特許ウォッチ

公開番号2025059699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169948
出願日2023-09-29
発明の名称衛生洗浄装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類E03D 9/08 20060101AFI20250403BHJP(上水;下水)
要約【課題】ノズルユニットを安定して進退移動させることができる衛生洗浄装置が提供される。
【解決手段】便器とケーシングとの間で進退移動するノズルユニットと、前記ノズルユニットを摺動可能に支持する支持部と、を備え、前記ノズルユニットは、上向きに凸となるように湾曲しており、円弧状の軌道に沿って進退するノズルカバーを有し、前記支持部は、前記ノズルユニットの進退方向に延びる溝部と、前記溝部とは異なる位置で前記ノズルユニットの進退方向に延びるレール部と、を有し、前記ノズルユニットは、前記溝部に上下方向から挟み込まれるように保持され前記溝部に線接触する突出部と、前記レール部を上下方向から挟み込むように保持される凹部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項１】
便器とケーシングとの間で進退移動するノズルユニットと、
前記ノズルユニットを摺動可能に支持する支持部と、
を備え、
前記ノズルユニットは、上向きに凸となるように湾曲しており、円弧状の軌道に沿って進退するノズルカバーを有し、
前記支持部は、
前記ノズルユニットの進退方向に延びる溝部と、
前記溝部とは異なる位置で前記ノズルユニットの進退方向に延びるレール部と、
を有し、
前記ノズルユニットは、
前記溝部に上下方向から挟み込まれるように保持され前記溝部に線接触する突出部と、
前記レール部を上下方向から挟み込むように保持される凹部と、
を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
続きを表示（約 380 文字）【請求項２】
前記突出部は、前記ノズルユニットの左右方向の一側に設けられており、
前記凹部は、前記ノズルユニットの左右方向の他側に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の衛生洗浄装置。
【請求項３】
前記突出部は、前記凹部よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項１または２に記載の衛生洗浄装置。
【請求項４】
前記凹部は、前記レール部と接触する凸部を有することを特徴とする請求項１または２に記載の衛生洗浄装置。
【請求項５】
前記凸部は、
前記レール部の上面に対面する上側凸部と、
前記レール部の下面に対面する下側凸部と、
を有し、
前記上側凸部の突出寸法は、前記下側凸部の突出寸法よりも大きくなっていることを特徴とする請求項４に記載の衛生洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
局部洗浄を行うときに便器内に進出するノズルを備えた衛生洗浄装置が知られている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６５５１７１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ノズルは、ノズルを支持する支持部に対して摺動することで便器内に進出している。ノズルの進退移動によりノズルや支持部が摩耗した場合には、ノズルが安定して進退移動できなくなるおそれがある。
【０００５】
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ノズルを安定して進退移動させることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１の発明は、便器とケーシングとの間で進退移動するノズルユニットと、前記ノズルユニットを摺動可能に支持する支持部と、を備え、前記ノズルユニットは、上向きに凸となるように湾曲しており、円弧状の軌道に沿って進退するノズルカバーを有し、前記支持部は、前記ノズルユニットの進退方向に延びる溝部と、前記溝部とは異なる位置で前記ノズルユニットの進退方向に延びるレール部と、を有し、前記ノズルユニットは、前記溝部に上下方向から挟み込まれるように保持され前記溝部に線接触する突出部と、前記レール部を上下方向から挟み込むように保持される凹部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
【０００７】
この衛生洗浄装置によれば、ノズルユニットは、上向きに凸となるように湾曲しており、円弧状の軌道に沿って進退するノズルカバーを有している。これにより、ケーシングの高さ寸法を可及的に低くすることができるので、衛生洗浄装置の意匠性を向上できる。また、レール部と凹部および溝部と突出部とは、上下方向で挟み込まれるように係合している。この場合、突出部が溝部と線接触することにより、溝部との接触面積を可及的に小さくしている。これにより、支持部とノズルユニットとが繰り返し摺動された場合でも、摩耗によるがたつきや吐水ポイントのズレの発生を抑制できる。従って、支持部とノズルユニットとの強度を担保しつつ、ノズルユニットの安定した進退移動が可能となる。
【０００８】
第２の発明は、第１の発明において、前記突出部は、前記ノズルユニットの左右方向の一側に設けられており、前記凹部は、前記ノズルユニットの左右方向の他側に設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
【０００９】
この衛生洗浄装置によれば、ノズルユニットの突出部および凹部を、支持部の溝部およびレール部に効率よく噛み合わせることができる。その結果、ノズルユニットを安定して進退移動させることができる。
【００１０】
第３の発明は、第１または第２の発明において、前記突出部は、前記凹部よりも上方に設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
（【００１１】以降は省略されています）

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