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公開番号2025015892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118773
出願日2023-07-21
発明の名称管継手
出願人株式会社クボタケミックス
代理人個人
主分類E03C 1/12 20060101AFI20250124BHJP(上水;下水)
要約【課題】ゴム輪の破損を適切に防止できる管継手を提供する。
【解決手段】、管継手は、立て管部と枝管部(16)とを備える。枝管部は、排水横管の端部が挿入される受口本体、受口本体の内周面に形成されるゴム輪溝64、ゴム輪本体とリップ部とを有するゴム輪、および受口本体の内周面60aにゴム輪溝の奥側壁部70と連なって形成され、ゴム輪溝の内部空間64aと連通する逃げ空間82aを形成する空間形成部82を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
立て管部と前記立て管部から側方に突出する枝管部とを備え、排水立て管と排水横管との合流部分に設けられる管継手であって、
前記枝管部は、
前記排水横管の端部が挿入される受口本体、
前記受口本体の内周面に形成されるゴム輪溝、
前記ゴム輪溝に収容されるゴム輪本体と、前記ゴム輪本体の内周面から突出するリップ部とを有するゴム輪、および
前記受口本体の内周面に前記ゴム輪溝の奥側壁部と連なって形成され、当該ゴム輪溝の内部空間と連通する逃げ空間を形成する空間形成部を備える、管継手。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記空間形成部は、前記受口本体の底部のみに形成される、請求項1記載の管継手。
【請求項3】
前記受口本体の先端部の外周面下部を切り欠くように形成される平面部を備える、請求項1または2記載の管継手。
【請求項4】
前記受口本体の先端部の内径は、前記排水横管の外径の1.01倍以上1.15倍以下の大きさである、請求項1または2記載の管継手。
【請求項5】
前記受口本体の先端から前記ゴム輪溝の中央までの軸方向長さである第1長さは、5mm以上20mm以下である、請求項1または2記載の管継手。
【請求項6】
前記受口本体の奥部の内周面に形成されるストッパを備え、
前記ゴム輪溝の中央から前記ストッパの前記受口本体先端側の端縁までの軸方向長さである第2長さは、25mm以上50mm以下である、請求項1または2記載の管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、管継手に関し、特にたとえば、縦管状の管本体と管本体から側方に突出する枝管部とを備え、排水立て管と排水横管との合流部分に設けられる、管継手に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来のこの種の管継手(集合継手)の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術では、複数の管部材を組み合わせることで上部管継手および下部管継手を含む集合継手が形成される。また、枝管部(横管接続部)は、ゴム輪受口構造を有しており、排水横管の端部が挿入される受口本体を備える。受口本体の内周面には、ゴム輪溝が形成されており、このゴム輪溝には、ゴム輪が装着される。ゴム輪は、ゴム輪溝に収容されるゴム輪本体と、ゴム輪本体の内周面から突出するリップ部とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-38829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上部管継手または集合継手などの管継手の枝管部は、床下空間(建物の床スラブとフロアとの間の配管スペース)に配置される。この際、排水の流れ勾配を確保しつつ、床下空間の高さを抑えて住空間を広く確保するためには、枝管部を床スラブの上面に近接させて配置することが望ましい。一方、枝管部が床スラブに近接して配置されると、枝管部が備える受口本体に排水横管を接続(挿入)するときに斜め挿入になり易く、ゴム輪が損傷したり捲れたりして、施工不良(接続不良)を招く恐れがある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、管継手を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、枝管部に対して排水横管を接続する際の施工不良を適切に防止できる、管継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、立て管部と立て管部から側方に突出する枝管部とを備え、排水立て管と排水横管との合流部分に設けられる管継手であって、枝管部は、排水横管の端部が挿入される受口本体、受口本体の内周面に形成されるゴム輪溝、ゴム輪溝に収容されるゴム輪本体とゴム輪本体の内周面から突出するリップ部とを有するゴム輪、および受口本体の内周面にゴム輪溝の奥側壁部と連なって形成され、当該ゴム輪溝の内部空間と連通する逃げ空間を形成する空間形成部を備える、管継手である。
【0008】
第1の発明では、管継手は、立て管部と立て管部から側方に突出する枝管部とを備え、排水立て管と排水横管との合流部分に設けられる集合継手である。この管継手の枝管部は、ゴム輪受口構造を有しており、排水横管の端部が挿入される受口本体を備える。この受口本体の内周面には、ゴム輪溝が形成され、このゴム輪溝には、ゴム輪が装着される。ゴム輪は、ゴム輪溝に収容されるゴム輪本体と、ゴム輪本体の内周面から突出するリップ部とを有している。また、受口本体の内周面には、空間形成部が形成される。この空間形成部は、ゴム輪溝の奥側壁部と連なって形成され、ゴム輪溝の内部空間と連通する逃げ空間を形成する。このような枝管部では、仮に、排水横管の端部が斜め挿入されてゴム輪のリップ部が排水横管によって引き延ばされても、引き延ばされたリップ部は、空間形成部が形成する逃げ空間内に入り込む(逃げる)ことができるので、リップ部の挟み込みが回避される。
【0009】
第1の発明によれば、枝管部を床スラブに近接させて配置しても、枝管部がリップ部の逃げ空間を形成する空間形成部を有するので、枝管部に排水横管が斜め挿入された際のリップ部の挟み込みを適切に回避することができる。したがって、ゴム輪の破損および捲れを適切に防止でき、枝管部に対して排水横管を接続する際の施工不良を適切に防止できる。
【0010】
また、枝管部に排水横管の端部が斜め挿入されてもゴム輪の破損や捲れを防止できるので、必ずしも枝管部に排水横管の端部を真っ直ぐに入れる必要がなくなる。したがって、施工性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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