンダヘッド6に支持され、図7(B)に例示するように、コレクタ部40は同一の二等辺三角形に形成される一対の連結板17・17を介して固定構造体2に弾性支持され、
図5に例示するように、コレクタ部40の左右一端側であって、固定構造体2による支持側とは反対側にスロットルボディ12が取り付けられている、ことを特徴とする吸気マニホルドの支持構造。
【発明の効果】
【0007】
本願発明は、次の効果を奏する。
《効果》吸気マニホルド9の前側の支持の負担が軽減される。
図5に例示するように、コレクタ部40は一対の連結板17・17を介して固定構造体に弾性支持され、吸気マニホルド9が前後両持ち支持の状態になるため、吸気マニホルド9の前側の支持の負担が軽減される。
図5に例示するように、シリンダヘッド6から後側に離れたコレクタ部40が軽量な合成樹脂製であるため、コレクタ部40の上下動による回転モーメントが小さくなり、この点でも吸気マニホルド9の前側の支持の負担が軽減される。
図5に例示するように、コレクタ部40は固定構造体2に弾性支持されているため、コレクタ部40と比較的高重量のスロットルボディ12の上下の振動が軽減され、吸気マニホルド9の前側の支持の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る多目的四輪車を前方上方から見た斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンとその周辺部の説明図で、図2(A)は側面図、図2(B)は背面図である。
図2のエンジンの側面図である。
図2のエンジンの背面図である。
吸気マニホルドとその周辺部の斜視図である。
図5の背面図である。
図5の吸気マニホルドの下部支持構造を説明する図で、図7(A)は要部の断面図、図7(B)は要部の分解斜視図である。
図5の下部支持構造を説明する図で、図8(A)は要部の背面図、図8(B)は要部の斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンに用いる吸気マニホルドの横断平面図である。
図9の吸気マニホルドの縦断背面を示す斜視図である。
図1の多目的四輪車に搭載するエンジンに用いる検油装置の縦断側面図である。
図11の検油装置とその周辺部の斜視図である。
図12の検油装置の拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から図13は本発明の実施形態に係る多目的四輪車とこれに搭載するエンジンや変速装置を説明する図で、この実施形態では傾斜形の4サイクル直列2気筒ディーゼルエンジンやCTVを搭載した多目的四輪車について説明する。
【0010】
図1にオフロード用の多目的四輪車Vが示されており、図2に示すように、エンジンEは、クランク軸1Aが横向きとなる横置きで配置されている。
この実施形態では、図4に示すように、クランク軸心Cの軸長方向を左右方向、図3に示すように、左右方向と直交する水平方向を前後方向、前後方向の車両前進側を前側、その反対側を後側として説明する。
図1に示すように、この多目的四輪車Vは、左右一対の前輪31,31と、左右一対の後輪32,32と、フロントボンネット33と、搭乗部34と、後側の荷台(カーゴ)35とを備えている。パイプ材34pで囲まれた搭乗部34には、左右一対の座席(搭乗シート)34A・34Aが配置されている。図1中の符号34sは座席34Aの背凭れ、符号36は操向ハンドル、符号37は開閉ドアである。
(【0011】以降は省略されています)
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